【心霊スポット】潰れた精神病院の内部⑦
白衣
白衣が掛けてあった。かつては先生がこれを着て診察していたのだろうと思われる。。
…ナースの服ではない。
開かない扉
この部屋の奥にドアがあったのだが、ドアの向こうには古新聞やら古雑誌が満載に積まれていた。押しても全然びくともしなかった。
残念ながらこの先は進めないようである…。
薬ビン
がれきの中に薬ビンが。中にはカプセルも入っており、相変わらず赤色のラベルであった。
つまりは、劇薬の薬品。
危ないのでこういうのは手を触れないでおくのが賢明な判断である…。
注射器
おっと、注射器のシリンダーが!針はついてないので未使用品であろう。
なんとガラスで出来ている。
今はプラスチックの使い捨てであるから、かなり前のものだと思われる。
この頃はC型肝炎なんて発見されてなかったんだろう…。
注射器の回し打ちなんて当たり前にあったのに違いない…。
ネガフィルム
引き出しの中にネガフィルムがあった。透かしてみるとどうやら看護師さんたちが写っている様だった。
多分、看護師さんたちのスナップ写真か旅行写真だろう。
胃薬
…!!また薬入りのビンを発見。
この薬はいまでは薬局でも買えるH2ブロッカー系の胃腸薬だと思われる。
鎮痛剤系や刺激の強い薬などは胃腸を荒らすことがあるので、胃薬も一緒に処方されることが多い。
柱時計
下をみると結構大きな柱時計が転がっていた。どうやら病院の新築祝いに寄贈されたもののようだった。
今時、珍しい手巻きぜんまいの時計である。
ボンボン時計という感じだろうか。
大量の判子
これは処方する薬や病名などが書いてある判子があった。処方箋やカルテに薬の名前や病名をを書く手間を省くために、こういう判子を使ってぽんぽん押していく。
判子は、主に精神薬のものだろう。
土地の権利書
これは詳しくは分からないが、どうやらここの土地の権利書のコピーのようである。なんでこんなところに……?
放置してあるのか分からないが・・・。
本物ではないからいいのか…?
採血管
バケツを覗くと、採血した血液を保存するガラス容器の採血管がいっぱいあった。中は真空になっていて、血管に管がつながってる針を刺し、管の先にも針が付いていて、採血管にその針を刺すと中に吸われるように血がスゥーっと入っていく。
入院したときの経験がこんなときに役に立つとは思いもしなかった・・・。
精神鑑定書
さて、この部屋はこの辺で後にして、さっきの部屋に戻り最初に目に付いたのが、先程の手書きの原稿であった。
それを改めて読んでみると…、
こ、これは、良くニュースなどで話題の精神鑑定書ではないか!
手書きの他に清書された原稿もあり、それがこれである。
今の世の中ではいわゆる差別表現として自粛される語句が用語として使われていた。
良くニュースとかでやっている精神鑑定と言うと心神喪失した凶悪犯が受けるものだと思っていた。
しかし、ほんの十数年前(だと思われる)はいわゆる知的障害などで比較的軽い犯罪を繰り返す社会不適合者も受けさせられて入院させられていたのではないか?と思わせられる程のものだった…。
その人の生い立ちが凝縮されている。
読んでいてとても切ない気持ちとなった…。。
健康に生まれて育ってきたことを親に感謝しなければならない。
壁のカレンダー
壁にカレンダーが貼ってあった。接着しているセロテープに年期が入っていることが伺い知れる。
恐らくカレンダーを剥がそうとすると、壁の塗装も剥げるだろう…。
リカちゃんのシール
カレンダーの隣には色褪せているリカちゃんのシールが貼ってあった。少しだけほのぼのとする瞬間だった。
新聞の切り抜き
さらに横には新聞の切り抜きが何故か貼りつけてあった。小学生連続刺殺までとはいかなくても、どの時代でも一部の精神病患者は犯罪を起こすようであった。
今ではプライバシーの保護や人権的なことで報道を自粛したりしてるようだが、この時代では患者の情報を公開して捜査を行っていたようである。
保険証のコピー
…!!コピーとはいえ保険証がこんなところに放置してあった。
名前、住所の他に精神患者の等級(レベル)も記載されている。
…重要なものだと思うのだが。
今はどこの病院でもこんな扱いはしていないだろう。
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http://sharetube.jp/article/10643/
目次1.真っ暗な部屋2.犬の写真3.手付かずの本棚4.請求書5.院長のカルテ6.カルテの棚7.公衆電話8.病院の入り口9.渡り廊下10.壁の落書き11.大量のダンボール12.四階へ…13.家財道具...
院長自身のカルテを発見…。