花粉症じゃないのに顔も体もかゆい!もしかしてそれ、「花粉症皮膚炎」かも…

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「なんだか最近カラダがかゆい…」

「春になると絶対肌荒れするんだけど、季節のアレかな~…」


私も最近、「お昼を買いにコンビニへ出かける→全身のかゆみに襲われながら帰社」を余儀なくされてます。

みなさんは、春先に起こる謎のかゆみや肌荒れに悩まされてはいませんか?


実はそれ、「花粉症性皮膚炎」かもしれません!


「え?花粉症じゃないんだけど…」という方もいるはず。

実は花粉による肌荒れは、花粉症じゃなくても起きるって知っていましたか?


今回は、花粉のピークを迎える前に知っておきたい「花粉による肌荒れの予防・ケア方法」を紹介していきます。

「花粉症性皮膚炎」って何?

ズバリ、そのまんま「花粉による皮膚炎」!

特に春に飛び散らかすスギ花粉による肌へのダメージをそう呼びます。


春だけやたらカラダとか顔がかゆいんだよな~という人は、「花粉症性皮膚炎」の可能性大です。

下記に当てはまっていないかチェックしてみてください。

スギ花粉皮膚炎の特徴

・春に症状が出て、他の季節には出ない

・風が強く、特にその後に雨が降ったりしたときなどに症状が出やすい

・頬や目の周りなど、蕁麻疹(じんましん)のような赤い湿疹ができる

(アトピー性皮膚炎の方は全身の皮膚症状が悪化する)

・スギ抗原に特異的な抗体(IgE抗体)の値が高い

・アレルギー性の結膜炎や眼瞼炎(がんけんえん)を伴うことが多い

・花粉飛散量と症状の増悪が比例する

出典:花粉と肌の関係 I

	
ちなみに「春先だけニキビができやすい」という人は、花粉ニキビの可能性もあります。

なんでも花粉をつけときゃいいみたいに見えますが、それだけ春先は肌荒れしやすいシーズンというわけです。


花粉症の人はもちろん、敏感肌・乾燥肌の人も2月現在~春にかけての季節はスキンケアが大切になりますよ。


花粉症皮膚炎の症状は顔に出やすい!【図解あり】

花粉での肌荒れは、顔に出やすいのが特徴でもあります。
そもそも、花粉でかゆみが出る原因は「肌の乾燥」です。

2月以降は日差しがあったかいな~なんてのほほんとしがちですが、紫外線がどんどん強まっていく時期。

また最近のあるあるですが「昨日はめっちゃ寒かったけど、今日暑いやん!」と、激しい寒暖差で免疫機能も弱まっています。


花粉に紫外線に強風に気温に…次々に襲う外部刺激にさらされるうちに、どんどん肌のバリア機能が崩れていっちゃうんですね…。

	

花粉で肌荒れしたときの対処法はコレ!

私は敏感肌&アトピー持ちの地獄出身なので、2月なのにかゆくて死にそうです。

同じようにすでに春の肌荒れが始まっている人は、ワセリン・ステロイドの2大神器で対処しましょう。

①ワセリンやヒルドイドを塗って肌を保護

i-7">【ケア①】ワセリンやヒルドイドを塗って肌を保護する

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肌がカサカサ乾燥して荒れているという場合は、ワセリンやヒルドイドなどの保湿剤を塗るのがベストです。


花粉で肌荒れを起こすと、肌が余計に乾燥してカサカサに…。

つまり、外部刺激などを受けやすいデリケートな状態なんですね。


そこにワセリンなどで肌に膜を張ることで、直接花粉や刺激が患部に触れることがなくなります。

また軽い肌トラブルなら、保湿剤で肌を保護することで症状が和らぐことも。


「この肌荒れ、花粉のせいかも…」と気付いたら、早めに肌を保護しましょう。

②ステロイド配合の抗炎症剤を塗る

i-8">【ケア②】ステロイド配合の抗炎症剤を塗る

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花粉症皮膚炎による肌荒れを改善するには、ステロイド外用薬やステロイド配合のクリームが効果的!


ステロイドとは、肌の炎症を鎮めるはたらきがある治療薬です。

皮膚科でも花粉症皮膚炎がひどい場合には、ステロイド治療をしているんですよ◎


「ステロイド配合の軟膏」であれば、クリニックで処方してもらわずともドラッグストアで手に入ります


まずは市販のステロイド剤で、花粉による肌荒れをケア。

症状がひどい場合は、皮膚科で薬を処方してもらうといいでしょう。

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Sharetube