セレブ生活は真っ赤な嘘だった?「ばびろんまつこ」の本当の正体 まとめ
《日本は夏も終わりのようですが、こちらはプライベートヴィラでプール開き!》《誕生日プレゼントはとうとうバッグやアクセサリーの域を超え、今年はなんと会社と車とドメインを貰いました》
そんな調子のツイートが逮捕前日までの1年で約400件。高級料理店での食事や身につけたブランド品の数々、海外の高級リゾートでの休日やセクシーな水着の自撮り写真をアップして、“セレブ美女”として知られていた「ばびろんまつこ」こと、松永かなえ容疑者(26才)が10月28日、京都府警に詐欺と商標法違反で逮捕された。
偽物のブランド品をネットオークションで販売して逮捕
容疑は今年5月、カルティエの偽ブレスレットをネットオークションに出品し、京都市内の40代女性に約65万円で販売したというもの。「松永は“中国から偽物を5万円ほどで買って正規品として出品した”と容疑を認め、これまで400万円を売り上げたと自供。被害総額は1000万円以上あるとみて捜査を進めている」(捜査関係者)
ばびろんまつことは?
Twitter https://twitter.com/matsuko1223 ば び ろ ん まつこ (@matsuko1223)さんのTwtterアカウント。 ハイパーエリートニート http://t.co/aisfBzPIsT Tokyo |
ところが、そのキラキラはすべてイミテーションだった。松永の知人が明かす。
「数か月前まではIT企業に広報として勤務してました。美人だけど普通のOL。彼女は“リッチなスポンサーがいる”といっていましたが、それも嘘だと思います。食事をおごってくれる男性は数人いたでしょうけど、収入は給料と偽ブランド品を売ったお金ぐらいじゃないですか。高級住宅地の東京・白金に住んでいることをアピールしていましたが、実際は1LDKで家賃16万円ほどのマンション。自慢するほどのセレブ生活とはほど遠かったですよね」
「愛人バンクで収入を…」詐欺逮捕の元DMM美人広報、夜の顔
「彼女は、3年ほど前から都内にある数カ所の『愛人バンク』の登録していた。身長155センチほどと小柄でコロッとした体型。『デート中、食事では高いテンションで話していても、セックスになると露骨にテンションが下がるのが自分でもわかる』と言っていた。長く続いたパートナーはいなかったようです」「彼女は定期的にデートして、援助してもらえる複数のパートナーを確保していたので、安定した収入があった。1人に対して2、3時間程度のデートを月1、2回こなして、3万円から5万円の謝礼をもらっていた。デートといっても食事や映画を観に行くだけでなく、セックスを含む大人の関係もあった」(前出・飲食店関係者)
愛人稼業がセレブ生活を支えていたとみられる。松永容疑者は友人に「愛人クラブで知り合った男性にDMMの仕事を紹介された。業務委託契約で、報酬は月50万円くらい」と話していた。
「彼女は『販促プランナー』として業務請負していたが、業績が上がらず、契約解除になった。彼女はDMMの仕事が決まったときに、白金のワンルームから、道を挟んだ反対側の高級タワーマンションに引っ越した。ところがクビになってしまい、家賃が払えない。かといって引っ越そうにも2年の契約拘束があるので、違約金がかかるとこぼしていました」(友人)
DMM元美人広報の“偽セレブ詐欺女”Twitterでのセレブ自慢もパクリだとバレる
10月28日に京都府警に詐欺などの容疑で逮捕された東京都港区三田在住の無職、松永かなえ容疑者(26)は、Twitterでは「ばびろんまつこ」と名乗り、高級レストランへの出入りやブランド品を買い漁るゴージャスな生活を自慢していたが、自称年収3000万円は真っ赤なウソで、生活費を詐欺で工面する偽セレブ女だった。しかも、その自慢話について容疑者の友人女性からは「私の話したことを、自分がしたことのようにTwitterに書いていた」という話が飛び出している。「私は3年前に体調を崩して会社を辞め、それからは貯金を崩しながら暮らしていたんですが、彼女(松永容疑者)にはときどき、贅沢な旅行をしたときのことなどをメールしていたんです。あるとき、別の知人からの知らせで、彼女のTwitter内容の中に、私が伝えた内容にそっくりな書き込みを複数見つけたんです。私はあまりネットを見る方ではなく、彼女はそれを知っていたので利用したのかもしれませんが、気の許せる友人のことだったので、私が気付いたことは隠しておいたままでした」
もしかすると松永容疑者が、後にこの女性と同じ行動をとってTwitterに書いていたという可能性もなきにしもあらずだが、女性はこのパクリ疑惑より「逮捕の方がショックが大きくて、今も信じられない」という。
ばびろんまつこの生まれは長崎県の松浦市という田舎
びろんまつこが生まれ育ったのは、長崎県北部に位置する人口2万3000人あまりの松浦市。ばびろんまつこは農家の4人きょうだいの長女として生まれた。
「学級委員だったけど“ガリ勉”という感じじゃなかった。市のソフトテニス大会のダブルスで優勝するぐらいスポーツもできたけど、どちらかというとお笑い系。美人でもかわいいタイプでもないし、彼氏がいたという話は聞いたことないな。でも、中学の頃からアイプチをして、目をぱっちりさせることに熱中していた。そういう意味では、モテたい願望も強かったのかな」
地元の同級生が「昔と顔が全然違う」と驚愕
そんなばびろんまつこが生まれ育ったのは、長崎県北部に位置する人口2万3000人あまりの松浦市。ばびろんまつこは農家の4人きょうだいの長女として生まれた。中学時代の同級生が言う。「学級委員だったけど“ガリ勉”という感じじゃなかった。市のソフトテニス大会のダブルスで優勝するぐらいスポーツもできたけど、どちらかというとお笑い系。美人でもかわいいタイプでもないし、彼氏がいたという話は聞いたことないな。でも、中学の頃からアイプチをして、目をぱっちりさせることに熱中していた。そういう意味では、モテたい願望も強かったのかな」
高校は松浦市から一山越えた、佐世保市の進学校に入学し、岡山大学法学部に進学した。成人式で帰省した時、地元の同級生たちは彼女の変化を感じたという。
「成人式の同窓会で会った時、“岡山で高級外車の赤いアルファロメオに乗っている”と自慢話をしていたから、“ずいぶん変わったなぁ”と思った。でも、その時の顔は昔の顔のまま。だから、逮捕されたというニュースを見て、本当にびっくりしましたよ。顔が全然違っていたから」(別の中学時代の同級生)
逮捕時、ばびろんまつこは無職だった
大学卒業後は地元の大企業である大手テレビ通販会社に就職した。「有名社長と同じようにテレビに出られると思っていたようだ」(前出の知人)というが、テレビ出演の夢かなわず、上京してIT企業に転職。それも数か月前に離職していて、逮捕時は無職だったという。
ばびろんまつこの名言集
基本的に逮捕されてからメディアが取り扱うのは名言集ではなく迷言集なのですが、ここでは本気で迷言集をまとめてみました。長文を書くのは苦手で140文字に込める才能はあるな、と。
ばびろんまつこ画像集