三宅洋平氏が安倍昭恵さんを沖縄・高江に案内することの意味があるのか、あれこれ

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三宅洋平氏が安倍昭恵さんを高江テントに案内したことについて、賛否両論出ている。以下

ツィートを引用させていただいた。固有名はあえて伏せます。

「テント内に安倍昭恵さんが来ました。

現地での滞在時間は短く、高江のひと の話を聞く時間もほとんどなかったと感じました。もし本当に高江のことを思って行動したというなら、本当に高江のことが知りたいなら、他にやり方があったのでは。」


「三宅洋平さんは昭恵さんが帰った後「僕たちが発信するまでは公にしないでほしい」と私たちに言いました。いま現地のひとたちが「傷ついた人がたくさんいた。高江の人たちの気持ちを考えてほしかった。ネットで映像を配信するなんて絶対しないでほしい」と伝え、この一件の経緯をきいているところです。」


「また高江の運動は、地元の人の気持ちが分からなければ支援・参加しにくい、してはいけないといった運動ではありません。「わからないからこそ現場を見たい」という方の参加を歓迎しています。」


この他にもジャーナリスト含め多数の書き込みがあった。8月6日なので、ヒロシマの式典に安倍首相が行き、昭恵夫人は高江に飛んだことになる。当然ファーストレディが来る訳だから、ボディガードがいるのか機動隊に守られてきたのか不明だけれど、滞在時間非常に短い。けれど、私も高江に行ってないし、現場に行ったという行動力は認めざるを得ない。しかし、同時に首相夫人という立場から、周辺から守られた立場であり、一番気を使ったのは案内した三宅洋平氏だろう。今朝の新聞報道も出ていないし、どう報じられるかも不明だが、高江に行っていない私の拙い両刃の見方を述べたい。

1・安倍政権・日本とアメリカ国家の権力合体の沖縄に対する愚弄である最前線・高江のことを、権力の頂点にいる側の夫人が私人として短時間訪問したことでどのような変化があるのか?


2・異なるたとえをすると、私はヒロシマ訪問を短時間で済ましたオバマ大統領の訪問を・謝罪・もなしに全く評価しないが、昭恵夫人のお忍び的短時間訪問では、機動隊との衝突等現場であり、市民の最小限の力しか行使できない最大限の・やられる側の抵抗・であること、そのものが理解できないのではないか。これは、オバマ大統領の原爆を落とされた、やられた側の長いアメリカに対する本音と同義の意識であり、重なる(ただ、一昨日の報道で、オバマ大統領の「核先制攻撃禁止」の発言を、日本側(安倍政権側)拒否、文言変更理由が、日米安保の肝である「核の傘」で守られる前提条件が崩れてしまうからだという。中国・北朝鮮に対して、日米安保を前提にした仮想敵国として目的化することが「核の傘」でアメリカに守られる日本の条件であることを、日本側が求め、追随もしている。だから日本は、被爆国家でありながら核軍縮にもサインしないのはこのためで、現安倍政権自民・日本国家が求めているこのが「核の傘」=日米安保である証左。沖縄の基地問題も日米安保を必要条件・軸とした日本側に要請、つまり高江問題はアメリカより、日本が安保体制求めている政治政策結果であることになる)。


3・だから、昭恵夫人が短時間高江にいたとしても、何にも変わらない。たとえば昭恵夫人が、機動隊に対し座り込みをして戦えば、国内外のメディアを含め報道の仕方も異なり、安倍首相との離婚にも繋がるだろう。つまり、昭恵夫人に・ノリ・ではなく、・覚悟・をもって解決しようとするアクションをする気があったのか?同時に昭恵夫人を案内した三宅洋平氏にも・ノリ・ではなく・覚悟・を持った案内・アクションだったのか?・・・おそらく違うと思います。大事に守ったのです。昭恵夫人を・・・。


辛口の結論・・・このことを一部マスコミが賛否報道しても、何も変わらないだろう。むしろ、参院選後、三宅洋平氏を昭恵夫人が訪問し、「対話が大事」「誰とでも仲良くなれる」という・ノリ・と思い込みが、より軽さを持って、洋平氏・昭恵さん共に絆が深まっただけであり、なんの解決もありません。これはお二人の友愛だけのアクションで、高江の人々は蚊帳の外に置かれています。このことから、高江の応援市民の中で、賛否渦巻き、お互い亀裂が起きないことを願います(この後の推移は見守りたいと思います)。