疲れがとれない!慢性疲労症候群の原因と症状

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「毎日、なぜか疲れがとれない!」とお悩みの方に向けて、慢性疲労の原因と症状について、ご説明しています。

慢性疲労症候群とは

原因がわかっている疲労を「慢性疲労」と呼び、原因がよく分からないものを「慢性疲労症候群」と呼ぶようです。
元気だった人が感染症などをきっかけにして、それ以降激しい倦怠(けんたい)感に襲われ、これまで何の苦痛もなくできていた作業をするだけで、体調が悪化して動けなくなる。睡眠でも回復せず、微熱や筋肉痛、関節痛、睡眠障害、思考力・集中力の低下といった症状が半年以上続き、日常生活に『重篤な支障』を来す。

出典:慢性疲労症候群の診断基準、夏までに発表 研究班代表:朝日新聞デジタル

	
上述にもありますが、原因は不明のことがほとんどのようです。
主に20~50代の人に起こり、患者全体では女性のほうが男性より約1.5倍多くなっています。成人なら誰もがかかり得る病気といえます。


実際、健康だった人が風邪や気管支炎などに罹患したことをきっかけに、症状が長引き、それを引きずったまま発症することが多いといわれています。


休んでも疲れが改善しない、摂食障害や不眠などがある人は注意が必要です。


全身の検査をしても他の病気や異常が見つからなければ、慢性疲労症候群が疑われます。

出典:激しい疲労で起き上がれない“慢性疲労性症候群”とは:日経ウーマンオンライン【トレンド(ヘルス&ビューティー)】

	

つらい症状

厚生労働省が行った実態調査では、患者の約3割が日中の大半を寝たきりで過ごさねばならないほど重症だそうです。

出典:激しい疲労で起き上がれない“慢性疲労性症候群”とは:日経ウーマンオンライン【トレンド(ヘルス&ビューティー)】

	
人によって、

「カメの甲羅を背負っている感じ」

「鉛(なまり)を背負って生活しているような感じ」

と表現されることもあり、辛い症状がよくわかります。

風邪や気管支炎などの病気をきっかけに始まることが多いと言われています。この場合、リンパ節が腫れて痛むなど風邪に似た病気の後に症状が現れます。発熱や鼻水と共に疲労感が始まり、風邪に似た症状が長い期間続くため、休養を取っても改善されないのが特徴です。また、血液検査などの全身の検査を行なっても異常が見つからないとき、慢性疲労症候群が疑われます。


(途中省略)


その他にも主な症状として、不眠と過眠、疲労感、筋肉痛、気分障害などがあります。自律神経の異常により眠りが浅くなったり寝つけないといった不眠や、日中に異常な眠気に襲われる過眠。

出典:慢性疲労症候群によく見られる症状


 有力な説としては、ストレスをきっかけに神経系の働きに異常が生じて免疫の働きが低下する → 体内に潜伏していたウイルスが活性化 → ウイルスを抑え込むために体内で免疫物質が過剰に産生される → 過剰に作られた免疫物質が脳の働きに影響を及ぼして強い疲労感や諸症状を引き起こす──というものがありますが、定かではありません。


 また、慢性疲労症状群には、ある特定の遺伝子に関する異常があることも報告されています。いずれにせよ、病気のメカニズムが明らかになるにはまだ時間がかかりそうです。

出典:激しい疲労で起き上がれない“慢性疲労性症候群”とは-慢性疲労症候群はうつ病などと混同されることがある:日経ウーマンオンライン【トレンド(ヘルス&ビューティー)】

	
また、不登校の「慢性疲労症候群」の子どもを調べたところ、脳が働きすぎている可能性があるというデータもあるようです。
健常児は思考をつかさどる前頭葉の左側だけが活性化したが、患者は左右両側とも活発に活動していた。これまでは、患者は疲労によって脳が活動しなくなっていると考えられてきたが、むしろ、脳機能の低下を補うために過剰に活動させていることが疲労の原因とわかった。

出典:不登校の子に多い「慢性疲労」は脳の一部が働き過ぎ 理研が発表 : J-CASTヘルスケア

	

治療方法は?

慢性疲労症候群の診断を確定できる検査はありません。


 そのため、同様の症状を起こす疾患を除外するために検査をします。結果、どの病気でもないという場合に「慢性疲労症候群」の診断が下されます。


 慢性疲労症候群 の症状の多くは、時間が経つと軽減します。ただし、長期にわたる休養や安静はかえって体力が低下してしまい悪化させることがあります。


 医療専門家の監督の下に、ウォーキング、水泳、サイクリング、ジョギングなどの有酸素運動を定期的に続けることにより、疲労感を改善し、身体機能を高めることができます。


 また、行動療法や心理療法が用いられることもあります。

出典:激しい疲労で起き上がれない“慢性疲労性症候群”とは-慢性疲労症候群はうつ病などと混同されることがある:日経ウーマンオンライン【トレンド(ヘルス&ビューティー)】

	

何科を受診すれば良いのか?

風邪のような症状が出た場合は、内科を受診すると良いようです。

また、明らかに風邪とは違うストレスを感じているようでしたら、心療内科が良いようです。

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Sharetube