めるです。
メディア系の記事を読んでいると「分散型メディア」という言葉をちらほら見かけます。
たとえば、2016年9月27日に、新しい動画メディアはじめたよ、という朝日新聞のリリース。

ここで登場するのが「分散型」というコトバ。
数年前から注目されているキーワードですが、人に説明するとなるとなかなかムズカシイ。

分散型メディア（Distributed media）

Distributed＝分散した　 Media＝メディア

超ざっくり言ってしまうと、

「自社サイトにコンテンツをまとめないでFacebookとかTwitterとか、ソーシャルメディア上にコンテンツを直接配信するメディア」
を指すようです。

ソーシャルメディア利用者がターゲットなので、スマホ利用が前提になります。主な収益源は今のところネイティブ広告のようです。動画メディアが多いのもスマホと相性がよいからなのかな。

分散型メディアの特徴
・ソーシャルメディア（Facebook、Twitter、Instagramなど）それぞれにコンテンツを配信する
・メディア立ち上げのコストが比較的低くて済む
・主な収益源はブランドコンテンツ（ネイティブ広告）

数十秒の動画ニュースを配信するアメリカのニュースサイト「NowThis（ナウディス）」が、よく分散型メディアの例として挙げられます。

といった特徴があります。Delish Kitchenの運営会社エブリーはほかにもニュースやファッション情報などいくつかの分散型メディアを運営しています。

国内ではいくつも分散型メディアが登場しています。

すごくおもしろいなあと思ったのは、これ。

よそのプラットフォーム（Facebookとか）にコンテンツを配信していると、例えばFacebookが突然方向転換して分散型メディアを締め出したりしたら困るじゃん、と思っていたのですが、あちこち分散していればリスクも減るということを言っていて、なるほどと思いました。

いまは課金型ではなくネイティブ広告がメインの収益だという分散型メディア。
気になる今後ですが、Delish Kitchenのエブリーさんが、こんなことを言っていました。