意味がわかると怖い話まとめ 【解説あり】⑦

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火災報知機の設置

			
火災報知機の設置をするので○月×日は部屋にいて下さいと大家さんに言われていたのだが、その日は仕事でどうしても休めない。

勝手に入って設置して下さいと、大家さんにお願いしておいた。

その日、仕事をしていると大家さんから携帯に電話があった。

「困るんですよ、他の部屋の都合もあるんですから。お隣さんの明日の予定と替えてもらったんで明日はチェーンかけないでくださいね」

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解説

チェーンは内側からしかかけられない。

透明人間

			
「見たまえ、透明人間になれる薬がついに完成したぞ。」

博士は助手に向かってフラスコ入りの液体を誇らしげに掲げる。

「やりましたね、博士!早速実験してみましょう。」

博士はうなづくと着ていた衣類を全て脱ぎ捨て、フラスコの中身をあおった。

効果はすぐに現れた。

「す、凄い、博士の姿が全く見えない!実験は成功ですね!」


「う・・む・・・ワシも全く見えん。」

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解説

目が見えなくなってしまった。

パブロフの犬

			
ある学者が、何を思ったのかパブロフの犬を見て、犬を人間に変えて同じ実験をしようとした。

適当に募集し、それなりの報酬で被験者を手に入れた学者は、早速実験を開始した。

鈴を鳴らし、餌をやる。

その繰り返しを一ヶ月。

下準備は完璧だった。


ある日、学者は実験の成果を確かめようと餌を持たずに、鈴だけを持って被験者の部屋に入った。


鈴を鳴らす。

餌は無い。

鈴が鳴った。

餌が無い。

鈴が鳴っている。

餌はある。

鈴を鳴らしている。

餌は、


そして、実験は失敗に終わった。

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解説

学者は食べられてしまった。

庭付き

			
まいったよ。

小さい頃からのダチのNってヤツなんだけど、最近会うたびに「うわぁ、こっちにも・・・なんで・・・!?」とか「まわりにいっぱい・・・!」とか、わめいてしょうがないんだ。

俺と違って霊感なんて全くなかったヤツだから、急に見えるようになって怖くてしかたがないのはしょうがないだろうけどさ。

いいかげん慣れろって。

庭付きの下宿先やっと見つかったから来月には遠方に引っ越す予定だけど、大丈夫かなアイツ。

まあ、友達たくさん紹介してやったから何とかやっていけるとは思うんだが。

いつまでも俺にくっついてまわるの止めて、いい加減自立しろよ。

たのむぜ・・・

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解説

俺も友達も死んでしまったようだ。

庭付きの下宿先は、墓場のこと。

チャット

			
数年前、チャットで仲のいい2人と毎晩のように喋ってた。

1人はA子。ノリがすごくいい。笑いのセンスもあってボイスチャットでいっつも爆笑の渦。

もう1人はB子。おとないしくしっかりした感じの子。

ある日。その日も3人で他愛もない話で盛り上がっていた。

A子のある意味暴走してる下ネタでB子も苦笑しながらも和気あいあいと談笑。


それから数日後、とある事情でA子の家に1人で泊まりがけで遊びに行くことになった。

女の家に泊まりがけ。それだけ聞けば最高だが、俺は全くもって行きたくなかった。

なぜならA子は重度のメンヘラだったから。どうしても行かないといけなかった理由は割愛。

部屋に入ったとたん、その異様な雰囲気にたじろいだ。


部屋にはミッフィーやキティの人形で溢れかえっており真っピンク。

床は男でもってここまで散らかさないだろうというほど散らかっていて、色んなところにナイフやらメスやら注射器やら訳わからん薬が転がっていた。

一泊して朝。起きると布団が血まみれ。予想に違わずA子の腕からのものだった。


一刻もはやく逃げ出さないとやばい。

そう感じた俺は取ってつけたような理由で予定より早く帰った。(ほんとは二泊する予定だった)帰りの電車の中ではずっと混乱しててとにかく早くだれかに聞いてほしかった。

帰りついてパソコンを立ち上げて、自動で起動するメッセンジャーを見る。

インしてる友達はB子1人だった。動揺していたが冷静になり、冗談混じりでB子に事の顛末を伝えた。


「A子の家言ったらさあ、さんざんだったよw適当な嘘ついて逃げるように帰ってきたw」

B子「うわ~最悪だね」

「でしょ~。参ったよ」

B子「うん、ほんと最悪。最低だねアンタ」

「え?」


普段アンタとか言わないしとにかく意味が分からなかった。

もしかしてB子もメンヘラーだったのか?やっちゃったな~くらいにしか思わず。

とその瞬間A子がインした。俺がドキッとしたと同時にすかさずウィンドウが開き、


A子「ふ~ん」

B子「アンタ」

A子「逃げるように」

B子「帰ったんだ」

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解説

A子とB子は、同じ人物だった。

清掃

			
俺、駅で清掃のバイトしてるんだけど、トイレのレバーを足で踏んで流す奴らマジ何なの。

見てていつも腹が立つ。俺らちゃんとレバーまで綺麗に拭いてんのに。後、はみ出してたり、流さなかったりする奴らとかはマジ氏ね。

てか、死ね。

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解説

レバー下げるところまで見ているのはおかしい。

車で肝試し

			
友人と肝試しに行こうということになり、彼の車で出かけた。

つい先日小さな子どもの惨殺事件のあった場所だ。

未だ犯人は捕まっていないらしい。

発見現場に着くと、そこには多数の花が供えられている。

俺たちはまだ独身だったが、子どもを無くす親の気持ちは相当なモノだろう。

その時だ。

突然、『バン!バン!バン!』と俺の座っていた助手席側の窓をたたく音がした。

俺たちはあまりの恐怖に絶叫しながら猛スピードでその場を離れた。


少し離れたコンビニでとりあえず落ち着こうと車を止め、ジュースを買いに車から降りた。ふとドアを見たときに衝撃が走った。

手形だ。助手席側の窓一面に小さな白い手形。

コンビニのライトに照らされたくさんそれが浮かび上がっていた。

再び顔面蒼白になる二人。

「気味が悪いから消そう。」

おれはそう言って、その窓を震えるで袖で拭う。

しかし、何度も拭うが全然落ちない。

よく見るとその手形は全て、窓の内側、室内からつけられたモノだった。

「これって…」

と、言いかけて俺は声を止めた。

気づいてしまったからだ。とんでもないことに。

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解説

犯人は友人。子供は、助手席で殺された。

死にたい

			
(注:この話はフィクションです。書き手と「俺」は一切関係がありません。)


「死にたい。」


それが、友人の田中の口癖だった。

事業で失敗し、妻には去られ、後に残るのは莫大な借金のみ。

彼はこの前、居酒屋で俺に絡んできた。

「良いよなあお前は。出世コースまっしぐらだし、娘さんはアイドルだったっけ?」


俺は適当に相槌を打った。また、田中の僻みが始まった。

確かに俺は次期部長の座は約束されているし、娘はテレビにも頻繁に出演するアイドルタレントだ。


俺は、田中に聞いてみた。

「そんなに不幸なら、いっそのこと自殺しようって考えたことはあるのか?」

田中は俯いて、自嘲気味に笑った。


「残念ながら、俺はこれでも熱心な仏教徒なんだよ。自殺して地獄に堕ちるのなんて、まっぴらだぜ。」


そういうものなのだろうか。無宗教な俺にはよくわからないが。

そんな田中から、ある時メールが送られてきた。


そのメールには、俺の最愛の娘の、えげつない裸の画像が添付されていた。

そして、田中から一言。

「自暴自棄になって、お前の娘さんレイプしちゃいました~!! バーカ、ざまあみろ!!」


……俺は完全に、ブチ切れた。

後になってそのメールが、グラビアの写真を切り張りした、ただのコラージュだと知った時には全てが遅過ぎた。

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解説

自殺できない田中は、俺を怒らせて自分のことを殺させた。

目が覚める

			
夜寝ていたら、雷の音に目が覚める。

なかなか寝付けず輾転反側してると、雷の轟音とともに突然障子戸向うに、直径1メートル位の丸いオレンジ色の発光物が浮かび上がって消えた。

良く分からないけど雷に関係しているんだろうと結論付けて寝た。

朝起きて窓を空けようと障子戸、窓を開けて雨戸を開きかけているときに固まった。

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解説

雨戸が閉まっていたのなら、雷の光ではない。

おそらく、内側に懐中電灯の光があったのだと思われる。

火の玉

			
昔の話


あるとき、赤い火の玉がぶつかって命を落としかけた男がいた。

その赤い火の玉の霊は男の体に憑依して、1年余り自分の思うがままの行動をとった。

霊が天に召されることになった時、その霊の上級霊が持っていた命を分けてもらい、

男の命はなんとか戻されたのだが、その間の記憶は全くなかったそうです。


数年後、その霊の弟と称する霊が地上に帰ってきた時、

また他の男の体をジャックしたということです。

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解説

ウルトラマン!

風景写真

			
風景写真撮ってる友人が訪ねてきた。

この間の休みに撮りに行ってきたらしく、土産と写真を持ってきた。

写真はなんか画素数がすげー高いやつで、A4なんだけどかなり緻密な写真だった。

「おおー、すげーな、よく撮れてんじゃん」

「まーな。 あ、でもさ、この写真、すごいぞ?」

そういって彼が示したのはどこかの農村風景で、たくさんの人が田植えをやっていた。

「・・・? のどかでいいな。いまどき人力で村人総出でやってるんだね」

「ちげーんだな。いい笑顔だろ?」

「・・・?? ああ。みんなこっち見て笑ってるな。記念写真とか?」

「んなわけねーよ。俺、そのとき超望遠で山の向こうからたまたま村を撮ったんだ。だから少し鳥瞰図みたいになってるだろ?」

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解説

村の人たちからは、望遠レンズ無しでこちらが見えていた。

ブルーシート

			
消防の頃、近所の工事現場で

障害物ありのドッジボールをしてた時の事です。

まぁ早い話が積んである鉄パイプの上とか、土砂の山なんかに登って逃げ回ったり攻撃してもいいよ、というルールでやってた訳です。

その日も友人数人とそんな事をやっていて、鉄パイプの櫓(?)の上から飛び降りて逃げようと、

ボールを持ってる相手にぱっと背中を見せた瞬間、頭に「ドー…ン」という物凄い痛み、ではなく衝撃が。

そこで視界が暗くなって、意識は飛んでしまいました。

気がついた時は地面の上。

うつ伏せに倒れていて、額とか足とか

あちこちに鈍い痛みが走っていました。

何だか全体的に視界が青くて、頭の上からは友人達が何やら話をしている様子でしたが、何を話しているのかは解りませんでした。

「助けてくれてるのかな…」と思いながら、また気を失ってしまったようです。

次に眼が覚めたのは病院のベッドの上でした。

母から聞いた話によると、雨よけのブルーシートに

簀巻き状態で包まれ、放置自転車を

上に乗せられた状態で倒れている俺を、通りかかった人が不審に思い発見してくれたんだそうです。

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解説

死んだと思われて、遺棄された。

血液型

			
俺は、重い病にかかっていた。

発作がひどいときは動くどころか、呼吸すら自力でできない程重い病気だ。

俺の助かる方法は、臓器提供者を待つだけ。それまで、グッと、ジッと痛みに耐えるだけ。

当時、俺には最愛の彼女がいた。

俺が割と体調のいいときは、

「お前の臓器くれよw」

「血液型違うから無理w」

「俺のために死んでくれw」

「やだw」

と冗談を言い合って笑ってたし、俺が発作を起こしたときは「そのくらい耐えなさいよ、男でしょ?」といいながらも手を強く握って祈ってくれた。

でも看護婦さんによく追い出されてたw


ある日のこと、例外もなく俺は発作を起こした。

俺は痛みに耐え切れずに、力を振り絞り

「もう死にたい」

とつぶやいた。

声にもならない音だったと思うけど、彼女には聞こえたようで、顔を歪めてわんわん泣いた。

俺は苦しいのと、いつも強気な彼女を泣かせてしまった悔しさでさらに気分が悪くなった。

しばらくして、

「ちょっと用事で急ぐから」

そういって、彼女は病室から出て行った。出て行くとき、彼女の手が俺の手からするりと抜ける瞬間ゆっくりと意識が薄れていった。

入れ替わりで、看護婦さんがバタバタと入ってきたところで意識はとんだ。


次の日の早朝、臓器提供者が見つかり、俺は助かった。

しかし、それから一ヶ月経っても彼女とは連絡が取れていない。人づてに、俺が助かったのは届いたらしいのだが…。

それにしても暇だ。

退院したら真っ先に彼女に会いに行こう。

さすがにまだ殺されてないと思うけど、元気でやってるだろうか。

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解説

彼女は、「俺」のために血液型の合う人を殺した。

クラスの可愛い子

			
最近妙に視線を感じると思ったら、クラスで一番人気の娘が俺の事を見てるじゃないか!

うひょーwひょっとして俺に気があるのかな?目が合うとパッと恥ずかしそうに逸らしちゃって・・・カワイイ!

いやー俺も密かに気に入ってたんだよねあいつの事

どうする?聞いてみようか?でも勘違いだったらマジ気まずいしなあ・・・

でもなあ・・・えーい、俺も男だ!思い切って聞いてやる!

「なあ、気のせいかもしれないけどさ、なんか最近よくお前と目が合う気がするんだよねwていうか俺のこと見たりしちゃってね?」

「・・・あんた最近なんでこっちばかり見てるのよ?」

おいおい、なんだよ怖い顔しちゃってさwひょっとして照れてんの?

だいたいちゃんとこっち向いて喋れよw何目逸らしちゃってんだよwww

出典:

	
解説

「俺」が幽霊なのか、もしくは「俺」のすぐそばに幽霊がいる。

可哀想な女の子

			
最近はよく知らないけど、俺が若い頃は三ノ宮でナンパして六甲山までドライブし、そこで女がセックスに同意しないと山の中に女を下ろして帰る事を、「六甲おろし」と言ってた。


昔の話だが、走り屋の男2人組みが夜中に六甲山を走っていたら、女の子が道の真ん中に突っ立っていた。


「ほう、これが噂の六甲おろしか!?」

って、車のスピードを落として可哀想な女の子をピックアップしてやろうと思った。

すると助手席の男が、「あれは幽霊だ。そのまま突っ切れ」と言うもんだからドライバーは動転した。


確かに近づくと女の子は体が半透明だったが、幽霊でも跳ね飛ばして行くのは躊躇する。

スピードを緩めて女の子をかわそうとすると助手席の男は怒鳴った。


「あの女はオトリだ。バックミラーを見ろ!」


バックミラーにはどう見ても死んでる女が今にも車に飛びつこうとしている姿が映っていた


その女をハイスピードで振り切ると助手席の奴が「そいつもおとりだっ!」ってさけんだ。

いい加減にムカつくから全部轢いてやった


俺は捕まった

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解説

轢いた中に、最低一人は生身の人間が混じっていた。

紳士

			
ある紳士風の男が銀行にやってきて言った。

「100ドルほど貸して欲しいんだが」

「100ドル、でございますか?」

応答した行員は男を一瞥してから言った。

「100ドルという少額のご融資ですが、初めてのお客様でございますし、何か担保をお預かりすることになりますが、よろしゅうございますか?」

すると紳士は、少し考えてから言った。

「そうだな、僕のロールスロイスなんてどうだろう?」

「ロールスロイス!でございますか?」

「ああ、いま駐車場に停めてあるから一緒に見に行こう」

行員が半信半疑のまま紳士に同行すると、駐車場には最新型のロールスロイスが停めてあった。

行員は驚いて紳士に言った。

「あの….お客様、このお車でしたら30万ドルはご融資可能ですが」

「いや、100ドルでいいんだ」

紳士はそういうと、手続きを済ませ、車のキーと交換に100ドルを受け取って銀行を出て行った。

行員はロールスロイスを重役専用のガレージへ移動させ、厳重な監視の下に保管した。

6週間後、紳士が再び銀行を訪れた。紳士は100ドルと利息3ドルを支払い、キーを受け取ると、帰り際に微笑んで言った。

「6週間の旅行は最高だったよ」

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解説

たった3ドルで、6週間厳重に守られた。

画面に映る

			
テレビを消すときに、暗転した画面に写る自分の後ろに人がいる…

オカ板じゃよくある話だけど、ビビりな俺はテレビ消すときは画面見ないようにしてるwww

それなのに迂闊にもこの前画面見ながら電源切っちまって、死ぬかと思ったwwヤベってww


そしたらさ…


俺以外何も写ってね~のwwwww


その瞬間嫁が真後ろから声かけてきて、心臓止まるかと思ったw


音もなく近付くなってwww


その後ベッドで懲らしめてやりましたよww

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解説

嫁はテレビに映ってない。幽霊だと思われる。

スープ

			
ある男が殺された

鈍器のようなもので殴打されたらしい

が、凶器は未だ不明


自宅へ来た刑事に被害者の妻は、鳥のスープを作ってくれた


「その鳥、さっき解凍したばかりで冷たいかもしれません」

「いえ、とても温かいです」

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解説

凶器は凍った鶏肉。

トリック

			
そんなことより聞いてくれよ。最近の強盗は危ないから、お前らも気をつけろよ。

最近も俺の知り合いの作家が強盗に殺されてね。まあ、第一発見者は俺と友人のKなんだけど。


被害者の作家だけど、どうやら強盗に出くわして運悪く殺されてしまったらしい。強盗はカーテンの奥の出窓に隠れていて、被害者が仕事を始めるや否や、その被害者が所持していた拳銃で、カーテンの陰に隠れて彼の背中を撃ち抜いたらしいんだ。

発見された時、出窓では拳銃と、その拳銃を真っ直ぐ立てておくためのスタンドが散乱し、その真下の床の上のゴミ箱の中には被害者の携帯電話と、それに巻きついた50cmくらいの長さのテグスが発見された。

被害者はクラシック音楽を聞きながら執筆するのが趣味でね、俺達が部屋に駆けつけた時も、うるさいくらい大音響で音楽が鳴り響いていたっけ。


全く、怖いことってあるもんだよな。俺とKは、犯行時刻の少し前までその作家の家で遊んでたんだぜ。

その帰り道に、Kが「忘れ物があったのを思い出した」とか言って作家の携帯に、異常なくらいしつこく電話を掛けまくったんだっけ。でも、その作家は全然電話に出ない。

おかしいと思ってすぐ引き返してきたら、作家が射殺されてたっていうんだから、怖い話だよな。

普段から足の速いKは全速力で被害者の家に駆け戻り、真っ先に部屋に飛び込んだ。続いて鈍足の俺も数秒後にやっと作家の部屋に入ったんだけど、その時はKは窓際のゴミ箱の傍で、射殺された被害者を見て震えてたぜ。


俺もKも疑われたけど、付近住民が揃って銃声を聞いたという犯行時刻は、外に一緒にいたからお互いにアリバイ証言出来て無実を証明できた。

恐ろしいことに、正にKが作家に何度も電話をしていた、ちょうどその時刻に作家は射殺されたらしいんだ。

そういうことだから、お前らも強盗には気をつけようぜ。

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解説

犯人はK。携帯電話に電話をし、バイブの振動でゴミ箱に落ちるトリック。

続きページ。

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著者プロフィール
Sharetube