野球少年の愛用していたバットをサングラスに変えるまで。ルイビルスラッガー社が行っている取り組み
人はどの時代でも物を大事にしてきた。だからこそ継承される物がある。兄弟間でお下がりとして使い古されてた着衣を、母が長年着用してきたアクセサリーを。たとえ使えなくなっても物の素材を上手く利用し他の物を作り上げる事をしてきた。
そして、アメリカ合衆国・ケンタッキー州ルイビルのスポーツ用品メーカーLouisville Slugger(ルイビルスラッガー)は使い古されたバットでサングラスを作る試みをしている。
そのサングラスには野球少年の汗がしみ込んでいるのかもしれない。野球少年が憧れたベーブ・ルースの真似をしてルイビルスラッガーのバットを振り続けた日々の汗が。
大人になった野球少年も今では大人になり、夢は叶わなかったが、夢を追っていた想いを忘れぬために、今は今の夢を追う為にあの頃のような気持ちで愛用していたバットをサングラスに変えて。
ルイビルスラッガー社はわかっているのだろう。そんなストーリーがあるかのように、そんな野球少年がいるかもしれない。そんな人達の為にもう振られる事はなくなったバットを再利用してサングラスを作っている。