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イングランドでは10年間でチョウの6割が消滅。しかしネオニコチノイド(農薬) が使われていないスコットランドでは、その数は安定している

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イングランドでは10年間でチョウの6割が消滅。しかしネオニコチノイド(農薬) が使われていないスコットランドでは、その数は安定している

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イングランドでは10年間でチョウの6割が消滅。しかしネオニコチノイド(農薬) が使われていないスコットランドでは、その数は安定している

イギリスではここ10年間でチョウの6割が消滅したという・・・ さらに日本でも環境省と日本自然保護協会による全国調査でチョウの減少が疑われています[1]。 その理由は・・・?

チョウの減少はネオニコチノイドが原因の可能性!

なぜチョウが減っているのか?様々な原因が考えられていますが、今回新たに指摘されたのがなんとネオニコチノイド系農薬!
グリーンピースでもここ数年グローバルに規制を訴え続けている農薬です。
昆虫の神経を刺激することで駆除する農薬ですが、水に溶けやすく、広範囲に広まるので、害虫以外の生物への影響が心配されています。
今ままでミツバチやトンボ減少の理由として、国内外の科学者が警鐘を鳴らしています。
特にミツバチへの影響は世界的に懸念されていて、北半球のミツバチの4分の1がいなくなった主な要因として考えられています。
ネオニコチノイドは日本でもよく使用されている農薬で、毎年田んぼなどへの空中散布が行われており、ドリフト(霧のように浮遊して広がっていくこと)による環境や健康への問題が科学者・養蜂家・農家など様々な方々から懸念されています。
さらに、生態系のみならず子どもの脳にも影響があると言われ、EUでは2013年から規制されています。日本でも規制を求める声が大きくなっています。

出典:http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/55071/

	

イギリスでは10年間でチョウの6割が消滅・・・

そんな中、今年11月に公開された科学論文で、ネオニコのチョウへの影響が初めて指摘されました。
論文を投稿したのはイギリスのスターリング大学とサセックス大学の研究チーム。英国チョウ類保全協会(Butterfly Conservation)と生態環境研究所(Center for Ecology and Hydrology)とのパートナー関係にある研究チームです。
イギリスでは2000年から2009年の間にチョウが全体の58%も減少してしまい、深刻な問題となりつつあります。
「これまでの議論はミツバチへの影響に集中していたが、ネオニコチノイドが他の生物にも影響を与えている場合、事態はより深刻だ。」と語るのは英国チョウ類保全協会代表のマーティン・ウォレン氏[2]。
研究チームは、ネオニコチノイドがこれほどミツバチに影響を与えているならば、チョウにも影響しているはずだと考え、1985年から2012年の間に英国内1000箇所以上で観測されたデータを元に調査しました。
研究データによると、17種類の内、15種のチョウが急激に減少していて、その多くが農地に生息しているチョウでした。
例えば、2000年から10年間で、カラフトセセリ(Essex skipper)は67%減少、スモール・スキッパー(small skipper)という種のセセリも、62%いなくなってしてしまいました。
さらに、ネオニコの使用が多いイングランドでは急激なチョウの減少が見られた一方、比較的ネオニコの散布が少ないスコットランドではチョウの数は安定していました[3]。
これまでの研究でも、残留性が何年も続くネオニコで汚染された土壌や水を吸収した草花は、チョウや幼虫に影響を及ぼしていると説明されており、これら様々な要因を考慮して、研究チームはチョウの減少はネオニコチノイドが原因の可能性があると発表しました。

出典:http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/55071/

	

このままネオニコを使い続けていいの?

「今回の研究結果はネオニコチノイドとチョウの減少の関係性を明るみにしただけでなく、他の生き物にも多大な影響を及ぼしていることを示唆している。」と研究リーダーのギルバーン氏[4] 。
論文によると、ネオニコは影響を与えている可能性があるとはいえ、それを原因として“完全に特定”することは難しいといいます。しかし、チョウやミツバチなど私たちの身近な生物が絶滅してしまってからでは、もう手遅れ。
英国チョウ類保全協会代表のウォレン氏は、「私たちに必要なのはさらなる研究。自然界に潜在的な脅威をもたらす化学物質が使用されているのに、何もしないのはクレイジーだ。」[5]とコメントしています。

出典:http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/55071/

	
聖山はアサギマダラの天国だった。二千キロ以上海を渡る蝶。クガイソウで吸蜜中。ヨツバヒヨドリの大群落では数えきれないほど。それ以上にアブが大発生していて煩い煩い。ネオニコ散布がないと自然は豊か。ここは犀川流域と違い放射能汚染も少ない
	
東京新聞:ネオニコチノイド系農薬「生物多様性脅かす」生物学者「規制を政策決定すべき」 

フィリピンは蝶の産地で全面的使用禁止。EUは代替農法導入を加盟国に義務付け。
 日本で規制はないが、栃木の生協がネオニコ系農薬非使用のコメを販売。
	
ネオニコで思い出した事。カリフォルニアは街を出ればすぐ大農業地帯なんだけど、初めて有機農業の農場に遊びに行った時、まず気付いたのは鳥たちがさえずっていて、蝶が舞っていた事。たいがいの農場地帯はしんと静まり返っているから、対照的だと思った。
	

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