ドローンで見る中東の廃墟・2016シリア、2014パレスチナ・ガザ
2014/7/20、ガザのシュジャイヤ地区(ヴィデオ会社・メディアタウン)。
2015/01/05、ガザ・シュジャイヤ。
2016/02/25、 ロシアン・ツゥディ記者によるドローン。ゴーストタウン・ホムス。
現在も終わりなき内戦が続き、空爆により、もはや住む場がなく、かろうじて生きること、その選択・難民が増え続けるシリア・ホムス(2016.2)、停戦した現在も単発的にイスラエルから空爆を受け続けているパレスチナ・ガザ(2014.8)。シリアは、5年間の内戦で死者数47万人(2016.3月時点)に及ぶ。パレスチナは、2014年イスラエルの攻撃(ハマスとの戦闘ではない、非対称的な一方的攻撃)により、51日間だけで約2200名以上、その内、子どもが約560名近く・虐殺・されている。ここに映し出されたドローンによる空撮は、凄まじい攻撃により粉々に粉砕され、廃墟となった街並みが、どちらの国で起きたのか分からないほど酷似し、かろうじて生きながらえらた人を捉える事が難しい(ヒロシマ・ナガサキも想起させる)。おそらくイエメンでも同様な場があるだろう。このことの忘却や沈黙は赦されるのだろうか・・・? どちらも悲劇の出口が見えない。