「最高ですか~!?」法の華三法行の巨額詐欺事件とは
法の華三法行
法の華三法行 (ほうのはなさんぽうぎょう) とは、福永法源を教祖とする新宗教である。教義を「最高ですか~!?」など単純で分かりやすいスローガンにし連呼させるマインドコントロール手法により布教していった。最盛期には都内の東海道新幹線線路や首都高速道路から見える位置に「天行力」の大看板(ネオンサイン)を掲げ、教義を全国に展開していた。機関紙は「さくら新聞」。
福永法源
福永法源の生立ち
福永 法源(福永 輝義)生年月日:昭和20年
身長:不明
出生地:山口県宇部市
生立ち:父親は戦死。宇部工業高校卒業。法政大学短期大学夜間部。
「成長の家」に1年間通い、その後、母親の影響で、山口が発祥の地である「自然の泉」へ。
23歳で会社設立するが倒産。自称、昭和52年1月6日に「天声」を初めて聞く。
昭和55年、法の華設立。昭和62年に宗教法人の認可。
出典:???i?@??
概要
東和技研工業なる町工場を経営していた福永は、同社倒産を期に1980年頃、埼玉県川口市に『億万長者養成道場』『右脳塾院』『人間社長塾』等の看板を掲げて自己啓発セミナー事業を本格化。参加者を肉体的・精神的に疲労させ「最高です!」など単純なスローガンを連呼させるマインドコントロール手法を用い、週刊誌にタイアップ記事を打ったり、ワイドショーの取材を受けるなどして教勢を拡大した。1987年に静岡県の宗教法人認証を受け、富士市に『天声村』と称する本部研修場を建設して移転し、世界基督教統一神霊協会(統一教会)本部に隣接する渋谷区松濤にも豪華な施設を構えた。「宗教を超えるもの」だとして『超宗』を自称し、都内の東海道新幹線や首都高速道路沿いに『天行力』の大看板を掲げ、テレビやラジオで放送枠買い取り番組を流したり、著書の広告を四大新聞に打つなどして知名度を上げ、東京ドームで『天行力大祭』を挙行した1995年の最盛期には、公称信徒数10万人を豪語した。
現在は『天華の救済』と改名して一部幹部が大元の流れを汲んだ団体を立ち上げ活動を行っている
福永が複数のディプロマミルから名誉博士号を購入して以降、環境問題専門家の『エコロジスト』とも名乗り出し、著名人(マザー・テレサ、ビル・クリントン、サイババ、アグネス・チャン、吉村作治ら)との会談を、機関紙の『ゼロの力学』『さくら新聞』『アースエイド』『エコボイス』等に連載、売名活動に勤しんだ他、『マルタカ』等の実業部門も運営した。
足裏診断と称する個人面談において「前生の悪い因縁を放っておくとガンになる」「このままでは2001年に人類は滅亡する」等と、マニュアル化された脅し文句で信者の不安を煽り、仏舎利(キリストの骨も)と称する物や福永の手形色紙等を売り付けた他、「法納料」の名目で多額の金銭を巻き上げた行為が詐欺罪に問われ、2000年に教組の福永と、実質的経営者だった福永の実母の井本房子、教団ナンバー2の星山康天こと李康天を含む、幹部のほぼ全員に当る12名が摘発された。被害総額は600億円以上に達し、事件発生当時には豊田商事事件に次ぐ大型詐欺事件であった。
翌2001年3月29日に教団は破産宣告を受け、宗教法人としても解散処分を受けた。2003年4月23日に破産手続終結の決定をもって消滅した。
足裏診断
「天の気は頭から入って足から抜ける」との独自仮説により、足の裏を見ればその人の健康状態から仕事の悩み・家庭の悩みなど全てが判ると説いた。「足裏」にはツボがあり健康との関係が広く知られていることを悪用したとされる。足裏診断の手法や相談者への説得手法を記載した「足裏診断マニュアル」を作成し、教団関係者に教育徹底するなど、他の団体から霊感商法のノウハウを学んだと指摘されている。
法の華の手口
法の華の手口は、1 本の配布や信者による勧誘
2 足裏診断や福永の講演、
3 宗教法人・修業内容などを秘した上での研修への勧誘、
4 その際、被害者の悩みを増長させた上での高額の修業代の要求
5 過酷な研修、
6 研修後の「天声」と称する金銭の要求
などからなります。
出典:消費者問題 まず、「病苦を越える最後の天行力」など100冊を越える本を出版しています。その内容は、医学でも直せなかったガンが治った、エイズが治ったなどの記載が体験談と称して記載されています。 右本を無料で街頭配布を行ったり、ポストに配布したりしています。 その本の発行者は、アースエイドという名称で、宗教法人・法の華などの記載は一切ありません。 さらに、本の内容に興味を持った方が連絡する連絡先も、法の華などとは全く関係のない名称となっています。 2 足裏診断等の実施 連絡を取ってきた人達を、まず、足裏診断や福永の講演に誘います。 足裏診断の前に、アンケートや会話をし、相談者の悩みが健康上のものか、仕事上のものか、結婚に関するものかなどを聞き取っておきます。 その上で、足裏を見て、「このままではガンが進行しますね。」、「会社はだめでしょう。」、「結婚は一生できないでしょうね。」などと不安を増加させるようにしむけます。 法の華の内部資料に「足裏診断マニュアル」が存在し、その中には「おどし文句が具体例とともに記載されています。 3 宗教法人・修業内容を秘した上での研修勧誘 脅し文句を伝えた上で、その不安を解消するためには、研修に参加すればすべてがうまくいくなどと研修を勧誘します。 「どういう内容か」、「宗教であること」などは、質問を受けても教えません。研修代金も教えません。 とにかく「研修に参加すればすごいことになる。」、「すべてが解決する。」などの一点張りで執拗に研修参加を決意させます。 4 被害者の悩みを増長させた上での高額の修業代の要求 こうして「そこまで言うなら、参加してみようか。」という心理になった被害者が参加を伝えると、やおら「研修代金は225万円だ」などと研修代金を伝えます。 高額の金額に躊躇する被害者に対しては、「24時間以内に振り込まないと研修には参加できない。」、「今回参加しないと、もう二度と参加できない。」、「悩みが解決することはない。」などと、不安をあおりながら研修代金の出費を即します。 5 過酷な研修 研修は、主に4泊5日で、静岡県富士市の天声村にて行われます。 研修期間中は、私語禁止、睡眠時間は2,3時間、大部屋に雑魚寝の状態で「健康あふれた楽しい毎日です。」などの言葉を絶叫させるなどの修業を行わせます。 研修中に逃走を図り、警察に救出された被害者、窓から飛び降りて死亡してしまった被害者、近隣の民家に逃げ込んだものの精神状態に異常を来しており病院に搬送された被害者などがおり、その研修の異常な内容を伺わせます。 6 研修後の「天声」と称する金銭の要求 研修後、ようやく開放され、しかも異常な心理状態に陥っている被害者に対して、「福永から天声を伝える。」と称します。もちろん、さらにお金の出費が必要などとは伝えません。 高額な金員を出費し、過酷な研修を終えた参加者達は、自分達の抱える悩みを解消するためのアドバイスが受けられると考えています。 ところが、「このままでは家の中心がぐらぐらしており、家庭不和が治らない。」、「自分の中心がぐらぐらしており、すべてがうまくいなかない。」などと、参加者の悩みに応じて不安をあおり、「家の中心」、「自分の中心」、「人間社長」などに応じるように伝えます。お気に入り詳細を見る
教団の用語
福永には生長の家や自然の泉の信者だった時期があり、教義や用語に関連性が見られるとされる。
天声天行力(生きとし生けるものに等しく降り注ぐ生命活性エネルギー)
頭を取る(「アタマを取る」とも書く。目の前の現象に振り回されない自分に成ること)
「最高ですか~!?」「最高です!」(現在この瞬間が最高と思えるようにならねば、決して幸せは来ないとの教え)
足裏診断(「足裏鑑定」とも)
没我
七観行
天声村(教団本部)
三法行(法唱、法筆、法座をする行)
般若天行
法唱(七観行・般若天行を唱えること)
法筆(般若天行を写経すること)
法座
人間完成
天納金(信者から集めた金銭)
生態哲学博士(教祖が「学位」と称するもの)
アースエイド(出版事業を行う教団関連会社。2001年、破産)
超宗
ゼロの力学
右脳塾院
民事・刑事事件へ
1996年、修行参加者ら290人から総額約12億8,000万円を求める損害賠償で静岡地裁に提訴された[2]。1999年12月、警視庁と静岡県警が教団施設を詐欺容疑で強制捜査した。 2000年1月、代表を辞任し全国行脚の旅に出たが、教団に対する強制捜査の後控えていた足裏診断を再び行うようになった。同年5月、東京都渋谷区の教団関連施設で詐欺容疑で警視庁と静岡県警の合同捜査本部に逮捕された。福永だけが聞こえるとされた「天声」が福永や教団幹部らによる会議で決められていたことが判明し、教団の組織的詐欺性が裏付けられたとして、同時に教団幹部11人も逮捕された。
2005年2月、東京地裁で開かれた論告求刑公判で検察側は「宗教活動に名を借り、組織ぐるみの詐欺を推進した希代の詐欺師。反省の情はみじんもない」として懲役13年を求刑した。同年7月、懲役12年の判決が言い渡された。福永は控訴したが、東京高裁は2006年12月に1審の懲役12年を支持、控訴棄却の判決を下した。2008年8月、最高裁も、上告棄却の判決を下し、刑が確定した。
身長190センチの威圧感ある体格もカリスマ性を演出していたとされる。ローマ法王のヨハネ・パウロ2世やマザー・テレサ、インドの宗教者のサイババと一緒に写った写真も、自身の権威付けに利用していたとされる。また、後述するように、自ら歌手として活動したり映画に出演するなど、メディアへの露出も積極的に行っていた。
<法の華>本部跡地を売却 静岡県富士市
2001年11月14日(水) 23時46分<法の華>本部跡地を売却 静岡県富士市(毎日新聞)
今年3月に東京地裁から破産宣告を受けた静岡県富士市の「法の華三法行」本部跡地が14日までに、同市内の建築資材会社に一括売却された。同社は宅地分譲する意向。渡辺顕・破産管財人によると、売却されたのは、元教団本部跡地と周辺の飛び地2カ所の約2万平方メートル。売却額は明らかにしていない。
元法の華・福永法源の反省なき"復活祭”
「法の華三法行」の事実上の後継団体「天華の救済 宇宙・みらいグループ」が2015年4月5日、東京・品川で教祖・福永法源氏の「復活祭」を開催しました。福永氏は、2000年に詐欺容疑で逮捕され、懲役刑に服していましたが、昨年3月に出所。15年ぶりに公の場で教団活動への復帰を表明しました。いまも詐欺の罪を認める気はなく、福永氏は、天声(てんせい)が「弾圧は絶対、許さない」と言っているなどと語りました。TKPガーデンシティ品川のホールに集まった信者は、目算でおよそ500~600人程度。昼の12時から、太鼓の演奏や子供たちによるよさこいが始まり、その後は教団関係者たちの著書についての質問会や信者への称号授与などが延々と続きました。
称号授与では、信者が賞状などを授与されるたびに一礼して「最高です!」と言いながら受け取ります。
福永氏が登場したのは、午後4時すぎ。すでにイベント開始から4時間が経過した頃でした。
舞台上には「行者」と称する信者たちが座り、彼らと会場の信者たちが大声で、般若心経を元にした「般若天行」を唱和します。やがて舞台袖から、マイクを片手に「般若天行」を唱和しながら、ようやく福永氏の登場です。
逮捕時された頃に比べるて痩せ気味で、頭髪は真っ白。眼鏡をかけ、足元が若干おぼつかない様子です。唱和の途中に息が続かず声が途切れる場面がしばしばありましたが、声はしっかりしていました。
オススメのまとめ
http://sharetube.jp/article/13092/
香川・坂出3人殺害事件 香川・坂出3人殺害事件(かがわ・さかいでさんにんさつがいじけん)とは、香川県坂出市で50代の女性とその孫の幼児姉妹2人の計3人が2007年11月16日未明に...
「未解決事件の為情報求む!」芳賀郡市貝町身元不明男性殺人・死体遺...
http://sharetube.jp/article/13091/
芳賀郡市貝町身元不明男性殺人・死体遺棄事件 芳賀郡市貝町身元不明男性殺人・死体遺棄事件(はがぐんいちかいまちみもとふめいだんせいさつじん・したいいきじけん)とは1996年...
http://sharetube.jp/article/13080/
長崎ストーカー殺人事件 2011年12月16日、長崎県西海(さいかい)市で久江さん(77歳)と美都子さん(56歳)が殺害され、 自宅敷地内のワゴン車の荷台に血まみれで発見された。翌17日...