結局どうなってるの?どうすればいいの…?たばこ関連について調べてみた

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喫煙者の肩身が狭い世の中になりました

最近は喫煙率も減っているみたいで、スモハラ、副流煙など喫煙者にはなにかと肩身の狭い流れになってきましたね。「禁煙ファシズム」という言葉もでるくらいの勢いです。もう極悪人みたいに言う人もいますよね。


それならなぜたばこの販売を辞めないのだろう?実際に癌やほかの病気との関係はあるのかな?受動喫煙ってそこまで大変な事なのかな?と、思い調べてみました。


今回は正確な数字などが欲しかったので、引用やデータ多めです。

東京の喫煙者さん…こんな条例できましたね

東京都の「受動喫煙防止条例案」

●従業員を雇っている飲食店は、原則として全面禁煙。従業員を副流煙から守るためとのこと。ただし屋外公衆喫煙所の設置経費を全額補助するそうです。


吸えないならもう外食やめよう、という人が増えて経営に影響出ないのでしょうか。お店の外なら吸っていいみたいなので、大丈夫なのかな。


今はランチタイムなどは完全禁煙の店も多いですね。路上で吸えない区域も増えて、喫煙者は喫煙所に密集するしかなくなってきました。さらに追い打ちです。

またまた値上げですって!

今回の値上げで、ラーク以外の3ブランドは1箱の価格が500円を超える見通しだ。マールボロの主力製品の価格は470円から520円、パーラメントは450円から500円、バージニア・エスも450円から500円となる見込み。日本たばこ産業(JT)などの製品も含め、足元で500円を超える紙巻き製品は極めて少ない。

出典:フィリップモリス、たばこ値上げ マールボロ500円超へ  :...

日本経済新聞 より引用です。
●米フィリップ・モリス・インターナショナル日本法人が、紙巻きたばこ86銘柄の値上げを申請しました。財務省に認可されれば、10月1日から、またたばこが高くなります。


一気に値上げすると止める人が増えるかもしれないので、ジリジリと値上げしていくんだろうなあ、と思いました。

まず実際のところ、健康にはどうなの?病気になるの?

有害物質のなかでも、よく知られているのは、ニコチン、タール、一酸化炭素です。


そのほかにも、ペンキ除去剤に使われるアセトンや、アリの駆除剤に含まれているヒ素、車のバッテリーに使われているカドミウムなど、体に大変有害な物質がタバコの煙に含まれています。

出典:タバコの危険物質は、ニコチン、タールだけじゃない - すぐ禁...

ファイザーの「すぐ禁煙・jp」より。たばこの成分や害、禁煙についてなどがまとめられています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)をご存知でしょうか? 以前は、慢性気管支炎や肺気腫と呼んでいた病気のことです。COPDになると、坂道や階段の昇り降りで息切れをしたり、咳やたんが続いたりします。重症化すると自宅での酸素吸入が必要となり、呼吸不全になって死に至ることもあります。


COPDの原因の90%がタバコの煙です。煙に含まれる有害物質を長期にわたって肺に取り込むことで、肺が炎症を起こすのです。喫煙者の6人に1人がCOPDと診断されていますが、多くの場合、COPDと気づかずに進行しているので、実際は、もっと多くの喫煙者がCOPDであると考えられています。

出典:COPD―最大の原因はタバコの煙です - すぐ禁煙.jp(ファイザー)

	

●たばこには4,000種類の化学物質、200種類以上の有害物質、発がん性物質は50種類以上が含まれるそうです。そんなに色々な成分が入っているんですね。ニコチン、タールだけしか浮かびませんでしたが、上記のような物質も含まれているそうです。


毒に見えますね、こんなの吸ってて大丈夫なんでしょうか…。と思ったら慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気になるようです。これは何となく納得できますね。

出典:copd4"

target="_blank">40歳以上の喫煙者は全員COPD予備軍?!咳・痰・動悸・息切れ...

画像でもご紹介です

「上六ツ川内科クリニック」のサイトでさらに詳しくCOPDが解説されています。


解説によると肺などは呼吸器関連の内臓ですが、息をするので外の空気に触れている状態とのことです。それを考えると、たばことこの病気の関係は多いにありえそうですし、肺は繊細な臓器だなと感じました。


どう考えるかは別として、ご一読の価値はあると思いました。

ほかの病気はどうなの???

「禁煙推進学術ネットワーク」より、たばこによって発生する病気が紹介されています。


こんなにたくさんの病気の原因になるそうですが、流石にこれはたばこだけではなく、家族性のものや生活習慣、体質など、多くの要因が考えられるのではないでしょうか。

さらに病気方面からいきますよ

たばこを吸ったことがない人、むかし吸っていたけど止めた人、吸っている人の3グループで、 10年間の死亡率を比べてみました。すると、たばこを吸う人の死亡率は、吸ったことがない人と比べて、男性では 1.6倍、女性では1.9倍と高いことが分りました。死亡原因ごとにみると、たばこを吸う人の死亡率は、がん(男性 1.6倍、女性1.8倍)、心臓病や脳卒中などの循環器疾患(男性1.4倍、女性2.7倍)、その他の死因(男性1.6倍、 女性1.4倍)のいずれでも高くなっていました(下図)。一方、たばこを止めた人の死亡率は、全死因、がん、循 環器疾患のいずれでみても、吸ったことがない人との差は認められませんでした。

出典:たばこと死亡率との関係について

現在までの成果

●たばこ税って何に使われているのかです。旧国鉄の債務になっているのは割と知られていると思いますが、「たばこ税の基礎知識」によると「どれにでも使える」機関にも行くそうなので、色々なことに使われているみたいです。


以前、会社の消費税を分割で支払う手続きに行ったとき「消費税って何に使われているんですか?」と税務署員さんに聞きましたが「そこまではちょっと…詳しくなくて…」とのこと。結局税金って何がどこに行くのかよくわかりませんね。

たばこを巡る問題あれこれ、やっぱり結局ここなのかも…

・受動喫煙と臭い
「たばこを吸わない人が喫煙者と6畳の部屋に1時間いても、濃度が薄まることで、たばこを吸う量は直接吸う人の約1000分の1になります。また、いろいろなデータから見る副流煙の危険度は、たばこを吸わない人は吸う人の40分の1程度。たばこを吸って肺がんになる人は1000人に1人という調査が出ていることと照らし合わせると、副流煙で肺がんになる割合は、4万人にひとりということになります」

出典:たばこ副流煙で肺がんになる人「4万人に1人」と武田邦彦氏│NE...

「NEWSポストセブン」から武田邦彦氏の分析です。

●受動喫煙と病気については、調べるのが足りないせいか、どうしても「これは!」というデータが見つかりませんでした。上記の武田氏の回答くらいです。しかも武田氏も科学的に証明できないと仰ってます。


ただ気管支が弱いなどの身体上の理由で、副流煙が本当に駄目な人も実際にいますから、充分注意しないといけないです。臭いも同じく。苦手な人もいるので極力配慮が必要だと思っています。個人的に注意している点です。


1・非喫煙者と会うときは吸わない(家族が吸っている、元喫煙者なので平気という人などは除く)

  禁煙席にいく

2・人の輪の中に行く、人に会う前は密室で吸わない(臭い対策)

3・喫煙不可の所では吸わない

4・もちろんポイ捨てしない

5・喫煙席でも近くに赤ちゃんや小さな子がいると吸うのをやめる(親が吸ってたら吸う)

6・服などはリセッシュなど使用

これくらいですね…。


・マナーの問題


ポイ捨てをする、喫煙してだめな場所で吸う、周囲に配慮しない。

これはだめですね。ただしたばこだけに限らず、ほかのこと、物でもマナーのない人はいるんですよね

禁煙ファシズムは本当にファシズムかも…?

医学的にも科学的にも根拠が無いのに、嫌いだからと少数派を排除しようとする大人がいる限り、子供のイジメはなくならないよね!

過剰な嫌煙家の人のことですね。「排除」は怖いですよね。

返信先: @_5newspaperさん




臭いが~健康被害が~って非喫煙者が騒ぐ。
車の排ガスやSPMについてはどう思ってるんだろう?

大気汚染と肺がん罹患のリスクに関する地理疫学的研究

肺癌と胃癌で幹線道路沿いに有意のリスク増大

私も疑問でしたよ~。排ガス、食品添加物、黄砂…その辺りは騒がれないんですよね。
 数年前にペンシルベニア州立大学のロバート・プロクター教授が著した「健康帝国ナチス」草思社という非常に興味深い本を読みました。その中でナチスが国を挙げてのがん検診を推進し、肺がん、乳がん、子宮がん、大腸がんの早期発見を目指す集団検診に力を入れていた事を知りました。職場健診ではいち早くアスベストを取り上げ、世界で最初のタバコ撲滅運動を肺がん発生率と対比させ全国的に行った事も大きな驚きでした。ユダヤ人の虐殺や身障者の安楽死、生体実験などおぞましい行為の一方で、ゲルマン民族の健康で優秀な兵士、労働者、母親を育成するために「健康は総てに勝る!」とのスローガンで予防医学を重視した厚生行政が70年も前に行われていたのです。

出典:ナチスの健康政策と後期高齢者医療 | ヒロオカクリニック

	

健康、健康、健康…

●ヒトラー、ナチスの功罪について今回深く触れないようにしますが、世界で初めて禁煙を進めたのがヒトラーです。福祉、社会保障の制度も手厚くしたと言われています。


ただし、ヒトラーの反たばこや、「ドイツ人」に健康であることを強制するのは人種の優性思考からのもので、それがユダヤ人迫害につながったという説がよくみられます。あながち揶揄った言葉でもないなと感じました。


行き過ぎた健康であることの締め付け…今の日本に似ているような気がします。

結局どうなっているのか、藪の中でした…

調べれば調べる程、違うデータや解釈が登場するし、毒物扱いされながらも重要な税収入で、専売品であることから販売禁止にもならない。そして数字や統計のトリックばかりに気を取られてしまいました。


結局あったのは嫌煙派と愛煙家のわかりあえない姿と、静かに見ている大半の人、だけだったような気もします。結局本当の事ってわかってなくて、わかっている人が色々な利権がらみで隠してるのかもしれないと思ったり。


そうなると、わからないままの一般人の私達としては、気をつける事は1つしかないなと感じました。


たばこは嗜好品で確かに必要なものではありません、だから愛煙家はマナーを守り、周囲に充分すぎる配慮をしながら楽しまなければと思います。


そして、行き過ぎた嫌煙家は「嫌い」という気持ちを健康問題にすり替えず、病気で語るなら科学的なデータを検証しないといけないですね。また害のある物はたばこだけではないこと、さらに配慮のない人は非喫煙者にも大勢いるという広い視野を持つと良いかと思いました。


上手く住み分けして互いにストレスなく、ありたいものです。

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Sharetube