どんどん便利にネットでサクッと…でもこれでいいの?コミュニケーションの方法と進化を考えた

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どんな方法で連絡、コミュニケーションしてますか?

誰かと連絡を取るときの手段って、どんどん新しいものが出てきますよね。早く連絡が取れて便利で機能も充実。


でも「楽で便利」な反面ストレスを感じたり、こんなコミュニケーションの取り方でいいの?と疑問を持つ人もいることも事実。


コミュニケーションツールについて、今回は自分自身や、周囲から聞いた意見も思いっ切り交えながら、まとめてみようと思います。


ちなみに使ってたツールなど、年代的な立ち位置をはっきりさせた方が良いと思ったので書きますが、私や自分の周囲は1970年前後生まれとしての価値観、考えになります。

コミュニケーションツール、ここ最近こんな感じに

電話はこんな感じで変化

古代は狼煙や伝書鳩などになりますが、流石にその辺りは割愛です。


ちょっとわかりにくい内容に思いましたが、確かに電話の場合は、固定電話→PCネット&携帯→ブロードバンド&スマホ、といった順で使われてきているな、と記憶しています。


今でいうガラケー?でメール機能もないような携帯電話が普及する前、ポケットベルもありました。


私含む周囲では大学時代にポケベル、社会人になってから徐々に携帯を持ち始め、入社数年後にエクセルなどを使って仕事をするようになったという流れです。


総務省の平成27年版「情報通信白書」から引用です。

携帯、契約数がすごい勢いに

通信サービスの、加入契約者数の推移です。2015年までしかないですが、2000年に携帯が固定電話を追い越し、勢いよく増え続けています。


こちらも総務省の平成27年版「情報通信白書」から。

そして、こんなにあるコミュニケーションの方法

まずは、コミュニケーションの種類と、良さも悪さも色々

コミュニケーションを取るのは携帯だけではありません。色々な方法があります。


ビジネス用に作られていますが、まずはそれぞれのメリット・デメリットになります。「Think! management 運営プロジェクト」で分かりやすく表になっていました。

1・対面で話す


■一番、直接的に伝わる方法だと思っています。なぜなら言葉だけではなく、非言語コミュニケーションが含まれるから。言葉だけではない情報も入ってくるからです。

(1) 非言語コミュニケーションの種類


「身振り、姿勢、表情、視線」「服装や髪型、声のトーンや声質」


(2) 普遍的な基礎的な感情


「身振り」などの非言語コミュニケーションの多くは文化によって異なるが、人間の基礎的な感情である「怒り、失望、恐怖、喜び、感動、驚き」などに対する表情は、普遍的なものとされる。

( → 「ポール・エクマンの研究成果」参照)


(3) 言葉より重要な役割


人間はコミュニケーションを行う時、言葉を使い互いの感情や意思を伝えあってもいるが、「目は口ほどにものをいう」といった諺にも示されているように、 言葉よりも「顔の表情、視線、身振り」などが、より重要な役割をになっていることがある。


(4) 意識、無意識的な用法


人間は日常的に複数の非言語的手がかりを使いメッセージを伝達しあっている。

これを非言語的コミュニケーション(non-verbal communication: NVC)という。

この非言語的なコミュニケーションは、意識して用いていることもあれば、無意識的に用いていることもある。


(5) その他の非言語的コミュニケーション


顔の表情、顔色、視線、身振り、手振り、体の姿勢、相手との物理的な距離の置き方などによって、人間は非言語的コミュニケーションを行っている。

出典:4.非言語(ノンバーバル)コミュニケーション


さらに、アルバート・メラビアンというアメリカの心理学者が1971年に発表した「3Vの法則」によると、耳から38%、目から55%もの情報をコミュニケーションで受け取るそうです。言葉そのものからは、わずか7%でした。


コミュニケーションとしては豊かで1番好きですが、デメリットは言ったことが、だいたいは記録されてない所です。日常会話ならいいですが、ビジネスなら議事録など必要ですね。

2・手紙

手間はかかるかも…手紙

■PCでのビジネス文書、ほかには友人知人に宛てた手紙がありますが、今はすっかり手紙を書く人も減ってしまいましたね。


便箋を選び、手書きで内容や住所を書き、切手を貼ってポストへ。手間がかかるので忙しい人は避けたいでしょうね。それだからこそ、受け取ったときは嬉しいものです。


デメリットはあまりないと思いますが、改まった場合に拝啓、敬具などの言葉や気候のあいさつなど間違えると恥ずかしい思いをすることに…。


そして、手紙と言えば「字」ですが、これもコミュニケーションの1つと含めたいです。


ちょっと前、こんな発言ありましたね。

手書きは効率悪いよね。もうこの時代で電子データでいいはず。アメリカで手書き履歴書は聞いたことない。だってメリットないダロウ

RT : 就活の履歴書で、最後の一文字でも間違えたら書き直し。修正テープはNGがマナー。
最後ぐらい許してと思うのですが。

	
■懐かしいですね、これには賛否両論!ホリエモン氏は賛同。


・PC履歴書に賛同な人

こんど転職する機会がもしあれば、履歴書は絶対パソコンで作るぞ。
手書きでなんかやってられるか!
何枚書くとおもってんねん!

確かに、何枚も書くかたは大変ですね。手書きの効率化を考えてみてはと思います。

社会に出たら結果しか見てもらえないのに、履歴書は手書きで書いて一生懸命なところを見せろとな???

結果しか見ないことはないですし、入社してない人の結果は見れないので、履歴書は判断材料の1つと考えます。

アメリカの就活で手書きの履歴書とかはないよ.僕の意見だが,手書きの履歴書を求めるのと残業にまみれた日本社会は根本的には同じ倫理的問題に基づいている気がする.人の時間を奪うことを気にしないんだろうか.

1枚履歴書に書いたテンプレを用意すれば、書き写すだけでそんなに時間かかると思えないのですが。
PCの履歴書に反対な人

こんなアナクロ親父は論外だけど、手書きの履歴書は、最終面接に残る上位5%にはなんの意味もないものの、絶対に採用したくない下位5%を弾くのには大変役に立つ(経験談)。

見るなり「うわあ」と声出してしまうようなのがあるからね。

>絶対に採用したくない下位5%を弾くのには大変役に立つ(経験談)。なるほど!

同感です。「うわぁ」もあります…。

そういう意味で、悪習と言われる手書きの履歴書にわたしは賛成なんだよね。字は本当に人を表す。単純に綺麗か汚いかじゃなくて、丁寧に書いたか雑に書いたかは見て分かる。どんなに忙しくても字を丁寧に書く人は、どんなに忙しくても丁寧な仕事をする。

字で見抜けない、という皆さん。程度によりますが見抜く人もいます。

字も見たいし汚くても良いから手書きの心のこもった履歴書を書いて欲しいわね
我が社なら書き直しかその時点で落とすわね

このかたの意図は不明ですが「字」は見たいですね。手書きのある業務があるなら、なおさらです。

文字でもコミュニケーションは取れると思う

■私達も履歴書は、字の上手下手より、丁寧に書かれたかを見ます。読む人に読めるよう配慮できる人かどうか。また、若い頃流行った文字の癖を直さずそのままの人は、性格も我が強い傾向も感じました。文字でわかるか!という人、少しでしかないけど案外わかるものです。


また、履歴書をPCで作るスキルなら、今は殆どの人が出来るだろうからあまり意味はないかと。偶然だと思いますが20年以上会社勤め、何社か転職をしてますが、PCより手書き履歴書の人のほうが、仕事ができる事が多い傾向に感じました。


必要があり英文履歴書も書きましたが、テンプレをコピペして所々変えるだけ。味気なかったです。

3・電話
4・FAXなど…

あまり話題にならない方法…

●FAX

普段使う人はほとんどいないと思うので、職場限定に近いでしょうね。注文書や休日のお知らせなど文書にしたい時は最適です。


●PCメール

こちらも友達には、もうあまり使わないかもですね。職場か、ネットショップへの問い合わせなどが多いような気がします。ただし海外の友人知人と連絡を取りたい場合には、とても便利ですよ。


FAXとPCメールのメリット、デメリットは良く似ています。


メリットは文書で残したい場合。デメリットは届かない時があることです。エラーで返ってくるといいのですが、受け取った方が見落とす場合も…。文書化、このメリットのため職場では活躍しているのかもしれません。


●携帯メール

こちらも使う人減りましたね。LINEを使ってなかったり、電話番号しか知らない人に送る位でしょうか。非常に存在感が薄くなりました。

5・SNS

主流はSNS?

■今はこちらが主流でしょうか?Facebook、ツイッター、インスタグラムなどのSNSです。全部ではなくてもどれか使っている人は多いと思います。誰かがアップした記事にコメントを着けるのもコミュニケーションですよね。


画像と文章をセットにして書けるのも楽しめる所なんでしょう。


また、メッセージを送れる機能もあるのでそれだけを利用する人も多い様子。逆に、苦手な人も結構います。ちなみに、利用率はこのようになっています。

LINEぶっちぎり!

こちらも総務省の「平成29年版情報通信白書」から、2012年から2016年までの、SNSの利用率です。少しずつ増えているので、すっかり定着した感じですね。

一番使われてる?無料通信アプリ

■LINEやSkypeなどです。スマホにアプリが入ってるので便利ですし文字だけ、スタンプ、実際に電話として話せたりの機能が無料なので、使う人が増えてますね。こちらもメリットは、遠方や海外とのやり取りが簡単にできる所です。


国際電話は面倒ですし、エアメールは場所によって日にちが掛かり過ぎますよね。


そして、不動の1位を誇るLINE。便利なのですが、こんな問題が。

LINEに既読がある意味あなたにはわかります?
既読無視防止のためですけど?
既読無視ってつらいよ、うん。

class="twitter-timeline-link u-hidden" dir="ltr" href="https://t.co/HAjP8n4YBE" data-pre-embedded="true">pic.twitter.com/HAjP8n4YBE

逆に返事必須は辛いです…。

未読スルーも辛いけど、既読スルーの方がもっと辛い(´Д`)
読んだなら早めに返してーって思う

相手の状況、心情を考える習慣が無くなってしまったのかな…とも感じます。

■既読スルー、未読スルーで悩む若い人がいるみたいなんですよね。


急な来客かもしれない、返信不要な内容と思ったかも、寝落ちしたかも、気分かも…色々考えられます。私も周囲も気にしない人が多いですし、四六時中スマホ触れる状況ばかりでもないですからね。


ここまで執着させてしまうし、送った相手が読んだかどうか気にしているかと思うと、プライベートに入り込まれているようで既読、未読が付くものは苦手です。

デジタルに頼りきりはこんな弊害が!

■エンジニア向けのサイトからですが、デジタルなコミュニケーションばかりの弊害が書かれています。


仕事上のことに関して書かれていますが、デジタルにこもりすぎると、アナログな情報の刺激が与えられないので創造性が失われる、とあります。


私たちの世代が携帯を持ち始めたのは、社会人になってからです。言葉は悪いですが、皆、口をそろえて「携帯を持ち始めてから頭が悪くなった気がする、あまり考えなくなった」と言っています。私もその1人です。

どんなコミュニケーション、好きですか?やっぱり直接話すのが一番好き!

このまとめを書こうと思ったのは、職場の事務員の1人が「こんな文字ばかりのコミュニケーションはつまらないな、直接お会いして話をした方が距離も縮まるし、どんな人かわかって仕事がしやすい」と言ったのがきっかけでした。きっと非言語コミュニケーションの事とアナログな刺激について言いたかったのでしょう。


彼女も私も最近他社に出向き、あいさつ回りや営業のお供が増え同様に思っていました。


今のコミュニケーションツールは便利で、スピードも早い。海外とも時差があまり無ければ、リアルタイムに近いやりとりも可能。効率が良くなるのはわかります。それも急かされる息苦しさや、突然繋がりの切れる危うさを感じます。


やっぱり五感を使い、温かみのある対面の会話や繋がりが一番好きだなあと改めて思いました。

著者プロフィール
Sharetube