自民党の麻生太郎副総理兼財務相が17日、北海道小樽市での講演で「90歳になって老後が心配とか、わけの分かんないこと言っている人がこないだテレビに出てた。オイいつまで生きてるつもりだよと思いながら見てました」と語った。麻生氏自身も75歳だが、高齢者への配慮に欠けた発言として批判されそうだ。

出典:麻生氏「90歳で老後心配、いつまで生きてるつもりだ」：朝日新聞デジタル

麻生氏はこの日、参院選の立候補予定者の応援などで北海道を訪問。小樽市の党支部会合で経済政策について語り、「1700兆円を超える個人金融資産があるのに消費が伸びていない」などと指摘する中で「90歳の老後」に言及した。貯蓄より消費が重要として「さらにためてどうするんです？　金は使って回さないとどうにもならない」とも述べた。
麻生氏の発言に対し、民進党の岡田克也代表は大分県由布市で「国は年金や医療、介護制度で、高齢者の不安に応えなければならない。私は非常に怒っている」と批判。共産党の志位和夫委員長は東京都内で「人間の尊厳をどう考えているのか。血も涙もない」と述べた。

出典:麻生氏「90歳で老後心配、いつまで生きてるつもりだ」 （朝日新聞デジタル） - Yahoo!ニュース

麻生はこの発言に先立って日本に1700兆円以上の個人金融資産があると紹介した後、「皆で積極的に消費せず、じっとしているのが、今最も大きな問題」と話した。 

また、「お金があるのに使用しなければ何の意味もない」、「もっと貯金すればどうなるのか。 また、お金をじっと眺めてばかりいるつもりか」と付け加えた。

麻生はこれとともに「私のおばあさんは、貯蓄はまったくなかった」、「お金は息子と孫が支払うものと考えて使いたいだけ思う存分使った」とも話した。企業人「麻生セメント」社長を務めた麻生の財力を考慮すれば、これもまた低所得層老人の事情を考慮していない発言だという指摘を受ける素地があった。 

出典:韓国人「麻生日本副首相が老人侮辱発言！90になって老後が心配とかバカな事言ってる年寄りはいつまで生きるつもりだ？」　韓国の反応 : 世界の憂鬱