少年の頃、夢中になった ゲームボーイ。チップチューンとして再生されるまで
程近い昔、僕たちを夢中にさせてゲーム機器があった。画面はカラフルでもなく、音も単音で似たような音しか出なかったけど、何故か僕たちを夢中にさせたゲームボーイ。
大人になる過程でいつかゲームボーイの存在を忘れ、廃棄してしまったのかもしれない。そんなゲームボーイの最後を最期にしないて見事「チップチューン」として再生させたドキュメンタリー映像。
ドキュメンタリー映像の中では主にゲームボーイが主役で、生産されるシーンから始まる。
宝の山に見えたゲーム屋さん
本当に本当に楽しかったゲーム
夢中になった日々を思い出すが、大人になる階段を上り始めた少年はゲームボーイから卒業するのかもしれない。
廃棄へと向かうゲームボーイは機器の山に埋もれていく存在だった。しかし、機転を利かせる人達がいた。ゲーム機器には音楽チップが入っておりそれで音を奏で音楽を作ろうと。
一度は忘れてしまったゲームボーイ。だが、大人になりクラブ等でチップチューンとして輝いている姿を見た瞬間、ほとんどの人が昔を思い出すだろう。
何故だか、ピコピコ音が心地よく聞こえ、心の中はノスタルジアに溢れている。
実際にチップチューンで音楽を作っているアーティスト
チップチューンの起源ははっきりしなませんが、1980年代から、パーソナルコンピュータおよび家庭用ゲーム機の普及とともに徐々に形成されていったと考えられます。
2000年代に入り各種8bit音源チップの音をPC上で合成するソフトシンセなども登場し制作環境はさらに多様化し、また制作プロセスよりも音色そのものに重点を置く流れがいっそう強まっていく形に。
また、チップチューンの音色を中心に様々な別の音色(ギター・ドラム・ヴォーカルなど)を加えた音楽も多く登場し、必然的に細かい系統に溢れ多種多様な音を生み出しています。
80年代に生産されてきたゲーム機器はアーティストの手によってもう一度、少年から大人になった人々を夢中にさせました。音楽機器として新たな息吹を吹かせ、また素晴らしい音楽を作ってきたアーティストたち。このドキュメンタリーは昔と今を繋ぐアーティストたちの音楽の新しい解釈なのかもしれません。