【紅の豚】ポルコが豚になった真相!アニメでは語られないその後

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第一次大戦時、イタリア空軍のエース・パイロットだったポルコ・ロッソ。彼はある事がもとで自分に魔法をかけ、豚に姿を変えた。今ではアドリア海にはびこる空賊を捕らえる賞金稼ぎ。その彼を煙たがる空賊達はポルコを倒すため、アメリカのパイロット、ドナルド・カーチスを雇い入れた。腕はやたら立つくせに、どこか陽気で女に惚れっぽい気のいい奴だ。彼は、エンジンの不調に手を焼くポルコを待ち伏せて、まんまと撃墜に成功する。ポルコのかつての飛行機仲間であり、今はホテル・アドリアーノのマダムであるジーナに一目惚れしていたカーチスは、ポルコがいない間に彼女に言い寄るが、私には待っている人がいると、あっさりかわされてしまう。ポルコは壊れた愛機を馴染みの修理工場ピッコロ社へと運び込む。そこで出会うピッコロの孫娘・フィオ。艇の設計改造をやるという彼女に、ポルコは一旦は憤慨するものの、熱意に満ちた彼女に負けて全てを任せてしまう。快活で屈託のない彼女の姿がポルコには新鮮に映った。そして完成したポルコ艇は想像通り完璧だった。やがてフィオはポルコ艇に乗り込み、彼と行動をともにする。蘇った艇を操り、ようやくアジトに戻ったポルコたちを待ち受けていたのは、例の空賊どもだった。地上でポルコを襲う彼らの卑劣さにフィオは激怒し、彼らにポルコ対カーチスの再試合を迫る。そこへ颯爽と登場するカーチス。高飛車に出ようと格好をつけるカーチスだったが、フィオを見るなり再び一目惚れ。彼女を賭けるという条件で話に乗ってしまう。決闘の前夜、ポルコはフィオにせがまれるままに、第一次大戦での体験を語った。そして遂にやって来た決闘当日、大勢の空賊やフィオに見守られながら大空中戦を繰り広げるポルコとカーチス。果ては2人の殴り合いとなりポルコはカーチスを倒すのだった。

出典:『紅の豚』の豆知識まとめ

ポルコはなぜ豚になったのか?

一番の謎はポルコ(豚の主人公)がなぜ豚になったのか?人間に戻れたのか?と言うことではないでしょうか。

宮崎駿の世界観においてはそもそもは“豚”ありきで、“紅豚”の原作“飛行艇時代”も、そのことが日常として普通になってしまっている作品であるため、特に豚であることに説明を有さないわけです。


ところが、いざ映画化すると、原作とは異なり、シリアスなドラマとして展開してしまったため、なにがしらかの理由付けが必要となった。


そこで、ポルコが豚の理由は改造手術でも宇宙人でも何でも良いのだけれど、理由としては(無茶苦茶であるけれど)一番便利に使える“魔法”という理由をとってつけたのだと思います。

出典:紅の豚はなぜ豚に?ラスト結末は?都市伝説と名言集めてみました!

そもそもポルコは人間を捨てたのか。その理由は戦争が、いまの社会が、人間が嫌になった。というのもポルコは先の戦争(おそらく第一次世界大戦)で、イタリア空軍のエースでした。友人が次々と死んでいき、自分は生き残ったんです。不名誉な栄光以外に、何も残らなかったでしょう。

その後、空軍を抜けて賞金稼ぎとして生きていきますが、マンマユート団のボスも言う様に、ポルコは殺しをやりません。本人も、戦争をやってるんじゃないと言っています。また、戦争が終わっても社会は変わりませんでした。戦友フェラーリンも、「国家とか民族とか、くだらないスポンサーを背負って飛ぶしかない」と諭します。それでもポルコは、「オレはオレの稼ぎでしか飛ばない」と知らぬ顔。ポルコが、どんな気持ちで豚になったのか、少しずつ見えてきたでしょうか。


・豚に国も法律もねえよ。


・ファシストになるより、豚の方がマシさ。


・そういうことはな、人間同士でやりな。

イタリアでは侮蔑の言葉

イタリア語で「ポルコ・ロッソ」は、卑猥な男、淫乱、赤い豚野郎という罵り言葉

「ポルコ・ロッソ」という言葉の意味をご存知ですか?これはイタリア語で、「赤い豚」という意味だそうで、イタリアでは侮蔑の言葉だそうです。

この映画では、ポルコが自分に魔法をかけて豚になったという設定ですが、「魔法をかけた」と言うのは、ポルコ自身が、自らで、自らの名前を「ポルコ・ロッソ」と自称した、ということなのだと思っています。


つまり「ポルコ・ロッソ」と言うのは、自嘲と後悔と、反省の意味も込めた、あだ名だったのだと思います。


「自らを侮蔑する」=「豚になる魔法を自分にかけ続ける」も面白い見方です。

【ジーナの賭け】ジーナはポルコと結ばれるのか?

ポルコとジーナは結ばれるのかと気になる人が多いかと思います。

ジーナは次のように述べて、賭けに勝ちました。


「私がこの庭にいるときその人が訪ねてきたら、今度こそ愛そうって賭けをしているの」

ジーナさんの賭けの結果が、実はラストシーンでこっそり分かるようになっている。 ラストのほう、ホテル・アドリアーノの裏庭のほうに小さく赤い飛行艇が止まっているのが一瞬だけ見えます。。。

	

紅の豚。
ジーナがマルコとの賭けに勝っていたと知って、なんか嬉しい。
やっぱジブリで一番好きかなあ。

ジーナの賭けは私たちだけの秘密とフィーナが言うシーン。ジーナのプライベートな庭にポルコの飛空挺停まってるんだよね。ハッピーエンド!

紅の豚で、ジーナさんは結局賭けに勝っていたんやな
ええ話や

	

本編ではカットされた幻のラストシーン

マルコパゴット大尉がジーナさんの庭をおとずれたかどうかは私達の秘密

ハリウッドのスターになったミスターカーチスは大統領になった今もあの時のアドリア海がなつかしいと

時々手紙をくれるわ

ジーナ(紅の豚)が歌っていた歌は!?

加藤登紀子さんの「さくらんぼの実る頃」

「さくらんぼの実る頃」は「紅の豚」のサウンドトラックに収録されています。(映画と同じ外国語バージョンのもの)。

様 ある時ジーナが言います「私がこの庭にいる時その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの。」 ジーナの歌うシャンソン「サクランボが実る頃」がイントロダクションとして秀逸です

	

【聖地巡礼】紅の豚舞台モデル地

スタジオジブリの名作アニメ「紅の豚」の舞台のモデルとなったザギントス島

ザキントス島とは ジブリの名作「紅の豚」に出てくる"ポルコの隠れ家"のモデルになった場所です。高さ100mもの断崖絶壁の下に見える砂浜と、透き通ったブルーの海。ザキントス島の由来はギリシャ神話の「ダルダノス」の子供の名前からきているそうです。ベネチア語では Zacinto・英語ではザンテ島(Zante)と呼ばれています。別名「レパントの花」と呼ばれることもあるそう。それまではさまざまな国の領土になっていて1864年にギリシャ領土になってから現在に至ります。1953年には大地震に見舞われて莫大な被害を被りました。有名な観光や景勝地としては「ナヴァイオ海岸」があります。

舞台ポルコの隠れ家の様子

ナヴァイオビーチ

周囲には何もなく、砂浜にただ難破船だけが残されていることから、シップレック(難破船)ビーチの別称があります。この舟は元は密輸船で、ギリシアの海軍に終われ、乗り捨てられたものなんだそう。職業に違えど、ポルコの境遇を思い出させますね。

ビーチ周辺には何もなく唯一座礁したであろう錆びついた船が打ち上げられています。この船はイタリアの密輸船だったそうです。

紅の豚の舞台になったアドリア海の宝石”ドゥブロヴニク”という街

ドゥブロヴニク別名「ヨーロッパの真珠」

場所はクロアチア、アドリア海に面した城塞都市ドゥブロヴニク

1979年に世界遺産に登録されました。

街の歴史は古く、ローマ帝国時代またはそれ以前に溯るとされています。ヨーロッパではもっとも美しい地中海都市のひとつとされています。15~16世紀には地中海の海上交易で繁栄し、最盛期を迎えます。街には聖堂や宮殿が建ち並びました。しかしながら、20世紀末の内戦で2000発の砲弾、爆弾を浴び、街は壊滅状態に陥り、危機遺産に登録されました。1995年以降、市民たちの手によって再建され、1998年に危機遺産リストから除外。要塞の入り口にある石にはこう刻まれている。「世界中の黄金をもってしても自由は売らず

幼なじみ仲間との「飛行艇クラブ」と塗りつぶされた写真の謎

ポルコはジーナと他の3名の友人と共に「飛行艇クラブ」を結成。


写真の顔が塗りつぶされているのは「豚」になった苦悩からだと推測される。

実在のシュナイダー・カップでは、ポルコでもカーチスでもなくフェラーリン少佐が勝利!

決戦の舞台のシュナイダー・カップは実在しておりポルコの愛機のサボイアS.21のモデルとなったマッキM.33は1925年に参加。しかし、カーチスの戦闘飛行艇のモデルとなった、カーチスR3C-2が優勝しています。

出典:『紅の豚』を何度も見直したくなる秘話&名言 - NAVER まとめ

そして、翌年、このカーチスに勝ったのがフェラーリン少佐のマッキM.39です。







マルコ・パゴッドの頃の機体の4の意味

ポルコがジーナの4番目の亭主

宮崎さん自身が語っていますが、最終的にポルコとジーナは結ばれました。ポルコの人間時代の空戦の回想シーンがあります。最初のジーナの旦那はベルリーニでしたが、彼が乗っていた戦闘艇の機体番号は「1」です。じつはその番号がジーナの旦那の順番なんだそうです。

描かれていませんが、ジーナはそのあと2回飛行艇乗りと再婚しますが、いずれも戦死で失います。ポルコの乗っていた戦闘艇の番号は「4」です。よって、ポルコはジーナの4番目の亭主なんだそうです。面白い宮崎さんらしい隠しワザですね。

紅の豚名言

•飛べねぇ豚はタダの豚だ

•ファシストになるより豚のほうがましさ

•飛んだところで所詮豚は豚だぜ

•仲間はずれ作っちゃ、可哀想じゃねぇか

•そりゃあ戦争で儲けるやつは悪党さ。賞金稼ぎで稼げねぇやつは能無しだ。

•睡眠不足は良い仕事の敵だ。それに、美容にもよくねぇ

•てめえなんかにフィオをやれるか!

•3年待ったわ。もう涙も枯れちゃった

•意地も見栄もない男なんて最低よ!

•彼らの一番大事な物は金でも女でもない名誉だって

•俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ

•俺たちは戦争してるわけじゃねぇ

•尻の毛まで抜かれて鼻時も出ねえや

•ジーナジーナと気安く呼ぶなぁ!

•いくら心配してもあんたたち飛行艇乗りは、女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょ

•それは海と空の両方が奴らの心を洗うからだって。

•だから飛行艇乗りは船乗りも勇敢で、丘の飛行機乗りよりも誇り高いんだって。

•マルコありがとう。いつもそばにいてくれて。あなただけになっちゃったわね、古い仲間は・・・。

•鉄で出来た艇(フネ)なんてゾッとしねぇな…

•いい奴はみんな戦争で死んじまった・・・。

•そういうのをアジアじゃ仏陀に教えを説くっていうんだ。

•心配するな!お袋の話では惚れるより慣れだってよ

•信じるか・・・。でぇきれな言葉だがおまえが言うと違って聞こえて来る。

出典:『紅の豚』の名言まとめ

「カッコイイとは、こういうことさ。」(糸井重里)

「国家とか民族とかくだらないスポンサーを背負って飛ばなきゃならないんだ。」 - フェラーリンの台詞


「ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの。」 - ジーナの台詞


「マルコ、今にローストポークになっちゃうから。あたし嫌よ、そんなお葬式。」 - ジーナの台詞


「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ。」 フィオの台詞

魔女の宅急便と関係が・・・

紅の豚の三老婆

			

宮崎駿監督、予告編に激怒

いよいよ映画の製作発表記者会見が行われることになりました。当日は『紅の豚』の予告編を流す予定だったものの、映画の作業で忙しい宮崎さんにそんなものを作る余裕はありません。


そこで鈴木さんがプロモーション用の映像を作る事になったのですが、記者会見場でプロモーション・フィルムを初めて観た宮崎監督は大激怒!いきなりマイクを取り上げ「僕はこんな好戦的な映画を作った覚えはない。これは鈴木プロデューサーが作ったもので、僕が作ったものではありません!」と罵倒し始めたのです。


鈴木さんは、完成済みの作画の中から戦闘シーンをいくつかピックアップし、空中戦の映像を強調したスピード感溢れる予告編を作っていました。しかし宮崎監督の目には「過激な描写ばかりが前面に出すぎており、自分の意図とは違う方向にイメージがねじ曲げられている」と映ったのです。


更に会見終了後も宮崎さんの怒りは収まらず、スタジオジブリのスタッフを集めてこのフィルムを見せました。すると全員肯定的な意見だったため、益々怒りに火が付いた宮崎監督。とうとう「僕には、この鈴木さんが作った予告編は分からない。僕はこんな映画を作っているつもりはない。でも、皆がそれをいいと言っている。だったら、後は鈴木さんが作るべきだ!」と、冗談でなく真顔で言い出しました。それを聞いた鈴木さんは大慌て。「申し訳ありませんでしたッ!」と平謝りしたそうです。






















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Sharetube