中国自動車道女子中学生手錠放置事件の「福本謙」とは
中国自動車道女子中学生手錠放置事件
中国自動車道女子中学生手錠放置事件(ちゅうごくじどうしゃどうじょしちゅがくせいてじょうほうちじけん)は、2001年7月24日に兵庫県神戸市北区の中国自動車道で起こった事件。
いたずら目的で中1少女を手錠と催涙スプレーで監禁した男性教師。犯人は、福本謙(34歳)。罪状は、監禁致死。被害者は死亡/女子中学生(12歳)。事件発生は、2001年7月24日午後10時半ごろ、神戸市北区の中国自動車道の下り線の路肩に「人らしき物体」が放置されているのを通行中のトラック運転手が発見しました。運転手が車を停めて確認をすると、放置されていたのは血まみれになった少女で両手には手錠がはめられていました。運転手はすぐに携帯電話で通報したが、後続の10トントラックが少女をひいて走り去っていきました。救急車が到着した時、少女にはまだ息があり病院に運ばれたが、4時間半後に死亡した。
少女の身元は、前日に家出捜索願いが出されていた大阪市東淀川区の中学1年生と判明。警察は少女が何者かに拉致され車から投げ捨てられたか、逃げようとして自ら飛び降りた可能性が高いとみて、捜査を開始した。
少女は父親から虐待を受け、児童擁護施設で生活していたが、7月20日から自宅に戻っていた。また小学5年生頃からテレクラで援助交際をしていたため、少女の携帯電話の通信記録を調べたところ、最後の通話相手がプリペイド式携帯電話を使用していた事が判明した。
しかし、身分証明書類の提示が義務付けられる前に購入した物であったため、所有者の特定はできなかった。2001年9月8日、警察はテレクラ業者への訊ききこみから兵庫県の中学校教諭、福本謙を逮捕しました。福本は容疑を認め、少女が12歳であると知りながら援助交際をしようとしたと告白した。
福本は事件当日の夜に、ツーショットダイヤルを通じて少女と知り合い、午後9時頃、車に乗せて中国自動車道に入り、路側帯に停めていたずらをした。その後、少女に催涙にスプレーを吹き付け、逃げないように手錠をかけて車を走らせていたが、少女がドアを開け、時速80キロの車内から飛び降りたのだが、福本は助けようとせず、そのまま逃走した。
福本は赴任先の中学校でも、授業中に女子生徒の背後から覆いかぶさったり、女子生徒と援助交際をしているという噂が流れるなど問題教師であった。2011年6月9日にも、テレクラで知り合った別の少女を同様の手口で暴行していた。
2002年3月25日、神戸地裁は「卑劣かつ自己中心的で刑事責任は重い」としながらも、女児が車から飛び降りて死亡したことは「全く予想していない事態だった」として、福本に懲役6年の判決を言い渡した。神戸地検は控訴したが、大阪高裁で棄却、福本の刑が確定した。
親に虐待を受け、行き場を失った女児が小銭欲しさに手を出した援助交際。その相手は、本来ならば子供を守るべき教師であった。
福本謙(2001年当時34歳)
9月8日、兵庫県香住町(現・香美町)立香住第一中学教諭の福本謙容疑者((当時34歳)が逮捕監禁致死容疑で逮捕された。Fは「自分がやったことに間違いありません」「相手が12歳と分かって援助交際するつもりだった」と全面的に容疑を認めた。
出典:四国新聞社 考え合わせれば、これはそれら多くの不祥事の中でも、極めつけの一件と言える のではないだろうか? 彼は捜査員に対して、 「彼女が12歳であることは知っていた。」 「ホテルを探すために車に乗せて走った。」 「自分がやったことに間違いありません。」 「逃げないように手錠をかけた。(被害者は)自分で逃げようとして落ちた。」 と供述しているという。 そして…、 「なぜ手錠を使ったのか?」 との捜査員の問いかけに対して、 「援助交際が目的だったが、手錠やスプレーで脅せば、金を払わないで済むと思 った。」 と供述し、さらに、被害者が道に落ちた後の行動については、 「教師の立場を失うのが怖くなって、すぐ次の出口で降りてそのまま一般道で逃 げた。」 と答えているのだそうだ。
害者が死亡していること、そしてまた、被害者が僅か12歳の子供であったことを
裁判
裁判で検察側は「援助交際ではなく、最初から暴行する目的で女生徒を監禁し、この女子生徒が車外に落下したことを認知しながらも、自分の保身を優先するあまりに現場から立ち去っており、殺人罪に匹敵する重罪」として、懲役12年の求刑を求めた。対して、弁護側は「監禁しようとした事実はあったにせよ、女子生徒がクルマから飛び降りることは被告の想定外で、しかも死因は後続車にあるのだから過失致死や殺人と同レベルの重罪はあまり酷である。援助交際をして金銭を得ようとしていたことなども判断すれば、責任は死んだ女子中学生にも存在する」として検察側に反論した。判決では弁護側の主張が採用され、2002年3月25日に神戸地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡した。検察側は不服として大阪高裁に控訴したが、2002年11月26日に、「一審の懲役6年という判決が軽すぎるとは言えない」として、一審の判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
被害者の家庭
彼女は小5のころから公衆電話を使って援助交際を始めていたらしい。小6の時に姉とともに児童相談所に「家族と離れて暮らしたい」と申し出た。父親が虐待するからである。家族構成は、父(55)と母親(35)、姉(15)、妹(10)、弟(9)の6人家族。相談所もこれに応じて、施設に入居させている。しかし、事件の1ヶ月前7月に施設からも行方不明になる事件を起こしたが親に発見され、まもなく夏休みになり自宅に戻っている(7/20)。そして携帯電話を買い与えられた(7/21)。事件はその直後に起きている。
被害者の家庭では生活保護を受けており、父親から虐待を受けていた。2000年夏に被害者は3歳年上の長女と共に児童相談所を訪れて、11月から別々の施設に預けられていた。友人の話によると、被害者がテレクラやツーショットにハマりだしたのは、2000年の6月以降と語っている。
父親はアル中で、評判はよくなかった。また、香典を持ってこない記者に対しては取材を受け付けないなど、記者たちの間でも評判は最悪だった
ひき逃げ容疑の運転手自殺
神戸市の中国自動車道で七月、大阪市の中学一年の女子生徒=当時(12)=が両手錠姿で放置され死亡した事件で、兵庫県警有馬署捜査本部は三十日夜、女子生徒をひき逃げした疑いで任意で事情聴取していた鳥取県の大型トラックの男性運転手(53)が自殺を図ったと発表した。運転手は午後十時半前に死亡した。運転手は聴取に「黒い物体を直前で発見し、その上を車でまたいで通過した。若干の衝撃を感じた」と供述。人とは思わなかったとして、ひき逃げの事実を否認し、昼休みに首をつったといい、捜査の在り方も問われそうだ。
発表によると、捜査本部は二十九日から県警高速隊西宮北分駐隊(兵庫県西宮市)に出頭を求め、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、任意での事情聴取を開始。三十日も午前十時ごろから聴取を再開した。
午後零時五十分ごろ、聴取をいったん中断。捜査員が昼の弁当を勧めたが、運転手は「食欲がない。腰痛の薬をのむ」と外出したという。しかし午後二時になっても戻らないため、周囲を捜したところ、分駐隊施設の近くの無線塔のはしごに工事用のロープを掛け、首をつっていたという。
運転手は広島県に本社がある運送会社の米子支店に勤務。「迷惑をかけた」などとした家族と上司への遺書がかばんに残っていた。
運転手は七月二十四日午後十時四十分ごろ、神戸市北区の中国自動車道下り線で、中学教諭、福本謙被告(34)=監禁致死罪で起訴=の車から逃げようと転落した女子生徒をひき逃げした疑いが持たれていた。
事情聴取を受けていることを打ち明けられたという近所に住む元同僚(61)によると、運転手は「突然、何かが落ちてきて危うくひきかけたが、ひいていない」と話していたという。
捜査本部は、女子生徒が放置された直後に現場を通過した車両を追跡捜査し、その中に運転手のトラックも含まれていた。運転手は当時、京都市内から岡山県に向かう途中だった。
出典:児童養護施設 「博愛社」
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