眠りに人生を奪われる奇病「眠れる森の美女症候群」とは?
1度眠ると16~18時間も寝てしまう奇病「クライン・レビン症候群」。通称「眠れる森の美女症候群」とも呼ばれるこの病気は世界でも1000例ほどしか報告されていないという。この病気の原因と治療法は何なのか?
クライン・レビン症候群
クライン・レビン症候群(クライン・レビンしょうこうぐん Kleine Levin Syndrome )
数日から数週間にわたり連続した睡眠状態となる睡眠障害の一つ。クライネ・レヴィン症候群、クライネ・レビン症候群、周期性傾眠症と訳されることがある。強度な睡眠衝動を起こす点ではナルコレプシーに似ているが、非常に長期間にわたり継続する点が異なる。発病者自体が非常に希で、1000例程度の報告例しかないため、原因は特定されていない。
塩酸メチルフェニデート、硫酸アンフェタミンなどを用いた薬物療法も試みられているが、自然治癒する報告例もある。過去には、男性のみが発症する報告書がまとめられていたことがあったが、最近では女性例も報告されるようになり「眠り姫」として報道される例もある。
イギリスの18歳の大学生の女性は、ある日を境に丸1日中眠り続けるようになり、その睡眠時間はどんどん延びて、ついには6ヶ月間も眠り続けたというケースがあります。
出典:眠れる森の美女?眠り続ける病気クライン・レビン症候群について知りましょう。