恐らく、ウィンカー（方向指示器）の存在を知らない大人はいないと思います。車やバイクについている保安部品の1つでね。運転手が進路変更などをする際の意思を、周辺の車両や人に事前に知らせるためのものです。道路交通法でも、その使用に関しては細かく規定されていて、安全運転のためには必要不可欠な操作となっています。今、このウィンカーを適切に使用しない人が多いと騒動になっています。以下、ご紹介します。

ウィンカーは、「ターンシグナルランプ」とも呼ばれています。文字通り、進路変更を周囲に知らせるランプです。道路交通法では、いくつかの使用が定められていて、例えば、道路交通法第53条各項などには、右左折する際は、その30m手前から合図を開始すること、と規定されています。
その他にも、まだまだ仕様規定はありますが、要するに突然曲がったりすると危険だから、その前に「私はこれから曲がるよ！」って意思表示をしましょう。ってことです。

つまり、ワーストとなってしまった「岡山県」では半数以上の人がウィンカーの使用について不満を感じていることになります。そこで疑問なのですが、半数以上人が不満に思っているのなら、なぜ改善されないのだろうか？ってことです。つまり、それだ多くの人が不満を感じているのなら「自分は、そうしない」と考えるのが自然であって、そう考える人が増えることで簡単に半分以下にすることができると思うのですが…。まあ、そう話は単純ではないのでしょう。

これは、明らかに「想像力不足」だと思います。つまり、ウィンカーを使用せずに進路変更などをすることが、どれだけ危険な運転なのかが分かっておらず、かつその先に待っている不幸な事故についてまで考えが及ばないのでしょう。
ウィンカー自体の操作は、ハンドルについているレバーを上下に動かすだけなので、使おうと思えば誰でも簡単です。やむを得ず使わない理由などは見当たりません。ウィンカーを適切に使用することで防げる事故がたくさんあるのに、それを操作しようとしない。実に割に合わない判断をそのドライバーはしていることになります。
一事が万事です。こうした、ドライバーは日々の暮らしの中でも、割に合わない判断をし続けているのだと思います。

ウィンカーに限ったことではないのですが、無知を起因とする想像力不足は、時として「人」殺してしまいます。結果として、大事故につながる可能性も高くなります。無知が故に想像できないのか？それとも知ってはいたものの、その先が想像できなかったのか？、など経緯は様々ですが結果としては同じです。
自分の行動や判断が、果たして割に合ったものなのか？その結果、周囲の人にはそのような影響を及ぼすのか？想像することがとても大切です。

SNSを確認してみる限りでは、総じてみなさんが「ウィンカーの不使用」については怒っているようです。なぜ、出さない人が多いのか？運転すると、性格が変わっちゃうのかな？