失業保険の給付を延長させる方法!?
会社を退職し、次の職が見つかるまで給付金をもらえる失業保険はありがたい制度だ。それでも受給期間には制限があり、期限が迫ると焦りも募るだろう。たとえば、自己都合による退職の場合、失業保険の加入期間が10年未満であれば、受給期間は90日までとされている。だが、この受給期間を延長する方法があるのだ。その方法とは、「公共職業訓練」を利用すること。先に挙げた受給期間90日の場合、60日分を受給した後に60日間の公共職業訓練を受講すれば、其学校に通い続ける限り失業給付金がもらえることになる。つまり、このケースでは本来よりプラス30日の120日まで受給できるのだ。
これは「訓練延長給付」と呼ばれ、失業保険で認められている制度である。さらに受講中は、1日500円の「受講手当」、そして月額4万2500円を上限とする「通所手当」、いわゆる交通費も受け取ることができる。また受講のため家族と離れ、寄宿する場合は月額1万7000円の「寄宿手当」がある。これらをうまく活用して、再就職への道を切り開こう。
前の記事労災事故に認めさせる方法