異業種スマホ参入!!ガラパゴススマホが生まれる瞬間が来ている。「格安スマホ」は老若男女にウケるのか?
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3グループの寡占状態の中、大手スーパーや家電量販などの異業種が続々と参入し、火花を散らしている格安スマートフォン市場。
これまで高値だったスマホは格安になる事によって老若男女、特に子供を持つ家族をターゲティングにしているように感じる。まさにアニメで使われているような可愛いスマホであれば女の子は欲しがるはずで、売れやすい流れが来ているのかもしれない。
また親にしても子の安心感を求めるのは当たり前になっており、GPS機能が付いた安いスマホは正にベストマッチと言ったところか。
イオン・ビッグカメラが、米グーグルと韓国LG電子との共同開発による端末「ネクサス4」。通信サービスの組み合わせで月額2,980円〜2,830円
4月4日にはイオンが、米グーグルと韓国LG電子との共同開発による端末「ネクサス4」と通信サービスの組み合わせで月額2,980円という、大手通信事業者の半額以下で提供を開始。さらに4月18日、続けとばかりに家電量販店大手のビッグカメラがイオンよりも安い月額2,830円で店頭販売を開始した。
イオンは8000台、ビッグカメラは1000台限定で販売する予定で、おそらくこのプロジェクトが成功したら大々的に販売網を強めていく方針のようです。
公式サイト:通話とネットとNexus 4™がセットになった イオンのスマートフォン
公式サイト:月額2,830円(税抜)からのスマートフォンが登場! - ビックカメラ.com
家電量販店チェーンのエディオンが月額1,934円から使える「エディオンセレクト スマートフォン」
家電量販店チェーンのエディオンが月額1,934円から使える「エディオンセレクト スマートフォン」を、直営店55店舗で5月1日から1000台限定で販売を開始した。
安さの秘密は、月額972円のデータ通信「OCN モバイル ONE」、月額162円の音声通話「050 plus」、そして月額800円(24回払い)のCovia社スマートフォン「Flea Phone CPF03A」と、サービスを組み合わせている点にある。
ビジネスマンにとって気になるデータ通信のプランは、月額972円(50MB/日)のほか、月額1,490円(80MB/日)、月額1,188円(1GB/1カ月)、月額1,566円(2GB/1カ月)、月額1,944円(7GB/1カ月)という5つのプランを用意。初回のみSIMカード購入時に3,240円が別途必要だが、利用頻度に応じて、毎月コースを自由に変更することも可能。
公式サイト:エディオンメンバーズサイト
スマートフォン・携帯電話おトク情報 |
バンダイ子会社のメガハウス 小中学生の女の子向けスマートフォン「フェアリシア」
玩具大手・バンダイの子会社・メガハウスは小中学生の女の子向けスマートフォン「フェアリシア」は、30種類以上のアプリが利用可能で、親が利用時間を制限したり、遠隔ロックをかけることなどが可能。既存の携帯電話会社から回線を借りることで通信利用料は月額2390円と大手通信会社の半額以下で利用できる。
端末は玩具売り場で販売し、通信サービスはドコモの回線を借りる仮想移動通信事業者と組む形で提供。オリジナルのアプリに加え、IP電話での通話や毎月、一定分の高速通信が利用可能です。また、親が時間やアプリの利用を制限したり遠隔操作することも可能。
公式サイト:Fairisia
関西電力系の光通信事業者、ケイ・オプティコム 新サービス「mineo(マイネオ)」を展開する予定
関西電力系の光通信事業者、ケイ・オプティコムは15日、スマートフォンによる携帯電話事業を全国で開始すると発表した。KDDI(au)と組んで通信回線や設備を使うことでコストを抑え、割安なサービスを実現する。ネット上で15日から受付を開始、6月3日からサービスを開始する。
新サービスは「mineo(マイネオ)」という名称。京セラ製アンドロイドスマホ「DIGNO M」と高速データ通信サービス「LTE」、さらに音声通話がセットで月額3590円から利用できる。音声通信なしでSIMカードによるデータ通信だけを申し込む場合は月額980円で提供する。
参考記事:ケイ・オプティコムの「mineo」、先行予約が1万突破 - ケータイ Watch
日本らしいと言えば日本らしい動きで展開中の「格安スマホ」
大手キャリアが通信契約、端末販売をセットでビジネスを展開している中、異業種の企業が参入するというのは勇気がいる事だし、集中出来ずに失敗する事が殆どなのでは。
その中でも、このタイミングで一斉に飛びつくのって何か日本的企業の性格が現れているような。それも恐る恐る限定販売で失敗しても傷が深くないようにしているところは特に日本的だなと感じた。
でも「格安スマホ」をこのタイミングで攻めるのは良いタイミングだと思うし、パイも多いので失敗はない鉄板ビジネスでもある。と言う事は開発にかかるコストが安くなってきた証拠だし、MOVAやFOMA時代のいわゆる「ガラケー」で日本を席巻した日本独特の「ガラパゴスケータイ」のように日本独自の「ガラパゴススマホ」が生まれる事は間違いない。