ヒトパピローマウイルス 手や足、顔がイボだらけになってしまう奇病
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世界の奇病 ヒトパピローマウイルスで全身がイボだらけになってしまう症状
彼の病気はヒトパピローマウイルス(HPV)が原因でできる小さな疣が原因であり、彼は疣贅状表皮発育異常症によって子供の頃に負った傷が原因でできた疣の成長を止めることができなかった。下記のアンソニー・ガスパリは彼の疣を切り取り検査したところ、彼の遺伝子には非常にまれな欠陥が認められた。通常は疣はできても治るものの彼の場合免疫力がなく、自己免疫システムを狂わせ、皮膚細胞に侵入したウィルスに対し、 その奇妙な物質を細胞内に作り上げろといった誤った指令を出していることをつきとめた。
デデさんは、ヒトパピローマウイルスに対する免疫力を持たない遺伝子的な欠陥をもっておられたようです。結果、ヒトパピローマウイルスの増殖を抑えることができずに、全身にイボが広がってしまったようです。
手術で一時的に良くなるも…
2007年12月に疣に関する肺炎にかかったことをきっかけとし、インドネシアの医師ならびにメリーランド大学のアメリカの皮膚科学の専門家アンソニー・ガスパリが治療に取り組んだ結果、2008年8月26日には体の瘤のうちの95%である5.8キログラムにも及ぶ瘤を摘出することに成功。なお、巨大化し大きな塊になっている疣の部分は電動鋸で切除、全身にできた小さな100個以上の疣は一個一個切り取り、その出血した部分を縫合するという方法で手術は行われた。摘出後は顔の疣はほぼなくなり、手も背中の皮膚移植を通し本来の人間らしい手指を取り戻したことで、手術前は不可能だった「手で鉛筆を掴み字を書く」という行為が出来るようになったが、2009年末頃までには疣状の皮膚が再度成長し、彼の腕は再び木のようになってしまったという。
名医と出会い、手術で一時的に良くなったものの、その後は再発してしまっているようです。
手術前から手術後までの写真がまとめらています。
彼の遺伝子には非常にまれな欠陥が認められ、それが自己免疫システムを狂わせ、皮膚細胞に侵入したウィルスに対し、その奇妙な物質を細胞内に作り上げろといった誤った指令を出していると考えられるとのことで、命に別状はないものの、何回でも発生する可能性もあるとのことだ。
出典:【海外仰天ニュース】ジャカルタ発、“ツリー・マン”と呼ばれた奇病の男性、手術に成功。 - ライブドアニュース
外科的に取り除くことはもちろん、再発防止のために何か策はないかと考えてしまいますね。
世界には同じ症状に悩まされている人が他にもいる
男性は宇宙センターのある四川省西昌県に住む唐光喜さん(41歳)で、十代の頃から手足に疣状の角質が隆起。そのまま気にせずにいたところ、疣の上に疣がかさなり、画像のような墩布(モップ)状に成長したといいます。とくにひどくなったのは1991年以降で、唐さんが結婚し、屠殺場で働くようになってから暫くした後、靴は履けず、服も妻の介護なしには着られず、家に居たきりとなりました。
これを知った北京市にある中日友好病院の皮膚科、汪晨主任は2005年4月より抗ウィルス剤を用いての治療を施し、7月には角質の切開もおこなって、唐さんは長年の夢だった天安門の見学にも行かれるようになったということです。
ウィルスは、子宮頸ガンで多く検出される人乳頭瘤病毒(ヒトパピローマウィルス : HPV16 E7)の異種ということですが、唐さんの職業、屠殺に関わりがあるかどうかはわからなかったそうです。
この男性は、南部クルナ(Khulna)出身のアブル・バジャンダル(Abul Bajandar)さん(26)。足と手を覆う、少なくとも5キロの重さに成長したイボを除去する手術の準備を進めている。「当初、イボに害はないと考えていた」と、ダッカ医科大学病院(DMCH)でバジャンダルさんはAFPに語った。「だけど、私は徐々に働く能力を失っていった。今では、両手に2~3インチ(5~8センチ)のイボが数十個できている。足にも小さいこぶがいくつかある」。バジャンダルさんは、自転車引きとしての仕事を辞めざるを得なかったという。
(途中省略)
巨大なイボは、バジャンダルさんが10代の時にでき始め、4年前に急激に広がり始めた。この病気は、「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」と呼ばれる非常に珍しい遺伝性皮膚病だ。
最後に
世界でも珍しい例の病気のようです。平均的な免疫力がある方でしたら、ヒトパピローマウイルスはここまでの悪さはしません。
ここで紹介させてもらった三名の方、今後良い抗ウイルス剤などが開発され、良くなっていく事を願います。
見た目の問題もそうですが、仕事ができなくなってしまうのは、死活問題ですからね。