毎年受賞!日本人ならではのイグノーベル賞受賞内容
人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究、に対して贈られる、イグノーベル賞。そんな賞をなぜか毎年受賞し続ける日本人のおもいしろい研究をご紹介。
イグノーベル賞とは
イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。「イグノーベル (Ig Nobel 英語発音: [ˌɪɡnoʊˈbɛl])」とは、ノーベル賞の創設者ノーベル (Nobel 英語発音: [noʊˈbɛl]) に、否定を表す接頭辞的にIgを加え、英語の形容詞 ignoble 英語発音: [ɪɡˈnoʊbəl]「恥ずべき、不名誉な、不誠実な」にかけた造語である。公式のパンフレットではノーベルの親戚と疑わない Ignatius Nobel(イグネイシアス・ノーベル)という人物の遺産で運営されているという説明も書かれているが、ノーベル賞にちなんだジョークである。
毎年9月もしくは10月に「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」や風変わりな研究、社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。このようにインパクトのある斬新な方法によって、脚光の当たりにくい分野の地道な研究に、一般の人々の注目を集めさせ、科学の面白さを再認識させてくれるという貢献に繋がっている。毎年テーマがある(といっても、毎年受賞に関係あるようでさほど関係ない)。その中から多くて10部門が賞に選ばれる。同賞には、ノーベル賞と同じカテゴリーの賞もあれば、生物学賞、心理学賞、昆虫学賞など本家ノーベル賞には無い部門も随時追加されている。そのため賞が贈られるジャンルは多種多様といえる。
日本人のおもしろ研究受賞者
過去に何人も日本人研究者がユニークな研究で受賞しています。特にいずれかでの部門で、とすると12年連続受賞中です。
イグ・ノーベル賞を12年連続で日本人が受賞。日本発の奇抜すぎる研究...
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/13/ignobel2018_a_23526662/
「日本とイギリスは、変人であることを誇りにする国です」
近年では、前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると、実際より小さく見える「股のぞき効果」を実験で示した研究に対して
東山篤規(立命館大学教授)足立浩平(大阪大学教授)
雄と雌で生殖器の形状が逆転している昆虫(トリカヘチャタテ)の存在を明らかにしたことに対して
吉澤和徳(北海道大学准教授)上村佳孝(慶應義塾大学教授)
堀内朗が自ら内視鏡を操作し、座わって自分の大腸検査した論文「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」に対して
堀内朗(昭和伊南総合病院消化器病センター長)
など毎度ユニークな研究で受賞中です。