厚生労働省(2014)によると、痩せ型の体型の人はここ10年で増加傾向にあり、さらに自分の体型に満足していない人も、年々増加していて、20代の女性の約半数が痩せたいと感じているという。

また、女性のどんな体型の人でも、今の自分の体型よりも2〜3キロ痩せている体型が理想の体型であると感じている人が多いという研究さえある。

なぜ、ここ数年でこのような状況になったのか…。
果たして、過度のダイエットは健康にいいのか…。

さまざまな論文から簡単にまとめてみた。

近年、ダイエット志向になる原因を研究した論文が増えているが、それらの結果からダイエット志向になる原因は以下のように考えられる。

ここ数年で、TwitterなどのSNSが急速に普及した。

これにより、いろんな人の写真に気軽に触れることができるようになり、いろんな人の体型に触れる機会も自然と増えた。

そうなると、自分の体型と自分が理想とする体型とのズレが大きくなるとされている。

また、SNSの利用頻度が高いと、摂食障害などが生じる可能性も高くなるという研究もある。

最近のメディア、例えばファッションブランドのCMでは、高身長で痩せているモデルを採用している。

これによって、
「オシャレ ＝ 痩せていること」
といった考え方が自然と浸透され、オシャレに洋服を着こなすために、痩せなければならないと考えられている。

こうして、痩せていることこそ正義といったような考えを持つようになり、自分の体型に対しての不満を増加すると考えられている。

自分の身長と体重から、自分の体型を数字として出せるBMIというものがある。

このBMIは日本人では22周辺が正常であるとされ、さらに22周辺が病気になる可能性が低いため、健康という観点から考えるとBMIが22周辺となる程度の体重が日本人の適正体重であると言える。

BMIの数値が高ければ肥満度が高く、数値が低ければ肥満度が低い。
基本的に、18.5以下であれば痩せ型とされている。

現在、医学部に通いながらまとめ制作をしている。
将来的には、自らの知識を還元してダイエット、スポーツに携わる人を支えたいと思う。

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