【アニメ化】(祝)ムヒョとロージー!!!!
10年越しの…
10年前に週刊少年ジャンプで連載を終了した『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』
が…、2018年夏にBSスカパー!、アニマックスでアニメ化する。
個人的にネットニュースで読んだ時、
本当に嬉しくて叫んでしまった…!!
だがそれと同時に
“なぜ今さら…?”
と疑問を持ってしまった人は私だけではないはずだろう。
そもそもムヒョロジって何の話?
同作は、人間に危害を加える霊の犯罪を裁き、あの世へ送る能力“魔法律”の執行人・ムヒョと、助手を務めるロージーのコンビが、霊にまつわる事件を解決していく姿を描いたダークファンタジー。2004年から2008年にかけて「ジャンプ」誌上で連載され、現在も根強い支持を得ており、終了から10年を経てまさに異例のアニメ化が決定した。
声優をはじめとする詳細はまだ明かされていないが、原作でも大きなカギとなった、ムヒョの魔法律学校時代のライバル・エンチューこと円空継(まどか そらつぐ)との戦いが描かれるようだ。
新たなストーリーを連載
さらに、ムヒョロジは新たな魔属魔具師編を3/19~ジャンプ+で連載を始めている。ジャンプ+とは、集英社が公式に漫画を無料で配信しているアプリで、ここで第一話が配信されている。
自分も早速読んでみたが、画力が昔より可愛くなっていて読みやすくなった気がする。
個人的には前の独特のタッチの方が好きだったが万人受けは難しい…。
現在の画力になるまで相当な努力や困難があったと察するに及ばない。
ムヒョロジの連載が終了してからも、作者である西義之氏は
“ぼっけさん”
“魔族探偵バビロ”
“ライカンスコープ”
などジャンプで連載を行ってきたが、早期に連載終了したものが残念ながら多かった。
ジャンプで連載を持っていない期間は、コミケでの同人誌やグッズ販売活動を精力的に行っていたようである。
自分もムヒョロジの続きが読みたくて、西氏のTwitterで宣伝されていたムヒョロジの同人誌をとらのあなに買いに行ったことがある。
書籍の塗装が丁寧で感動を覚えたのも懐かしく、そこに西氏のこだわりが詰まっている。
このような変遷を辿って現在のムヒョロジの画力になった訳なのである。
ジャンプ+での配信は月一回なので、来月の続きが非常に楽しみだ。
オススメする話
自分がムヒョロジを読んでいたのは中学時代であり、今でも読み返すと非常に面白い。ここでオススメする話をベスト③を詳しく説明を交えて発表する。
第3位 顔剥ぎソフィー
何者かによって監獄に幽閉されていた者たちの封印の札が外された。そこに旧友のビコがムヒョに依頼に来た。
現地に到着したムヒョたちは監獄内を確認しに行くが、ソフィーは既に脱獄した後で仲間の誰かに“成り代わり”が起きているのだった…。
自分が中学時代に読んで印象に強く残っている話である。
ソフィーは見た目は子供だが、監獄内で力が一番強いとして最下層に特別な子供部屋が造られ収容されていた。
その様に機嫌をうかがわないと監獄内でもどうなるか分からない。
ここの話もアニメ化するはずなので、今から非常にワクワクしている。
第2位 木偶のブープ
木偶(デグ)のブープとして、様々な禁術に手を染めてきた人物。箱舟(禁魔法律家たちの組織)の古参メンバーであり、同じ箱舟の仲間のコルトロウ兄弟の師匠である。
ブープは木偶を巧みに操り戦うが、いざという時は仲間殺しも厭わない。
コルトロウ兄弟の長女“アイビー”はゴリョーとの戦闘で瀕死の傷を負った際、
ブープに『もう使えない…。』と言われたあげく、そのまま殺害されてしまった。
アジトに帰ったブープはアイビーの弟“キッド”に『既にアイビーは敵にやられてしまっていた…。』と嘘の説明をする。
これに怒ったキッドは、ムヒョたちを倒しに現れるが…。
悲しい話であるが、コルトロウ兄弟の強い兄弟愛が綺麗に描かれている。最後にブープが倒される所でスカッとしてとても気持ちがいい。
ここまでアニメ化出来るかは分からない。
2クールあるのならばギリギリアニメになる可能性があるかも知れない。
第1位 ムヒョvsエンチュー
エンチューがムヒョたち全員をこの奈落の穴に落としてしまった。しかし、ムヒョは諦めず最後の戦いの幕が上がる…。
第1位は、ムヒョvsエンチューのラストバトル。自身の転生の為にエンチューの身体を狙っていたティキと、エンチューが一体化してしまい手が変形してしまっている。
しかし、エンチューがティキに母を殺された心の揺らぎにより、ティキは剥がすことが出来た。
ラストバトルが終わった後、ムヒョはずっとエンチューのことを気にかけていたと問いかける。今まで憎しみで溢れていたエンチューが改心し、ムヒョたち仲間に謝罪しつつ昔の様に優しい人間に戻りたいと願う。
エンチューも子供時代に魔法律を勉強していた身であるので、自分の罪を償わないといけないとムヒョたちに告げ、監獄に幽閉されることとなった。
ここでの別れの場面での友情が大切に描かれている。今までムヒョロジを読んで来て、やっと長い戦いが終わったんだ…という気持ちと、
もう終わってしまうんだ…という寂しい気持ちが重なりながら読んだ記憶を思い出した。
綺麗に途中フラグも回収出来て、とても良い終わりだった。
夏までのお楽しみ
アニメ化ではここまでしっかりと放送して欲しいと言うのが本音だ。漫画の連載が終了していない作品ならば打ちきりは分かるが、既に終了しているのだから最後まで製作して綺麗に放送して貰いたい。
人気作品は連載中にアニメ化が多いが、こうやって10年越しのアニメ化はなかなか無いのではないだろうか。
アニメ化の続報を楽しみに待つとしよう…。