<貧困って・・・なんだ?> 貧困報道の「トンデモ解釈」と「想像力」の欠如とは・・・?
貧困報道における「かわいそうバイアスの限界」貧困者とはそもそも「見るからにかわいそうで助けたくなるような人々」ではなく、不安と孤独の中で切り裂かれるようなつらさの中で生きているだとか、そうなってしまう前に信じ難いほど苦しい人生を過ごしてきたということがわかったりする。かわいそう報道=苦しみの可視化の前に立ちはだかるのは「想像力の壁」
「貧困報道」は問題だらけだ | 東洋経済オンライン |
もうひとつは「知らなかった! こんな人たちがいるなら私もなんとか力になりたい!」「知りたくなかったし、もう絶望。私はなんの力にもなれない」。
そして最後に、少なからずいるのが「こんな世界は見たことがない、これが本当に日本の光景なのか」「ファンタジーじゃないのか」と反応する読者だ。
出典:貧困報道を「トンデモ解釈」する困った人たち 「子供のことが心底憎いって思ってる親がいるはずがないって、わたし、生まれてから100回ぐらい他人に言われた。けどわたしが施設で暮らしてる間、母親から“あんた生むんじゃなかった”って手紙も100通ぐらい送られてきた気がする。母親の手紙にカミソリ入ってたことだってある」 「俺はヤクザになりたくないから東京に来たんですよ。中学卒業して地元で食っていきたかったら、ゲソ付ける(ヤクザになる)かヤクザの下で働く以外に選択肢がない地元って、鈴木さんわかります?」 「少なくともウチが通ってた高校じゃ、高校中退した理由が親の失業だって同級生がクラスに8人いました」 「初めての援交の相手はママの元カレです。あたしのママは、ばあちゃんに“シングルマザーでも娘3人生めば家が建つ”って言われて育ったんだって。女は中学卒業すりゃ夜職に突っ込んで稼がせることできるからって。実際、ママは中3からずっと夜職」 「鈴木さんて大学進学したやつはみんな親が金持ちとか思ってません? 鈴木さんの頃はどうだったかわかんないっすけど、僕の周りはだいたい家賃とか仕送りとか学費とか、大学行ってる間に親に払ってもらったもんは卒業したら返すのが前提ですからね」 出典:貧困報道を「トンデモ解釈」する困った人たち その投書の内容とは、こんなものだという。 「僕らの世代が労働階級の解放のためにずっと尽力してきたのに、いまだに腹をすかせた子供が日本にいるはずがない!」 「われわれの知っている戦後の貧困とはうんぬん~~アフリカではうんぬん~~」 彼らにとってはこの日本でリアルに進行している子供の貧困よりも、テレビで報道される海外の子供の貧困のほうがよほど想像がつくということ。そして彼らは想像できないものを「ない」と断言するというのだ。 出典:貧困報道を「トンデモ解釈」する困った人たち “「子供の貧困や女性の貧困を記事にすると、読者からすごい勢いでクレームの投書が届くんですよ」「僕らの世代が労働階級の解放のためにずっと尽力してきたのに、いまだに腹をすかせた子供が日本にいるはずがない! / “階級社会の「想像力欠…”http://htn.to/8MfaJG4Xkr 「貧困報道」は問題だらけだ 東洋経済オンライン 「貧困報道」は問題だらけだ 東洋経済オンライン 「貧困報道」は問題だらけだ 東洋経済オンライン