お金が足りなくなった時、頼りになるのがカードローンです。しかし、カードローンで借りられる金額は「利用限度額」として決まっていて、それ以上に借りることはできません。
どうしてもお金が必要な時は、利用限度額を引き上げてもらわなくてはいけませんね。
今回は、利用限度額を上げるための条件や申し込み方法について説明します。

カードローンは、利用者の収入や勤続年数、家族構成や持ち家の有無などといった情報から「この人はこれくらいの金額だったら返してくれそうだな」という判断をします。これがカードローンの利用限度額となります。

「超大手企業の要職を何年も努めていて、年収が数千万円もある人」だったら、たくさんお金を貸してもきちんと返してくれそうですよね。このような方は消費者金融に信用され、利用限度額が高く設定してもらえます。

反対に、「仕事はしていないけど妻と子供がいて、複数の消費者金融からお金を借りている人」は、お金を返してくれるとは思えませんよね。このような方は消費者金融に信用されず、利用限度額が低く設定されます。

このように、利用限度額は消費者金融にどれだけ信頼されているのかを表します。利用限度額を上げるためには、消費者金融の信頼を増す必要があるのです。

利用限度額を上げられるのは、以下のような条件に当てはまる方です。

・前回（初回）の利用限度額決定時よりも年収が上がったり、ランクの高い職業に就いたりした人
・長期間（おおむね1年以上）消費者金融を利用し続けている人
・融資されたお金を延滞なく返している人

返せるお金の額が上がっていたり、より安定した職業に就いたりした人は、消費者金融の信頼を上げることができます。

ここでの「ランクの高い職業」とは、公務員や士業、大手上場企業勤務などを指します。公的で安定しており、高収入が保証されている職業ほど信頼が増します。反対に、フリーターや自営業、個人事業主の方は、いつ収入が途絶えるかわからないという点から信頼されることは困難です。

利用限度額を上げたい消費者金融を長期間利用している場合、信頼を増すことができます。消費者金融側から見ると、長期間契約を結び、利用内容や利用期間を把握できている申し込み者は、ある程度今後の利用傾向が見て取れますからね。

どの程度の利用期間が「長期間」になるのかは消費者金融によって異なりますが、おおむね1年以上が目安になります。もちろん、それ以上に利用実績がある方はそれだけ信頼も増しますので、利用額を上げることができる可能性が高まります。

融資されたお金を延滞なく返している人は、消費者金融の信頼を増すことができます。すでに借りているお金の返済に滞りがある場合、絶対に利用限度額が上がることはありません。

ただし、以下のようなルールを守っている場合、延滞とはみなされない場合があります。

・返済期日以降にかかってくる消費者金融からの連絡に出る
・返済期日から一週間以内に返済する

消費者金融は、返済期日を厳密な基準としているわけではなく、返済が遅れていることを連絡できたり、返済期日のすぐ後に返済できたりする方に対するゆとりを設けています。しかし、毎回返済日にトラブルを起こすような契約者は、当然消費者金融の信頼を失うと思って下さい。

利用可能額の増額申し込みは、消費者金融会社によって異なります。主な大手消費者金融の申し込み方法を紹介しますので、参考にして下さい。

アコムは、アコムの総合カードローンデスク（0120-629-215）に連絡することでの利用可能額の増額を申し込むことができます。担当オペレーターに口頭で申し込むことができる利点を活かし、なぜ増額が必要なのか、自分はアコムにとってどのように信頼される人間なのかをアピールしましょう。

プロミスの場合もアコムと同様に電話での増額申し込みをすることが可能です。

しかし、プロミスの場合、プロミス側から利用可能額の増額を持ちかける電話がかかってくる事があります。自分から申し込んだ際よりも増額されやすい傾向にありますので、プロミスからの電話を積極的に利用しましょう。

モビットの利用限度額を上げる場合、電話での申し込みと会員ページからのWEB申し込みという2つの方法があります。

モビットの増額審査には時間がかかり、最低でも2日ほどを必要とします。緊急で増額を必要とする場合は、事前にあらかじめ申し込んでおきましょう。