やがて日本人は日本国内で優秀な外国人にアゴで使われる時代が来る!
日本人の思い上がり
わたしゃ日本人にはこういう部分があると思っているんですよ。何がって?
日本人の意識のどこかに「外国人は日本に来たがっている。」「日本は世界の人々が憧れているにちがいない」なんてとんでもない思い違いをしているんではないかと。しかしまあ、興味はあるでしょうよ。有色人種でやたらとノーベル賞とったり、先進技術を作ってきたという経緯もありますから。その辺りは理解できますが、日本人の中に「自分たちは優秀なのだ」という思い上がりがあるかもしれないとこう思うわけであります。
薮から棒ですが、今日は独り言ということで。
外国人労働者にしてもしかり。「日本で働かせてやっている」的な上から目線の経営者がいまだにいるのです。あるいは「あいつらは所詮道具に過ぎないから安い人件費でこき使っても良い」という外国人を同じ人間として見る目を持たない、言葉を変えて言えば人間に対する愛情もへったくれもない経営者もいるのです。情けない話です。口では大事な戦力と言いながらその実「貧乏人を経済大国日本で働かせてやっている」という思い上がった意識がありませんか?
自分に都合の良い外国人を要求する日本
で、観光客に対しても来日するのは良い外国人であるべしという前提と日本では真面目に品行方正に滞在し日本人に迷惑をかけずに、しかもたくさんの金を落としていけと口に出さずとも心の中ではそう願っているのです。安全であってほしいのは当たり前ですが、品行方正とはいかないのは当たり前ですよ、そんな事。
いろいろな国から日本に来るのですから。
(余談ですが昔を思い起こしてください。農協の団体ツアーがマニラやバンコクになだれ込んで「おい、女だ女連れてこい、いくらだ?金が欲しいか?」と札束で女の子のほっぺたを引っぱたくようなまねをしまくって、現地で大ひんしゅくを買っていた時代があった事を。)
まあ、それは横においておきまして、口には出さないけれど日本人の本音は以下のとおりでしょう。
たくさんの観光客が日本に来るべきだと。安全安心無犯罪でしかも日本人に迷惑をかけない範囲で滞在しろと。労働人口は激減していますから外国人労働者に頼らざるを得ない現実と未来がありますが、安い賃金で日本人の言うことを聞いて逆らう事無く言われたとおりにしろと。日本人の都合に良い外国人が来日しろと。そしてネットで「日本はすごい」と褒めまくれと。いやあ、島国根性と視野の狭い狭量な国民性、そして経済的にも道義的にも日本が上なのだという思い上がりがあるように思われてなりません。
将来は外国人に使われる運命か
あのね。ひとこと言わせていただきましょう。
これからは日本が外国人に選ばれる立場なのです。さらに申し上げましょう。
これからは日本人が日本国内で外国人様に使っていただく時代になるのです。つまり上司が外国人で顎で使われる労働者が日本人になる時代が来る可能性があるということです。年々劣化している(と私は思っています)日本人よりも優秀な外国人がたくさんやって来る方が全体的に見て日本にとって幸福でしょうか?それとも、いつまでも自分たちが選ぶ側だと思っているうちに、大きな変化に気づかず、時代の流れに乗れず、結局ガラパゴス日本島になってしまい、誰にも相手にされなくなって落ちぶれていく日本が幸福でしょうか?
いずれにしましても、この先世界の中で日本だけが繁栄することはあり得ません。
であれば、外国人に選んでもらえる日本とはどういう国だろうか。
外国人が来たくなる国になるにはどうするべきだろうか。
どういう意識にならなければならないか。
外国人の立場に立ってこういうことを考えるのも大事だと思うのです。
(民泊を巡る議論など、いつまで何やってんだろうと思います。)
独り言ですた。