【自律神経失調症】 薬の種類・効果について
病院では患者さんの症状に合わせて、次のような薬を処方します。
自律神経失調製剤
自律神経の中枢に直接作用して、安定をはかる薬。原因に精神面が関与しない場合に効果的。副作用は少なめ。
精神安定剤(抗不安剤)
自律神経の緊張を緩和させ、不安や緊張を和らげる薬です。副作用は眠気やめまい、脱力感など。
ビタミン剤
自律神経のバランスを整えるビタミンA、B群、C、Eを処方します。他の薬との併用が基本です。
ホルモン剤
更年期障害の女性や卵巣を摘出して、ホルモンバランスが崩れた女性に、女性ホルモンを補充することで症状を抑えます。
黄連(おうれん)
精神の不安を抑え、胸のつかえや下痢などにも効果があります。
抑肝散(よくかんさん)
イライラ、神経の高ぶり、不眠症などを抑えます。
芍薬(しゃくやく)
神経の緊張を和らげ、高まった血圧や筋肉の興奮を抑制します。