ついに知られてきたようです…「家事ハラスメント」調べてみた
続々出来るハラスメント
家事ハラスメント「家事ハラ」とは?
和光大学教授の竹信三恵子氏の作った「家事労働ハラスメント」という言葉が元となり、家事労働を無償で女性に押し付ける社会の行為を指しています。しかし、それとは別に、夫が家事をする際、妻が強いダメ出しをする行為も、同じく「家事ハラスメント」と呼ばれることも。
出典:家事ハラスメントとは?夫婦間で「家事ハラ」を生み出さない...
「Kajifull」のコラムより。
それぞれの言い分を聞いて!
妻側
仕事と家事、雑事と時間に追われてホッとする時間がとれず、追い込まれて居るようでワケもなく負担です。(北海道・1960年生まれ)
出典:「家事」についてのアンケート結果発表|アンケート結果 そ...
「おうち・くらぶ」のアンケートからです。時間の無さがうかがえますね。
毎日同じことの繰り返しで疲れる。夫はその大変さをわかっていない。協力してくれない。(北海道・1979年生まれ)
出典:「家事」についてのアンケート結果発表|アンケート結果 そ...
●こちらも「おうち・くらぶ」のアンケートからです。同じ日々が延々と…終りのみえない感じが辛いのでしょうか。
あなたはご主人の仕事を手伝うのでしょうか?それぞれ分担された仕事をしっかりこなすのが
大人というものであり、
専業主婦も例外ではないと思います。
甘えるのはやめましょう。
出典:夫に家事を手伝ってもらうのは、止めるべきでしょうか? : ...
●「発言小町」で、専業主婦の人の「夫に家事を手伝ってもらうのは、止めるべきでしょうか?」との質問についた回答です。女性でも様々ですね。
夫は「アイロン掛けをする」で、86.3%の人が認識も、実行しているのは30.3%。「脱いだ服をしまわない」、「脱いだ靴を並べない」など基本的なことすらしない夫が、一定の割合いることも。
出典:2017年「母の日」を前に、共働き夫婦の「家事」に関する意識...
「大和ハウス工業株式会社 」の家事に関する調査から。流石に自分の服くらいは片付けて欲しいですね…。
夫側
夫が家事をすると、有難がられるどころが、洗い方が悪い、食器の置き場が違うと、重箱の隅をつつくようなイヤミを言われる。女房の下着を洗濯しようものなら、洗い方が不潔だと言われる。こちらは、善意でやっているのに、勝手にしやがれと、喧嘩になることは多いと思います。これをもって女性の狭量性を言いたくなるが、原始的本能だと思うようになりました。「家事」を専有することで、家庭内の立ち位置を確保したくなるのでしょう。
●「BROGOS」の「妻が専業主婦なら夫が家事しないってあり? 」というコラムに付いていたコメントです。これが今言われる「家事ハラ」のようです。分析のように家事で上位に立つことで、居場所を作りたいのかもしませんね。
子どもができてから、早く帰宅するようにはしていますが、仕事の量が減ったわけではないので、結局職場でできなかった分を、家に持ち帰っています。子育て環境に合わせた仕事の仕方があるとは思いますが、それを会社が認めてくれるのか、雰囲気として"良し"とされるのかということとは、別の問題ですよね。
出典:共働きパパたちの覆面座談会 - 妻の言うことはごもっともなん...
●「マイナビニュース」より。帰りたくても会社によっては、そんな雰囲気ではない所も。
正直なところ、フェアでなくてもいいのでは? と思います。実際、僕の家庭ではフェアに行うことなんて無理です。営業の管理職を務めているのですが、部下や取引先とのやりとりをしたり、接待をしたりしていると、18時に退社するのは難しく、平均的な帰宅時間は23時。そこから家事をするのは、物理的に難しいのが現状です。一方で、妻は時短勤務なので、家事・育児に時間を割けると思います。
出典:共働きパパたちの覆面座談会 - 妻の言うことはごもっともなん...
●「マイナビニュース」。このご夫婦のようなケースだと、やはり妻側がするのがフェアな気もします。
分担率はこうなってるそうです
●最初に、ちょっと個人的に「フルタイム」と言う言葉についてです。英語では「正社員」という意味なので8時間働いてもパートはパートなんですよね。どうしても「フルタイム=正社員」と頭に浮かぶのですが、ネット上では「正社員」の女性と「8時間勤務のパート」ということみたいなので、そのように考えたいと思います。
夫婦で家事分担・30%
夫婦で家事分担をしているのは30%です。「フルタイム」とありますが、帰宅時間や仕事内容が書いてないため家庭像が浮かばないのが惜しいですね。グラフは「Pouch」から。
年代別です
年代別です。緑が理想、赤が実態です。若い世代が分担率は多いですね。意識が変わりつつあるとも言えますが、周囲の30代40代の男性は帰宅も遅く、徐々に責任ある立場に進み、仕事で頭がパンパンな人も多いです。夫側の仕事、役職などわからないのも惜しいです。
グラフは「Pouch」から。
共働きは増えたの?
出典:共働き世帯についてのマーケティングデータ 先ほどと同じで惜しい点。 例えば1日に3時間の勤務でも共働きになるのかどうか、時間が書いていないので、夫婦像が少しわかりにくいのです。 「株式会社フォーカスマーケティング」のサイトからお借りしたグラフです。
出典:共働き世帯についてのマーケティングデータ 2015年の結果ですが、今もあまり変化はないかと思います。 こちらのサイトでの計算によると、ちょうど子育ての時期と重なっているということです。子どもにお金がかるので仕事をしなければ…。 そして仕事と子育ての両方は確かに大変です。
どのように分担したらいいか考えてみた
1・立場を入れ替える
引用入れ替わってしたくないことトップ3
妻編:
1位 夫の仕事をする (37.9%)
2位 通勤 (33.0%)
3位 残業 (31.3%)
夫編:
1位 掃除 (33.9%)
2位 料理 (30.3%)
3位 洗濯 (26.6%)
2・労働時間の比率でわけてみる
3・収入の比率でわけてみる
3・男性が得意なことをやってもらう
●高い所にあるものを取る、重い物を持つ、力仕事などはやっぱり男性が得意なケースが多いでしょう。苦手な男性もいますが虫退治とか「一般的に苦手な女性が多いこと」を、たとえ自分でできてもお願いするところから、徐々に役割を増やしていくとか。そう上手くいかないかな…。
こんな困ったことにもなるかもです
離婚すれば、妻に渡している金額も自分で使えるよなあ・・・家事が半分になるから、元々家事は自分でやってて負担増えないし。
と考える男性もいるかも。
出典:夫に家事を手伝ってもらうのは、止めるべきでしょうか? : ...
●先程の「発言小町」で、専業主婦の人の「夫に家事を手伝ってもらうのは、止めるべきでしょうか?」の質問への、別の回答です。
臨床心理学者のゴットマン博士は、崩壊していく夫婦の会話に「4つの危機要因」が見られると言いました。その要因とは「1.非難、2.侮辱、3.自己弁護、4.逃避」であり、この順に相手に及ぼす害が強くなると説明しています。
出典:「家事ハラ」から「仮面夫婦」に至る4つの危機要因 [ストレス...
「All About」
協力できるといいですね
家事育児の分担で、揉めるために結婚したはずじゃないですよね。友人たち、会社でも「旦那さんの家事への愚痴」本当によく聞きます。結婚したなら仕事も家事も、基本的にやらなくてはいけないですよね。
金銭面で家庭を守るために、どんなに辛くても仕事を辞めないと頑張る旦那さん。快適に生活していけるように食事を作り、洗濯や掃除をする奥さん。お子さんがいれば育児も大変です。
実際に両方からの愚痴を聞くことがありますが、悲しくなってしまいます。守る家庭があることが、どんなに幸せなことか。
先ほどのアンケートにあった通り、お互いの大変さは内心ではわかっているはず。
家庭や個人の状況に合わせてそれぞれ上手く分担して、当たり前と思わず、お世辞でもいいから「ありがとう」と、言葉をかけながらお互いの頑張りを感謝することが大事ではないかと思います。
やっぱり思いやりなんですね。