チョウバエの発生源・原因と対策!お風呂場の小さい虫の駆除(退治)方法
「トイレやお風呂場などの、水回りにいる小さくて羽の生えた蛾(が)のような虫は、一体どこから発生しているのだろう?」そう、思ったことはありませんか?
ハート型の飛ぶ虫です。
実は、あの羽の生えた虫は、蛾ではなく蚊に近い昆虫で「チョウバエ」と言います。
このページでは、そのチョウバエ対策について、徹底的に解説しています。
水回りのチョウバエの悩む人たちの声
生態
多くの種は幼虫が湿地や池沼などの水際で藻類やデトリタスを摂取して育ち、目立たない生活を送っているが、限られた一部の種は人家の浴室や台所の排水周り、下水管などで有機物が蓄積し、微生物が繁殖してヘドロ状になった部分に生息し、時に大発生することがある。そのため不快害虫として問題になる。トイレに多く発生することから俗称で便所バエなどとも呼ばれることもある。幼虫は細長く両端が細くなった形をしている。見かけはボウフラとウジの中間くらいで、黒っぽい色をしている。日本の家庭では、体長 4 mm 程度の灰黒色で大きな翅がハート型に見えるオオチョウバエと、体長 1 mm 程度で翅を屋根型に畳むホシチョウバエの 2 種がこうした人家生息種である。
日本産のチョウバエには吸血性は知られていないがアジア、アフリカ、中南米の熱帯地域に分布するサシチョウバエ類は吸血性でリーシュマニア症などの感染症を媒介する。
チョウバエは、幼虫期間が2週間、次に2日間さなぎになり、最後の成虫期間は2週間くらいだそうです。1匹は、生涯のうちに卵を200個も産むとのことですから、天敵のいない風呂場なら凄まじい勢いで増えてもおかしくありません。(繁殖のピークは6月~9月頃)
初期段階で早目に駆除し、対策を打っておかないと、風呂場やトイレに数百匹以上大発生してしまうことがあるようです。
発生源はどこ?何が原因で?
チョウバエは、玄関、窓などのあらゆるところから宅内に侵入してきます。暗く湿った場所を探すと、スカムと呼ばれる汚泥状の有機物、石けんカス、髪の毛などに卵を産みつける。チョウバエの卵は0.3mm程度で目に見えませんから、住人が気づかないうちに孵化して羽虫に成長していきます。キッチンの排水溝、トイレ、浴槽下などは繁殖するのに最適な環境ですね。
チョウバエの発生源は浴室内の四隅やシャンプーラック等の水溜まり、排水溝内の汚水です。
出典:チョウバエなんとかしたいのですが、密室なのに... - 昆虫
汚水や汚れの塊のヘドロが大好きなようです。
恐ろしいハエ症
基本的に、『オオチョウバエ』も『ホシチョウバエ』も、ゴキブリやキンバエなどに比べれば小さく、見た目の不衛生感ぐらいが害と軽視されがちかと思います。が、これらは時として、人間の「泌尿器」「生殖器」「気道」「目(白目の部分)」に寄生したり、混入して「ハエ症」を引き起こすことも……。
「血尿」や「喘息」の原因が、『チョウバエ』だなんてこともあり得るのです。ギャーッ! 嫌ですね!!!
こ、こわっ!でも、それほど恐れなくても良いようです。
チョウバエ関連の話でよく出てくる話ですが、あくまで「こんな一例があったよ」というだけで、一般的には起こりえません。実際に起こりえた症状は、「老婆の膀胱への寄生」と「洗顔時の眼への寄生」の話が有名ですね。
他に「腸内への寄生」もあると言われています。
一般的には、虫の卵・幼虫なんぞ、胃液で消化されますから、普通は体内に寄生なんてできません。
また、眼への寄生もチョウバエの幼虫が目付近に行く可能性は低く、入ったとしても眼が異物を感知して涙で流す作用で流れ出ます。
必要以上ビビらなくて良さそうです。(高齢者や体調不良の人は気を付けた方が良いようです。)まあ、大きな危険はないにしてもチョウバエはしっかり駆除したいものですね。
駆除方法
繁殖を防ぐには、パイプクリーナーを使って1カ月に2回くらい、定期的に排水溝を掃除して、発生源となる汚れを掃除するのが効果的。換気も怠らないようにしましょう。チョウバエを見つけたら即退治することも大切。幼虫には専用の殺虫剤を使うと駆除は早いが、「なければ、繁殖ポイントに熱湯を流したりシャワーで洗い流したりするのも効果があります。一度で終わらない場合は何度か繰り返すといいでしょう」。
出典:放っておくと数百匹に! 風呂場に潜む「チョウバエ」駆除法をプロに聞いた また、システム(ユニット)バスでは、排水口や排水溝よりも、洗い場と浴槽の隙間(浴槽を隠すエプロンカバーの裏部分)で大繁殖していることが多いため、『チョウバエ』の成虫を見たら必ずエプロンまで外して中の汚れをチェックすることです。 (途中省略) 固まったスカムはシャワーの水だけではなかなか落ちません。古歯ブラシや、古ストッキングを巻いた棒などで擦りながら水を流したり、重曹やクレンザーを使うなどしてスカムをなくしましょう。またシステム(ユニット)バスの取扱説明書によっては、漂白剤を使用するなど掃除法が指示されていることもありますので、是非チェックしてみてください。
まず成虫を見たら殺虫剤を噴霧するよりもシャワーの水をかけ、「水攻め」にして流してしまいましょう。
簡単に言えば、成虫がいたら殺し、ヘドロ状の汚れスカムを徹底的に掃除するのがベストのようです。おそらく、掃除が最強だと思われます。
また、バルサンや殺虫剤も効果的だと思いますが、薬剤に頼りたくない方は熱湯やスチームクリーナ
ーでも高い効果を期待できると思いますので、おすすめです。
そして、もしも。
「うちは水回りを綺麗に掃除してるのに、チョウバエがたくさん発生してしまうんだよ。」
という方がおりましたら、それはおそらく掃除できていない場所があるのだと思います。
どこかに盲点があるのだと思われますので、今一度掃除できていない場所を探してみると良いかもしれません。