「最後の楽園」ブータンはもはや携帯電話王国!?その実態に迫る

著者:
投稿日:
更新日:

僧侶、寺院、そしてスマートフォン。現在ブータンはこの三つで形成されています。奇妙な組み合わせではありますが、ブータンでは日常的な光景となっている模様です。









ブータン:携帯電話契約数の推移

出典:ブータンの携帯電話契約数の推移 - 世界経済のネタ帳



ブータン:人口の推移

出典:ブータン/">hl=ja&lr=lang_ja&q=%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3+%E4%BA%BA%E5%8F%A3&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&safe=off&tbs=lr:lang_1ja">ブータン

人口 - Google 検索

携帯電話契約数は56.89万人

ブータンの総人口は74.18万人

実に76%もの国民が携帯電話を持っている計算になる。




急速に進むブータンのICT化


ブータンと言えば、「国民総幸福量(Gross National Happiness:GNH)」という独自の指標を持つ“幸せの国”として有名です。

その政策もユニークで、外国からの異文化乱入を避けるため、2000年まで個人でのインターネットの利用は許可されていませんでした。

2003年に携帯電話の販売が開始されてから、ICT化が急激に進んだブータン。現在では特に検閲もなく自由にインターネットが活用できるようになりました。


ブータンテレコムが首都ティンプーの7箇所で4G回線を導入開始


ブータン国内ではブータン・テレコムの「B-Mobile」とタシ・グループ(タシ・インフォコム社)の「TashiCell」の2キャリアがあり、どちらも首都ティンプーを中心に3Gのネットワークを展開してきました。


2013年10月24日、ブータン・テレコムがティンプーで4G(高速インターネット回線)の提供を開始したとの発表がありました。4Gが使える地域はまだ限定的であり、現在は以下の国内7箇所で4Gが活用できるそうです。



固定電話の普及率は約4%であり、2005年をピークに現在も減少している。

世界の多くの新興国に見られるようにブータンでも通信の主流は固定電話ではなく携帯電話である。今後も携帯電話の普及は拡大していくと見通されています。


主流なサービスはSMS

 一番利用されているのは、SMS(ショートメッセージサービス)であり2010年の1年間でブータンにおいて約6,990万通のSMSが送信された。(内訳として、6,280万通がB-Mobileで、710万通がTashiCellから)

2010年の携帯電話加入者が約38万人で1年間で1人平均約184通の送信を計算すると2日に1通程度になる。世界的に見るとそれ程多い数字ではないようです。

著者プロフィール
Sharetube