今や家庭にも必需品となったNBC兵器攻撃・事故対応の装備品
日本は地震の活動期にあるだけでなく、地震と津波で壊れた東電福島原発の放射能も封じ込められていないにも関わらず原発の再稼動が進む。そんな中では、自然災害と同様に核事故や核攻撃の放射能から身を守る備えも必要になった。世界では核兵器の使用をめぐる論争が起きている中で、「アメリカが核兵器による攻撃を受けたらどうなるのか」とアメリカの大学生は不安にさいなまされているという。
気が楽になるかもしれないので核災害に備えて買い揃えることを勧める「核戦争用の防災グッズ8点」。
核戦争や、核兵器を用いたテロは、この世界で何よりも恐ろしい出来事だと言えます。だから「自分は生き残れる」と思い込んで、心の平穏を保ちたくなるのは無理もないことです。筆者はワシントンD.C.とニューヨークで人生の大半を過ごしてきましたが、どちらの街も、核攻撃のターゲットになってもおかしくないところです。だから、核攻撃を受けたらどうなるか、何度も想定してきました。そこで、明日の我が身がどうなるのかも良くわからない不確実な時代に少しでも気が楽になるよう、買い揃えておくべきグッズをリスト化しました。幸い、どれもさほど高いものではありません。
1.安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)
放射性ヨウ素が甲状腺に集積したら大変なことになりますが、安定ヨウ素剤があればそれを防げます。ただし、放射性物質による健康被害はほかにもたくさんあって、それらは安定ヨウ素剤では防げません。
ヨウ化カリウム
医薬品の個人輸入サイトを通じて購入可能。使用説明書に従うことが重要。5,320円米国製ProKiの方が安い。100錠で19.46ドル。
http://www.nbcgasmask.com/proki.htm
2.密封された飲料水と食料。3.着替え。4.ピンセット。5.読むもの
密封された飲料水と食料。核兵器が爆発して放射性降下物が降り注げば、食料や飲み水はすべて汚染されてしまいます。汚染されたものを口にすればおしまいです。
着替え。できれば季節に応じた動きやすく快適な服装。
昼夜を問わず着られるものを用意しましょう。衣類にも放射性降下物が付着するので、いずれは着替えが必要になります。
ガラスの破片を取り除くためのピンセット。
核爆弾が放つ衝撃波で、窓ガラスが吹き飛ばされて、あちこちから破片が降りかかってきます。ピンセットがあれば、自分やほかの人の身体に突き刺さった破片を取り除くのに便利です。
読むもの。(Kindleがおススメ)
6.特殊部隊用の化学防護服。
これがあるから特にどうというわけではありませんが、かっこ良く見えます。
NBC兵器対応のツーピースの防護スーツ。
チャコールが含有され耐久性が高く過酷な活動に対応する。
7.「NBC」対応を明記したガスマスク
「NBC」対応を明記したガスマスク。NBCとは、核兵器(Nuclear)・生物兵器(Biological)・化学兵器(Chemical)のすべてに対応できるという意味です。ただし、かさばるものなので、収納場所に困ります。毎日の通勤通学で持ち運ぶのはかなり大変です。職場用と自宅用をセットでそれぞれ用意するのでしょうか? 旅行中はどうしますか?
ガスマスク
8.放射性物質除去用のウェットティッシュ。
放射性物質除去用のウェットティッシュ。放射性降下物を取り除くためのウェットティッシュが売られていますが、実際には、できるだけ早くに汚染されていない水のシャワーを浴びることが肝心です。専用ウェットティッシュで体を拭きとるしかない状況では、おそらくもう助かりません。