「うなぎ少女」のPRビデオ再生回数35万回、「女性差別」と批判され削除
うなぎ養殖が盛んな鹿児島県志布志市のPR動画が批判され削除。
鹿児島県志布志市がふるさと納税をPRするためにネット上に公開した動画について、市は26日、「『女性差別』との批判を受けた」として動画を削除した。動画は、志布志市がふるさと納税を促すため、納税への返礼品として送っている市特産の養殖ウナギを紹介する内容。21日に公開された。
動画では、黒い水着姿の少女がカメラに向かって「養って」と話しかけるなどし、最後には少女がウナギを擬人化したものであることを明かしている。ネット上では少女が発する言葉などから「児童ポルノにみえる」などと批判の声が上がっていた。市には数十件の電話があり、ほとんどが「女性差別だ」と抗議する内容だったという。
市の担当者は「差別の意図は全くないが、このまま公開を続けると志布志の養殖ウナギに悪いイメージを持たれてしまう」と話した。(岩波精)
“うなぎ擬人化”PR動画、志布志市が公式に謝罪 「不愉快な思いをさせた」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/27/news101.html
ふるさと納税の返礼品のうなぎを擬人化したPR動画をめぐり、志布志市が「視聴者に不愉快な思いをさせてしまった」とWebサイト上で謝罪した。
鹿児島県志布志市は9月26日、養殖うなぎを水着姿の女性に擬人化してアピールするPR動画「UNAKO」について、「視聴者の皆様に不愉快な思いをさせてしまった」と同市のWebサイト上で謝罪した。動画は同日午後4時ごろに削除された。問題の動画は、志布志市のふるさと納税の返礼品となっている養殖うなぎをアピールするもので、同市が21日にYouTubeで公開した。真夏のプールを舞台に、うなぎを擬人化したという水着姿の女性(実写)が「養って……」と発言する場面からスタートし、天然水を使ったプールで育っていく様子を表現。最後は「さよなら。」と言い残してプールに飛び込むと、本物のうなぎの姿に変わり、さらにかば焼きの映像に切り替わる。
「天然水でうなぎを大切に育てていることを伝える」(同市)との制作意図があったが、ネット上では「性的差別ではないか」「女性がうなぎに育ったものを食べるのはカニバリズムを連想させる」などの批判の声も上がった。
こうした事態を受け、引き続き動画を公開したままにすると「視聴者の皆様にさらに不愉快な思いをさせてしまう」と判断し、ふるさと納税の寄附者や市民、関係者への影響も考え、動画の削除を決めたとしている。
海外のメディアも「うなぎのためのコマーシャルは性差別のホラームービーと匹敵する」と不快感を表した。
This Japanese Commercial for Eel Is Being Compared to a Sexist Horror Movie
Foreign Policy Japanese officials only wanted to promote their high-quality, sustainable eels. Instead they sparked outrage over a creepy depiction of a girl who turns into an… これを見た一部の人々は性差別的で、誘拐と共食(カニバリズム)を誘発するという。うなぎに変身した少女のコマーシャル動画は、すぐに女性を中傷するものとして激しい抗議を受け、ホーラームービーに属するように見えたと非難された。動画はプールの周りでくつろぐ黒い水着の少女から始まり、ナレーションは少女の成長を支援し養うこと求める男の視点からである。 出典: This Japanese Commercial for Eel Is Being Compared to a Sexist Horror Movie |