新時代の働き方☆週休3日や時短勤務の会社情報
労働スタイルの多様化や社員の負担軽減が奨励されるようになり、近年既存の週休2日という勤務スタイルを大きく変えた会社も登場しています。
週休3日制とは
週休3日制とは、週3日休みのある働き方のことで、日本でも近年採用する会社が増えつつある制度です。主に、休みが1日増えるが、1日あたりの固定就業時間を増やし、8時間×5日勤務だったのを、10時間×4日勤務にして、就業時間の合計は変わらない代わりに、収入も維持、というシステムと、
1日の就業時間は変わらず8時間で、勤務日数だけ4日にして就業時間を減らし、代わりに給料も減る、という時間を純粋に減らすシステムとがあります。
週休3日にしたら幸せになると判明──「労働時間=仕事の成果」ではない...
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/07/nz3.php
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総労働時間が変わらない場合でも、日数が減ればその分通勤時間などは減るわけで、自由な時間が増え、休みが増えたことでやれることの幅が広がる、という人もいます。また、週休3日制で労働時間・収入が減った場合も、その分空いた時間に副業などをして、好きな仕事などで収入を補う、という働き方をしている人もいます。
週休3日制を導入している企業やそのシステム
佐川急便
一部地域で、セールスドライバーを対象に週休3日制を導入しています。週休2日制に関しては、1日8時間労働を週5日間行い合計週40時間労働という計算でした。一方、週休3日制は、1日10時間労働を4日間行い合計週40時間労働とするものです。つまり1週間の合計の労働時間は変わらず、1日の労働時間を増やし、その分働く日数を減らす制度です。また変形労働時間制をとっており、月や年単位で就労時間を設定する制度のため、1日の労働時間が8時間を超えていても残業代は支払われません。
日本IBM
日本IBMでは全社員を対象に「短時間勤務制度」を導入しており、制度利用の理由は原則不問とされています。「短時間勤務制度」は⑴週3日勤務、⑵週4日勤務、⑶週5日勤務(労働時間はフルタイムの6割)、⑷週5日勤務(労働時間はフルタイムの8割)、以上4つの中から選択可能で、給与は労働時間に応じて減額が行われます。しかし成果主義の面も強い会社であるので、必ず不利になるとは限りません。
ヤフー
ヤフーは育児や介護を行う一定の基準を満たす人に、「えらべる勤務制度」を導入しています。週休3日制の導入にあたっても、1日あたりの所定労働時間は変わらず、制度利用による休暇分の給与は無給となります。制度の利用申請は、月ごとと定められています。
メリット・デメリット
もちろん週休3日にすると、会社、労働者それぞれにメリット・デメリットは存在します。会社にとっては、
メリット:離職の防止、作業効率化、企業イメージアップ(=求人しやすい)
デメリット:社員間の連携低下、顧客との時間的都合
労働者側にとっては、
メリット:自由時間の増加、事情があっても離職せずに済む可能性
デメリット:収入低下
などです。
本当は日本人は働き過ぎなんですから、週4日労働1日8時間勤務(欲を言えばもっと短く)が基本になって、かつ、収入は今のまま、にすればもっと景気もよくなるのに。悪徳企業の貯めこみさえ禁止すれば全然問題なく実現できるでしょうに。