愛媛県伊予市殺人死体遺棄事件の「窪田恵」とは
愛媛県伊予市殺人死体遺棄事件
愛媛県伊予市下吾川の市営住宅で押し入れから17歳の少女の遺体が発見された事件で、住人の窪田恵容疑者と16~18歳の少年3人が逮捕されました。この事件が発覚したのは付近の住民からの「女の人が暴力を振るわれている」という通報で、警察が駆け付けた時には女性の方は亡くなっていたとのことです。遺体は性別が分からないほどに腫れ上がったような状態で発見され、亡くなった少女はこの家の住民では無い事が分かっています。
また、付近の住民はかなり前から暴力行為を目撃していたようで、警察にも通報があったようです。しかしながら、警察側は「事件にならないと動けない」等と述べ、今日まで具体的な行動をすることはありませんでした。
少女が少年たちの溜まり場に拘束された事件といえば、コンクリート殺人事件を思い出しますね。今回はあれほど遺体の状態は酷くないですが、性別が分からないような状態になっている時点で、普通の事件よりも悪質です。それにしても、事前に通報があったのに、中々動かなかった警察には強い怒りを感じます。路上では強引な職質などを平気でやっているのに、本当の事件では動かないとか最悪です。暴行罪でも十分に対応できる案件ですし、加害者よりも警察の動きに強い怒りを感じてしまいます。
出典:情報速報ドットコム
事件現場
逮捕された人物
窪田恵容疑者( 36 )
近隣住民とのトラブルも多く、市営住宅に住む女性は「多いときには部屋に(少年らが)14、15人はいた」。窪田容疑者の親族という男性(65)は「午前2時過ぎまで騒いでいたり、たまり場のようになっていた」と話す。ベランダで花火をしたり物を壊したりするなど周囲とのトラブルも絶えなかった。
事件の発覚まで
事件が発覚したのは 8 月 14 日 23 時 45 分頃に「 女性が暴力を振るわれている 」と警察に通報があった。警察官が現場の伊予市下吾川にある市営新川団地 3 階の部屋に駆けつけ、部屋の中を調べると押し入れの中から毛布にくるまれた遺体が発見された。遺体は愛媛県松山市山越 2 丁目在住の大野裕香さん( 17 )と判明した。大野さんは窪田容疑者の長女( 18 )の友人だという。
近所の住民にいると大野さんは 1 年ほど前から目撃されており、この頃から窪田容疑者の自宅に出入りしていたか、同居をしていたと思われる。大野さんが窪田容疑者と同居するようになった時期と理由は今の所わかっていない。また、大野さんは 6 月に松山市の自宅を出たまま行方が分からなくなっていて 7 月 19 日に大野さんの両親から行方不明届が出ていたという。
付近の住民は「 長女の友人の女の子が 1 年前から同居していて、三女とよく遊んでいた 」と証言している。
大野さんは窪田容疑者の家族や出入りしている少年らから度々、暴力を振るわれている姿が付近の住民らに目撃されており、心配した住民らが「 このままでは殺されるかもしれない 」と市や警察へ相談していたが、警察側は「 事件にならないと動けない 」という対応をしたという。一方、市は度々、窪田容疑者宅を訪れたり電話をかけたりしたが大野さんと会う事は出来なかったという。
“溜まり場”一家の「異常行動」
恵容疑者は中学卒業後、すぐに結婚し出産。現在は無職で、生活保護や交際相手からの援助で生活していたその市営住宅は無法地帯だった。
「窪田家に出入りしていたのは10代の女の子が3人と男15人くらい。いつも夜中から飲み会が始まる。恵さんは歌手の倖田來未似の美人で、背は小さいけど足に牡丹の刺青が入っていて、とにかくイカつい。オレたちは彼女を絶対権力を持っている人という意味で『原(げん)ポリ』(原付に乗った警察官)と呼んでました」
こう話すのは、窪田恵容疑者(36)の長男A(16)の友人だ。
8月15日、恵容疑者が住む愛媛県伊予市の市営住宅を伊予署の署員が訪ね、和室の押し入れから、大野裕香さん(17)の遺体を発見した。恵容疑者とA、彼の友人の18歳と16歳の土木作業員二人が死体遺棄容疑で逮捕された。
「裕香さんの遺体は見るに堪えないものでした。紫に変色した顔は両目とも腫れ上がり、歯は前歯1本を残してすべて折れていた。肋骨も折れており、死因は内臓破裂と思われます。日常的にリンチを受けていたのでしょう」(捜査関係者)
窪田家の間取りは3DK。ここに恵容疑者とA、長女B子、次女C子、三女、そして裕香さんの計6人が同居していた。恵容疑者は子どもたちを出産後、夫とは離婚している。
裕香さんはB子と松山市内の高校時代の同級生で、ともに中退。B子との出会いが彼女の人生を変えてしまった。小中学校時代の同級生が語る。
「裕香さんの実家は松山市内の中心地からも近い立派な一軒家。亡くなった団地からは10㎞ぐらいのところです。彼女は中学校までは今の金髪とは違って黒髪だったし、成績はよくはなかったけどマジメな生徒でした。高校に入ってからB子らヤンキーの友達が多くなって変わってしまいました。明るい性格だから周囲とはなじんでいましたよ。高校は2年生の終わりでやめてしまったそうです」
中退した裕香さんは家出し、親友だったB子の家に居候するようになる。
「恵さんは姉御肌で、自ら裕香さんに『ウチに来な』と言って同居を勧めていた。裕香さんも『ママ』と呼んで慕っていました。窪田家に行くと裕香さんも家のソファでくつろいでいて、一見、本当の家族のように見えました」(Aの友人)
だが、そんな平穏な暮らしは長くは続かなかったようだ。次第に裕香さんは窪田一家の奴隷となっていった。窪田家に出入りしていた近所の少女が言う。
「裕香ちゃんは炊事洗濯からゴミ出し、Aくんの仕事場への送り迎え、三女の世話まで一家の雑用をすべてやらされていました。それだけじゃなく窪田兄弟から暴力を受けていました。今年7月頃、家近くの路上でC子ちゃんが裕香ちゃんに馬乗りになってグーで殴り続けているのを見ました。顔がパンパンに腫れ上がっていたのを覚えています」
C子の男友達はこう証言する。
「4月半ば、オレたちが窪田家で呑んでいた夜中のことでした。B子が裕香さんを殴ったあげく、包丁で左肩を刺したんです。そこで恵さんが出てきて、『包丁だけはいかん』と。そしてなぜか裕香さんに『私とタイマン張れ』と言って、午前2時に彼女と一緒に出ていった。外では裕香さんは手を出せずに、恵さんが一方的に暴行したんだと思う。そしてその後に裕香さんとB子が喧嘩させられたんです。裕香さんはボコボコでしたが、当然、病院にも行かせてもらっていません」
窪田家には裕香さんのほかにAの彼女、M子さんも今年4月まで同居していた。現在、M子さんは同家を抜け出し、一時的に親戚の家に身を隠していた。B子とM子さん共通の友人男性が語る。
「M子は『ママ(恵容疑者)はシャブ中。私は家に軟禁されていた』と打ち明けました。恵さんの気分ひとつで買い物やバイトにも行かせてもらえないらしくて、それがエスカレートすると殴る、蹴るの暴行をされたそうです。もちろん裕香さんも同じ目に遭っています。M子はうまく逃げ出し、その代わりに裕香さんへの暴力が酷くなった。恋人に逃げられたAは友人らと裕香さんに乱暴するようになったとも聞いています。それを恵さんも『やれやれ』とはやし立てる悪循環。裕香さんには地獄だったでしょう」
恵容疑者には覚せい剤使用で服役していた過去があり、「今も使用している疑いがある」(捜査関係者)という。
シャブ母一家から「絶対に逃がさない」と奴隷化され、挙げ句に殺された17歳の裕香さんが流した涙が不憫でならない。
裁判
日本経済新聞 2015/5/19 12:08愛媛県伊予市の自宅で昨年8月、長女の友人の大野裕香さん(当時17)を集団暴行して死なせたとして、傷害致死や死体遺棄などの罪に問われた女(37)の裁判員裁判で、松山地裁は19日までに、懲役11年(求刑懲役12年)の判決を言い渡した。
日野浩一郎裁判長は「日常的に暴力をふるい、唯一の成人として、一緒に暴行を加えた少年らの中心的な立場にいた」と指摘。「無抵抗の大野さんに執拗に暴行し、人間扱いをしなかった」と悪質さを強調した。
弁護側は「少年らに指示したことはない」として、懲役7年が相当と主張していた。
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