意味がわかると怖い話まとめ 【解説あり】②
今日は親友のA君が転校するのでお別れ会をやった。みんなと別れるのが寂しいのか、A君はちょっと落ち込んでるみたいだった。
お別れ会はとても素晴らしいものだった。
途中、歌が得意なM君が歌を歌って盛り上げてくれたり、学級委員のS子が詩の朗読をして雰囲気を作ってくれた。
そして、お別れ会のクライマックス。
親友の僕がA君にプレゼントを手渡す瞬間だ。
プレゼントはクラス全員で書いた寄せ書き。
昨日、出席番号順で周ってきたその白い綺麗な色紙に、僕は今までの思いを込めて「ありがとう」と、一言だけ書いた。
親友なのにそれだけ?と思うかもしれないけど、その言葉だけで気持ちは十分伝わるはず。
僕は綺麗な袋に入った色紙をA君に渡した。
「元気でね、A君・・・」
「今までありがとう、W君・・・」
A君はちょっと照れたような表情を浮かべて、袋の中の寄せ書きを見た後、感極まったのか号泣してしまった。
そんなA君を見て、たまらず僕も号泣してしまった。
プレゼントをこんなに喜んでもらえるなんて、本当に嬉しい。
二人して泣いてる姿が滑稽だったのか、クラスの皆がニヤニヤしながらこっちを見ている。
僕は急に恥ずかしくなって、照れ笑いをした。
本当に、とても素晴らしいお別れ会になりました。
解説出席番号順出回ってきたのに、W君にきたときにまだ色紙は白紙だった。
寄せ書きは、クラスの誰も書いていなかった。
つまり、イジメられている。
たかしの奴また猫背になりやがって!男ならビシッと構えとけよ!今日は授業参観だってのに手すら一回も挙げてねえじゃねえか。
俺が男手一つで育てたのが悪かったってえのもあるが、喧嘩はするわ、学校から呼び出しはくらうわ本当にやんちゃに育っちまいやがった。
母ちゃんがいないのに泣きべそかかなくなったのは立派だが勉強だけは俺と似てダメなんだよな~。
「たかし!手挙げろ!」あいつ顔真っ赤にしやがって!
後ろに貼ってある書道の字もきったねえなぁ。他の子は『希望』、とか『未来』とか漢字二文字できれいな文字書いてる中、たかしの奴『交通』って何だよ!
しかも『交通』の『交』の字でか過ぎじゃねえか!『通』が全然スペース足りてないし・・・馬鹿だなぁ!
たかしごめんな。母ちゃんいたらもっと字もうまく書けてたかもしれねえな。
今日は帰ったらたかしの好きなカレー作ってやろう。たかし授業頑張れよ!
解説「実は父親はこの世にいない…」というオチではなく、たかしは最初、習字で「父」と書いたようだ。
でも、おそらく二文字で提出しなければならない課題だったのか、「父→交」にして、そこから強引に「交通」という文字にしたようだ。
習字の時間に好きな言葉を「父」と書くたかしは、良い子である。
新しく引っ越してきた家の新しい自室でネット環境を調えてつい昨日2ちゃん使えるようになった。んで久しぶりの2ちゃんを楽しんでたんだけど、疲れが溜まってたから深夜に2回目の風呂に入ったのよ。
湯船に浸かってのんびりしてたら2階から誰かが降りてくるんだけど、家族起こしちゃったかなと思ってる内に足音が脱衣所に入ってきて声がすんのよ。
「お兄ちゃん、お風呂入ってるの?早く上がってよぉ~」
なんだ?と思って黙ってると続けて
「もぉ~、上がらないんだったら一緒に入るよっ!」
言うか言わないかするうち戸が開かれる。
ビビって戸を渾身の力を掛けて押さえて叫んだよ。「入るんじゃない!アッチ行け!」って。
そうする内に向こうの力が弱くなって「もうちょっとで美味しい思いが出来たのに」って声と共に足音がどんどん離れて行ったのよ。
でも俺の声で家族が起きて来て「夜中に何騒いでるんだ!」「引っ越してきたばかりなのに御近所に迷惑掛けないでよね」って叱られちまったが、心底ほっとした。読んでて分かったろうけど、俺って一人っ子なんだよね。
解説妹がいないはずだから、幽霊か物の怪が風呂に入ろうとしてきた。
解説あの世に行くという意味での、お迎えが来てしまったようだ。
解説茹で卵というのは、茹でた孫という意味のようだ。
じいさんは、孫を食べてしまった。
ある日俺の家に近所のおばさんが訪ねてきた「今日から三日間夫と旅行に行くのですが、家で飼っている猫の世話をしてもらえないでしょうか?」
と頼まれた。
どうせ暇だし何より猫が大好きなので俺はそれを引き受けた
「それでは三日間よろしくお願いします」と猫の入った段ボール箱を渡された
「よーし今日から三日間可愛がってやるからなー」と言って俺はダンボール箱を開けた
中に入っていたのは猫の死骸だった
「やべっ、俺何かしたか!?まずい、まずぞ・・・」
俺はしばらく考え込んでからペットショップに向かった
あの猫と似たような猫を買ってすりかえればいいと考えた
ペットショップに行くと俺は驚愕した。
あの猫とまったく同じ柄で体の大きさもほとんど同じ、似ているというより瓜二つと言っていい
「これなら気づかれる事は無いだろう」
俺はホッとした
三日後旅行から帰ったおばさんに猫を渡した、これだけそっくりなんだ、気づかれる筈は無い
そう思っていたがおばさんは
「ちょっと、これ家の猫じゃないわよ!どうなってるのよ!」と激怒した
どうしてだ!?どうして気付かれたんだ?柄も大きさもまったく同じなのに!
「こんなもので私は騙されませんよ!だって家の猫は・・・」
どう見てもあの猫と同じ見た目なのに・・・どうしてばれてしまったのだろう・・・
解説最初から猫は死んでいた。
『11時頃着くね。』彼女からメールがあった。
徹夜明けだけどやっぱり彼女には会いたい。
しばらくするとインターホンが鳴り彼女が到着した。
11時10分前。
TSUTAYAの袋を持っている。DVDを一緒に見るつもりらしい。
見始めて30分ぐらい経った頃
徹夜が祟って俺はいつの間にか眠りに落ちていた。
彼女がほほを撫でる感触で目が覚めた。
あのまま夜まで寝てしまったようだ。
部屋は真っ暗だ。
無視して寝ようとするとバサッバサッと髪の毛を顔に当ててくる。
よほど相手をしてほしいらしい。
しかしまだ寝たりない俺は心の中で謝りつつ再び眠りに落ちた。
次に目を覚ました時には彼女のいたずらは終わっていた。
諦めて寝たのか?
時計を見ると夜の12時。
電気をつけてふとテーブルを見ると晩御飯と置き手紙があった。
『私16時から居酒屋のバイトがあるから起こさず帰るね。今日は通しだから終わるの5時くらいになると思う。起きてたら連絡ちょうだい。DVD一緒に見たかったのになぁ。』
悪いことしたな。
俺は5時までの5時間埋め合わせの方法を考えることにした。
幸いたくさん寝たおかげで頭は冴えていた。
解説彼女は16時に帰った。
その時間に真っ暗なわけがないため、寝ているときに頬を撫でてきたのは彼女ではない。
前にチャットで妙に話が合う女がいて何日か親しくしてたら「声聞きたい!」とか言われて思わずケータイ教えちゃったんだよねそしたらすぐに電話してきたんだけど声が暗くて何言ってるか良く聞き取れない
チャットでもった印象と随分違うなぁ・・・と思って適当に相槌うってたら
だんだんすすり泣きか笑いをかみ殺したかみたいな「くぅ・・・っつ・・・」みたいになってすげー気持ち悪い
用事あるからって電話切ったらすぐかけ直してきやがってやっぱりろくにしゃべらない
5回ぐらい 切る→かけ直してくる→しゃべらない を繰り返してきたんで「いいかげんにしろ!」って怒鳴って切って着信無視してたんだよ
そしたら今度はイキナリ自宅の電話にかけてきやがって
今まで全くしゃべらなかったくせに突然大声で
「オマエミタイナヤツユルサネエエエエエキエエエエエ!」
って怒鳴りやがった、マジ腰抜けるぐらいビビッたw
解説家の電話番号をいつの間にか知られてしまっている。
お風呂に入って頭を洗っている時、「だるまさんがころんだ」と口にしてはいけません。頭の中で考え
ることも絶対にヤバイです。何故なら、前かがみで目を閉じて頭
を洗っている姿が「だるまさんがころんだ」で遊んでいるように見える
のに併せて、水場は霊を呼び易く、家の中でもキッチンやおふ
ろ場などは霊があつまる格好の場となるからです。さて、洗髪中に
いち度ならず、頭の中で何度か「だるまさんが
ころんだ」を反芻してしまったあなたは気付くでしょう。青じ
ろい顔の女が、背後から肩越しにあなたの横顔を血ば
しった目でじっとみつめていることに…..。さて、あな
たは今からお風呂タイムですか? 何度も言いますが、
いけませんよ、「だるまさんがころんだ」だけは。
解説不自然な改行。
この文章の1文字目を縦読みすると、「おさるをのろいころしたい」となる。
新婚初夜。ベッドで妻が夫に聞いた。
「ねえあなた、わたしのこと愛してる?」
夫はほほ笑みながら答えた。
「もちろん愛してるさ」
やがて二人のあいだには娘が一人生まれた。
その娘の七歳の誕生日。
娘が父親に聞いた。
「ねえパパ、あたしのことアイシテル?」
父親はほほ笑みながら答えた。
「もちろんアイシテルよ」
「ママのこともアイシテルんでしょ?」
娘はさらに聞いた。
「ああ、もちろんママのことも愛してる」
「あたしとママなら、どっちをいっぱいアイシテルの?」
「難しいね」
父親は少し考えてから、やはりほほ笑んで答えた。
「たぶん、ママの場合とは意味が違っているんだよ」
「よくわかんない」
「まだわからなくていいのさ。さあ、ママにケーキお供えしてこよう」
十年後。
取り調べ室で、まだ若い刑事が男にこう聞いた。
「――で、結局なぜあんなことをしたんだ?」
男はしばらくうつむいたまま押し黙った後、ゆっくりとほほ笑みながら答えた。
「……意味が違っていたんです。前と同じように。それだけです」
一年後。
男の娘とごく短いあいだだけ交際していた少年が、新しい恋人の少女からふいにこう聞かれた。
「ねえ、あたしのこと愛してる?」
少年は青ざめた顔のまま、何ひとつ言葉を返さなかった。
解説おそらく、夫(父親)は妻に暴力をふるっていた。
そのうち暴力がエスカレートし、殺してしまったのかもしれない。
娘は、「愛している」を「暴力」や「殺人」と勘違いして育ってしまった。
解説「ぼく」は、蹴られていた。
解説犬を撃って遊んだ。
解説飛び降りた人と、目が合うことは不可能である。
解説おそらく、妹は甘えびの尻尾をゴミ箱に捨てるのだと思われる。
つまり、甘えびを食べたのは妹ではない。
都内某所に優秀な営業マンがいた仕事熱心で気遣いもできて誰からも好かれる人物だったが
その仕事熱心さがたたって過労で1月の入院をしなくてはならなくなってしまった
上司の勧めもあり1月休暇をもらい、職場に復帰してみると何か違和感がある
そう新人が入社していたのであった、
しかしその新人は何もしない・・・・
テンコでも呼ばれるし、間違いなく会社人間である
でも何もしない・・・
いつも口うるさい上司も彼がなにもせずボーっとしてても注意せず
まるで彼の存在がないかのように業務を進めていく
普段他人にあまり干渉しない営業マンであったが
見かねて彼に聞いてみた「なんで君は仕事をしないんだい?」
するとビックリしたような顔をした後フッと笑みを浮かべながら彼はこう言った
「なにを言ってるんですか僕は仕事をしてますよ」
そう彼は仕事をしている
でも優秀な営業マンがそれに気づくことはないだろう
解説意味深に思えるが、話は単純。
優秀な営業マンは、営業で外回りをしているため、普段会社にいない。
そのため、帰ってきたときには新人の仕事は終わっているだけの話。
解説ナイフを持ち歩いていることが異常なことである。
「余計な罪」とは殺人のことではなく、「痴漢」の方だと思われる。
解説「見上げる」…女の人は線路に降りた。
つまり、自殺するつもりだ。
解説「つきましたよ」→「憑きましたよ」
解説トランペットとサックスの騒音にイライラした近隣住民が、ショットガンを買いに来る。
俺の住んでいるマンションはけっこう立派だがいろいろあって、正直のところは引っ越したい気持ちもある。しかし、なかなかできそうにもない。
人気がない時間帯に仕事から帰ってきた時、廊下をふと見ると暗いところでよく見えなかったが紫ぽい服を着た、髪の長い女性がうずくまっていた。
顔を隠しながら、笑って、いや、すすり泣いている。
「探し物が・・・、探し物が見つからない」
けっこう大きな声で鳴いて、しかも夜中だというのにマンションの住人たちは誰も注意はしなかった。
だれも薄気味悪いやつになんか注意できないよな、どんなにうるさくても俺も係わり合いになるのはごめんだ。
自宅に入ろうとしたとき、嫌な感覚が背中を刺した。
翌日、紺色の服を着た、女性がマンションのどこかの階から飛び降りたらしい、多分あの女だ。
顔面がなかったそうだ。
ものすごい激突で、潰れて飛び散ったぽいということらしい。
あんまり、マンション住人の野次馬はいなかった。
ん?あの女、すすり泣いていたかな?
解説「俺」が見たのは、女の幽霊だった。
幽霊はおそらく、顔を探していた。
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修学旅行の自由行動追加 おれと竹田はちょっとした沼のほとりにいた。あたりはやけに静かだ。修学旅行の自由行動の時間、おたがいに自分の班から抜け出して適当にぶらついてた...