【売れたいなら必見】バンド活動における大切なこと_7
みなさんお久しぶりです!別にサボっていた訳ではありませんよ笑
前回は、ときめきとワクワクについて書いていきました。
言葉は時に曖昧で不自由なものなので、具体例を背景や思いを交えて並べてみると分かりやすいですよね。
今回からやっとリーダー君のストーリーを進めていきますが、どこまで進んだのか筆者含めて記憶が曖昧なので、あらすじついでに整理していきましょう。
リーダー君は、他のメンバーがバンドに対して一生懸命になってくれないのが不満で悩んでいました。
色々と考えた結果、自らがバンドや音楽を楽しんでやる事に気付いたという場面まで、お話が進んでいましたね。
それに気付いたリーダー君は、これからどうなっていくのでしょうか?
メンバーに歩み寄る
現実を知ったリーダー君は、一旦深呼吸をしてから考え方の方向を変えてみようと思いました。自分のやりたい事はなんなのか?
それを考えた時には、純粋にバンドで成功したいと思っている自分がいます。
信頼できるメンバーに囲まれて自分が信じる音楽を思う存分やりたい!
じゃあ現時点でメンバーって誰になるか?と考えた時に、やはり今のメンバーしか頭の中には出てきませんでした。
この先もっとすばらしいメンバーと出会えるかもしれないけど、今は少なくともこのメンバーでバンドをしたいと思っていることを再認識します。
じゃあ何ができるか?
リーダー君の意識は「自分と音楽」から「自分とメンバー」に変わっていきました。
ある日リーダー君はスタジオでメンバー達にこう言います。「俺が作る曲って、あんまり良く無いよなー。」
メンバー達は少しびっくりしました。
「どう思う?」って聞かれた訳ではなく、半ばリーダー君のひとり言っぽい感じだったのでどう答えれば良いのか分かりません。
その内の1人が意見を言いました。
「確かに少し野暮ったい感じはある」
「でも、サビに入っていくアレンジとか構成はおしゃれかな。」
リーダー君にとって意外な反応でした。
自分で見えていない部分が他のメンバーに見えていたことがとても新鮮に思えたからです。
この意見には他の2人も賛同しているようでした。
弱みを見せる
相手に歩み寄るというのは、相手の話を聞くだけと思われがちです。しかし、その状態にまで持っていくには相手からの信用や信頼がなければ成り立ちません。
その一つとして「相手に自分の弱い部分をさらけ出す」という方法があります。
リーダー君は、まさにその事を実行しました。
「リーダー君の作った曲が良くない」というのが、いつの間にかバンド内でタブーになっていたんですね。
タブーが出てくると、そこに亀裂が生まれます。
もしかすると他のメンバー3人は、その事をネタにしてリーダー君の見えないところで陰口を言っていたのかもしれません。
でも、これが本人の口から笑い話にされたらどうなるでしょうか?
これが弱みを見せる効果です。
3人は戸惑いながらもリーダー君への信頼は深まっていきます。
意見を言う
よく「意見をもっと言ってくれ」という人がいますが、意見が出ていない状態を作っているのが本人だったりすることが意外に多いです。今回の場合で言うと「曲が良くない」がタブーになっていた事によって意見が出しにくい状況になっていましたね。
全てではないですが、意見を言わない人ではなく言いづらい環境を作っていることによって意見が出されない場合があります。
タブーを解禁された3人は、心が自然と楽になりリーダー君へ曲についての意見は何を言ってもOKなんだと確信します。
他者からの意見というのは、本人にとって有意義であることが多くあります。
自分1人では難しい客観視というものが手軽にできますからね。
言われて傷ついたりムカついたりする意見も中にはありますが、図星だからこそ反応するのであって自分の課題である事には変わりません。
今回のまとめ
今回は弱みを見せて信頼を得るということをテーマに書きました。リーダー君が他者に触れて欲しく無い部分を自分から晒け出すことで、メンバーの心を開くことができましたよね。
触れて欲しく無い部分を「逆鱗」とも呼びます。
逆鱗は一枚だけ逆さに生えている竜の顎にある鱗をさしますが、ここには自分を見るための数多くのヒントが隠されています。
心を開くと言う行為は、こういった部分に躊躇なくアプローチしていくことなのかもしれませんね。