「甲状腺がん多発」を認めた検討員会、一方で集団検診縮小を検討の不可解。

著者:
投稿日:
更新日:

福島県の県民健康調査検討委、甲状腺検査が受診者の「不利益になり得る」可能性があるとして、検査を見直し対象者縮小などを議論するという。

放射線被ばくによる甲状腺がんは子供も大人も十数年の歳月をかけて発症が増加していくことがわかっているだけに、検査規模の縮小は政策としては矛盾しており、むしろ被ばくした周辺地域への拡大が必要。

いま、福島県で行われている「小児甲状腺がん検査」の規模を縮小するという動きが進んでいる。

しかし、縮小なんてありえない。

現に、子どもの甲状腺がんは増え続けており、治療のガイドラインに沿ってみても、手術に妥当性があるとされている。

決して、「不必要」な手術ではないのだ。

ならば、検査を縮小することで、がんが発見できず、深刻な症状になる子どもだってでてくるはずだ。

出典:いま、福島県で行われている「小児甲状腺がん検査」の規模を縮小するという動きが進んでいる。 しかし、縮小なんてありえない。

	

週間「女性自身」が紹介した甲状腺がんになった子供と母親の苦悩「福島、見捨てられた甲状腺がん患者の怒り」

「僕が、がんになったのは、こんな体に産んだお母さんのせいだ! 僕は、どうせ長生きできないんだから、もう放射能の話なんてしないで!」


13年の春、郡山市内に住む川向アキさん(仮名・52)は、次男の隆くん(仮名・事故当時中2)に夜通し泣きながら責められた。


「だから私、隆に言ったんです。『お母さんのせいで、アンタががんになったんだったら、死ぬときは、お母さんも一緒に死ぬべ。ぜったいにアンタ一人では死なせねぇ』って」


隆くんは13年に、県が実施する甲状腺検査で、がんと診断され、14年に、福島県が検査や治療をすべて委託している福島県立医科大学附属病院(以下、県立医大)で、甲状腺の片側を切除する手術を受けた。


14歳の子どもが”がん”と宣告され、病と向き合う恐怖はいかばかりか。また、見守る親の心情は……。

出典:福島・見捨てられた甲状腺がん患者の怒り

	













著者プロフィール
Sharetube