社会人で看護学校に合格するためには

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看護大学、看護専門学校など学校も色々とあります。

予備校に通う

看護学校の受験科目にもよりますが、国語、数学、英語の3教科を受験科目に設定しているところが多いでしょう。社会人といえば最後に学校を出てからブランクがあると思いますので、一度勉強し直してから受験したほうが合格率が高まるでしょう。

社会人向けの医療系受験の予備校や塾もありますので、単発でも、長期でもいいので通ったうえで受験する方法があります。

独学で勉強する

予備校に通わず、独学だけで受験の勉強をすることももちろん可能です。

筆者も独学と家庭教師を2回ほど受けただけで受験して合格しています。

独学の場合は、まずは受験する看護学校の過去問を取り寄せましょう。書店で販売されている事もありますし、販売がない場合は学校に問い合わせれば販売している事もあります。

オープンスクールに行くともらえるという学校もあるようですので、まずは傾向と対策を立てるためにも過去問は必ず見ておきましょう。

筆者の場合は現代文だけの試験でしたので、過去問を見て、レベル的には私立大学レベルの内容でしたから、私立大学受験のための現代文の問題集や参考書を購入しました。また漢字も毎年10問ほど出されていたので、私立大学受験レベルの漢字の本も購入して漢字の読み書きができるようにも勉強していました。

家庭教師を頼む

家庭教師を依頼するという方法もあります。

家庭教師を派遣してくれるところはあまり単発では派遣してくれません。

前もって半年や1年という期間で会費を支払ったり入会金を支払い、月謝を支払ってみてもらう事になります。

筆者の場合は、10月に受験で9月にかけこみで家庭教師に見てもらいたいと突然思い立ったために、ダメ元で家庭教師を派遣している会社にメールを送ってみました。

すぐに連絡が来て、まずは話を聞くとのことで、先生ではなくて派遣センターの所長さんが来てくれました。そして事情を話して、単発で1回だけでいいので見てもらう契約をしました。

そのときとても良心的な方で、入会金は合格したらでよいと言ってもらえたような気がします。

通常は1回1時間のところ、時間もないので、1回2時間で詰めてみてもらう事にしました。

しかも1回見てもらったらもう一度見てもらいたくなったので、追加で2回目も依頼しました。京都大学の学生さんが来てくれました。現代文ですので、読解力というか、なかなか教えてもらうと言っても難しいのですが、過去問に解答がついていなかったので先生に解いてもらって答えをもらいました。多分入会金から月謝まで合わせて6万円ほど支払ったと記憶しています。

なぜ看護師になりたいと思っているのか

社会人入試の場合、面接はだいたいあると思います。そこで必ず聞かれることは、今の状況を変えてでもなぜ看護師になりたいと思っているのか確認されます。看護学校というのはとてもハードで厳しい世界です。しかも社会人を一度経験しているとさらに大変なことも色々とあります。せっかく入学してもらったのにすぐに辞めてしまうような意志の弱い人だと学校側も困りますので、なぜ看護師になりたいと思ったのか、その志望動機は必ず聞かれると思いますので用意しておいてください。


・安定した職業に就きたかったから

これでもいいと思います。社会人は退学率が少ないといわれています。現役の学生と比べると生活を背負っている人が多いですし、自分の人生をかけて一念発起して看護師になろうとしている人が多いので、安定した職業についてこれから働いていきたいことを看護師になりたい動機にしている人も多いでしょう。それでもOKです。ここは正直に伝えても問題ないでしょう。


・シングルマザーで生活が苦しい

離婚してシングルマザーで何とか生活していかないといけないから通うという人も少なくありません。こういった状況にある人は看護学校も優しいですので、悪いことではないですから志望動機として伝えてもいいでしょう。むしろシングルマザーだと、子供もいて生活もかかっているので少々のことでは辞めないと思っていますから学校も採用しやすいです。


・介護職に就いている

介護職についていて看護師を目指すという人も多いです。介護職もやりがいがある仕事ではありますが、お給料の面で安いというデメリットもあると聞いていますので、介護職についている人の看護学校入学はとても多いです。


・医療系の仕事をしている

医療系の仕事をしていてステップアップのために看護師になりたいという人も多いです。医療事務をしている、看護助手をしているリハビリ助手をしているなど、何らかの医療系の仕事をしていて看護師を目指すという人は多いでしょう。

筆者もリハビリ助手を5年間していましたが、志望動機は看護師の仕事がとても素晴らしい仕事だと思ったので、今からでも遅くはないと思って看護師を目指しました。

コミュニケーション能力を高めておく

看護師に必要な能力の一つにコミュニケーション能力があります。

受験でもコミュニケーション能力については試されます。面接は個人と集団があるところもありますし、グループディスカッションを入試の査定に入れているところもあります。グループディスカッションでは自分のことをアピールするのはもちろんですが、周りの人との協調性、そしてどれだけ気遣う事ができるのかが試されますのでとても大事です。日頃からコミュニケーションが得意という人はいいですが、苦手だという人は、単発で開催されているコミュニケーション講座などに出て能力を磨いておくのも一つの方法です。

著者プロフィール
Sharetube