【カード&ボードゲームの魅力!】第3弾 プレイ時間約30分から40分

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第3弾 30分からプレイできるカード&ボードゲーム

前回第2弾ではどなたでもすぐに楽しめてプレイ時間が短い物を紹介しましたが、

今回は少し戦略性が必要で、かつ30分程度の時間がかかるものを紹介していきます。

数字を使うものが多くなりますので苦手な方はボードゲーム第2弾での商品をオススメします。

多少難易度が上がるといってとてもプレイしやすいものばかりですので実際に手で触ってみることをオススメします。

ラミーキューブ

イスラエル発祥のテーブルゲーム。 

過去ボードゲーム大賞を受賞すなどその知名度もかなり高い。

パズルゲームを立体化したようなゲームシステムが人気。

手駒の様子。専用のスタンドが付属しているので視認性は問題ナシ。これを見ると麻雀の手牌を思い出す方もいるのではないか。
・ルール

1つめにご紹介するのはこのラミーキューブです。 ルールは簡単で、配られた駒を全て場に出すことができれば勝ち。勝ち抜け戦となります。少し麻雀のルールに似ているかもしれません。

駒には1から13までの数字が書かれたものがあり、それぞれ赤、黄、青、黒の4種類で各2枚ずつの駒が用意されています。さらに中には丸顔で笑っている駒のJOKER的役割のカードが2枚はいっています。

これらが均等に混ぜられ手元に配布されます。そしてこの手元から場にカードを出していき手札をなくしていくわけですが、

ルールとしてカードを場に出す場合基本的に2つのルールがあります。


1、 場にカードを揃える場合は同じ数字を3枚以上で色別で出す

   例 黄1黒1青1


2、 もしくは123、456などの連番を3枚以上で同じ色で出す 

   例 青1青2青3


これが基本ルールになります。麻雀でいうところの順子刻子のようなものですね。このルールで手札に揃えて場駒のセットを場に出し手札を解消していくわけです。

どうしても揃わない場合は余りの山から駒を1枚引きます。


つまり 場にコマをだす。→ 出せなかったら駒を山から1枚とる →次の人へ手番が回る

このサイクルを繰り返すわけですね。

ちなみにこのサイクルをする際には公式ルールとして、タイマーを用いた制限時間を設けることを推奨しています。ゲームに締まりがでますのでゲームに慣れたら是非採用してみてください。

☆おもしろいポイント★
このゲームただ役を揃えて場に出すだけでは単調に思えるかもしれませんが、ここでこのゲーム最大の特徴が効果を発揮します。それは
◇場に出た駒を自由に動かし、手駒と組み合わせても良い

というルールです。どういうことか?

例えばゲームが進んで場に


 赤123 青567 黒8910  黄4赤4黒4

このように場に駒がだされていて、自分のターンになった場合。

自分の手駒は 青の4と 赤の5、6だとします。


このままでは役がそろわないので山から駒を追加しよう、、 と思ってしまいますが、上記のルールを踏まえてよく考えてみてください。



これ場にでた3枚揃いの駒は、動かした後に順子刻子のルールさえ守られていれば勝手に動かし自分の駒を場に追加してもいいんです。


つまり正解は

場の赤4を手元の赤5、6と合体させ 赤456の役を勝手に作ってしまうんです。

でもそうすると赤4を失った

黄4黒4 が余りますよね? このままだと3枚ぞろいのルールを満たしていません。

そこでさらに手元の駒 青4を使います。これと場の駒を合体。 青4黄4黒4 となり、ルール上何も問題なく処理されることになります。これがこのゲーム最大のポイント。


さらに考えるとまだ方法があります。

ルール上は役を揃える場合3枚以上で順子刻子のルールを満たす必要があります。

つまり刻子であれば4枚つながり、順子であれば5枚つながり、13枚つながりで場に揃える ということも可能なわけです。そして今回の例と照らし合わせると、


手持ちの青4を 場の青567に追加し、 4567の連番をつくったっていいんです。赤5,6は出せなくなりますが、切り札として温存するということもできますし、そういったところの駆け引きがおもしろいわけです。

想像してみてくださいゲームが進むにつれて場にどんどん駒のセットが出されるとどんどん組み合わせが増えていきますよね?

そこをうまく使ってなるべくはやく手駒を消化していくわけです。これに時間制限がつくとどの駒をどう動かすか?ということをはやく導き出す必要がでてきて戦略の幅が広ります。


実は役を作れたのに組合わせを時間内に気づけなかった、、なんてことも起こります。

バトルライン

2人プレイ専用。シンプルながらも戦略性のある対戦型ゲーム。将棋やオセロの代わりにバトルライン。といった風潮もできてもおかしくはない出来。

陣地を占領しよう。

カードを組みあわせて相手より多くの陣地を獲得しよう。
次に紹介するのはバトルラインというゲームです。今まで日本語版の発売が少量で、売れきれ続出だった本製品ですが、最近になってようやく生産数が追い付いてきて手に入れることができるようになっています。
・ルール

ルールはお互いを中央を横並びに赤い駒がならんでいて、これが1つ1つ陣地ラインつまりバトルラインとなっています。お互いは山札からカードを引きながらそれぞれの駒にカードを置いていき、

役をつくっていきます。そしてお互いの役の強さを確認し相手より強い役を作ったプレイヤーがその駒の陣地をGET! というながれになります。

役にはいくつか種類があり、それぞれ強さのランクが異なります。

メインカード類

1から10までんの数字でそれぞれ赤、青、黄、緑、紫、オレンジの6種類が用意されており、各カードが1枚ずつ用意されています。
このカードを上記のようにお互いに毎ターンどこかの赤い駒の前に1枚ずつ置いていき、お互い3枚まで置いた時点で役が完成されます。

基本的に数字が大きいカードが強いカードになります。例 1が最弱 10が最強

そしてここに役が絡まるとまた強さが変わります。また、おなじ役でも3枚の数字の合計が大きい方がより強い役になります。 上から強い順に役を並べると、


1.ウェッジ 同じ色で連番 

  例 赤567 赤8 9 10(ここでは567 より 8 9 10の役が強い。)


2.ファランクス 別々の色で同じ数字  

  例 赤1青1黄1 黄10オ10緑10(ここでは10の役が最強だが123のウエッジには負ける)


3、バタリオン 同じ色であればどの数字でもOK

  例 赤2赤6赤9 青3青7青10 紫7紫9紫10(ここでは連番でないという点で7、9、10の役が一番強い しかしファランクスの1ぞろいには負ける。 


4、スカーミッシュ 別々の色で連番

  例 赤1青2黄3 紫8オ9緑10(ここでは別々の色で8910が最強。 )


5、ホスト 上記のどの条件にも当てはまらない役。スカ。

  例 赤1青5紫10


この5つの基本役をつくって戦うことなります。トランプのでいうところのポーカーに近いルールでしょうか。陣地を奪うタイミングを計るという点では少し戦略性が変わっていると思います。



☆おもしろいポイント★
このゲーム淡々とカードを置いていくわけではありません。メインカードの枚数と相手の手札のカード、そして山札の残り枚数などを推測、考察しながら次の1手を常に考える必要があります。そしてこのゲームで重要なルールであるのが、、
◇場に出ているカードを使い、自分の役がどうやっても勝つことが出来ると証明することができれば、その陣地を獲得することができる。
この証明ルールが重要になってきます。説明の前に、 
メインカードが6種の色存在し、それぞれ1枚ずつある」ということを念頭に考えてください。 

場にすでに6のカードが6枚枚複数の陣地に置かれ場に出ていて、

さらに9のカードが6枚場に出きっている状態を考えてください。

自分の取りたい陣地では今お互いに役が揃う状態になっていて


自分赤45。相手赤78. という風に赤い駒を交えて置かれている状態。


この場合、相手はどうやっても自分の役に勝つことができないのがわかりますか?

6と9が場に出きっているので、相手は 678や8910 といった役を作ることができません。

どの数字を置いても役はカスになってしまうのです。

これはもう確定してしまっています。


そして自分の役のことを考えても、自分も赤456のウェッジを作ることはできませんが、赤345のウェッジをつくることはまだ可能性として考えられます。

つまり相手は将棋でいう詰みの状態になっておりどのメインカードを置いても自分の役に勝つことができません。


これを相手に証明し、確認が取れればその陣地を3枚の役をつくらずとも手に入れることができるのです。これがこのゲームの証明ルールで、いかに先手を打ってこの状態を作れるかがカギになってきます。

◇戦術カードを使う
このゲームにはメインカードのほかに戦術カードという特殊効果があるカートがあります。

毎ターン山札から1枚引くか、戦術カート山札から引くかを選ぶことができ、ここで手に入れることができます。

戦術カード

様々効果があるカード。10枚の種類がありどれも戦況を大きく変えるものばかり。
保存
・偵察 メインカードもしくは戦術カード山から3枚ドローし、手札の2枚のカードを山札に好きな順番で戻す。
・アレキサンダー&ダリウス  2枚同じ能力のカードで、どんな色、数字にもなれる最強カード。お互いのプレイヤーはアレキサンダーかダリウスどちらかしか使うことができません。
・裏切り 役がお互いどちらか完成されておらず、赤い駒がどちらにも獲得されていないゾーンの敵のメインカードを自分の陣地カードに加えることができる。">キャンセル
このほかにもさまざまな能力がありますので実際に手にとってみてください。説明したルール以外にも細かな部分があります。

ずっしり腰を下ろして将棋感覚でプレイできるので、かなりガチな対戦が楽しめます。筆者も大好きなゲームで色々な人にオススメしたいゲームです。

おわりに

今回は30分程度でできるゲームを紹介しました。ルールを覚えるのが大変な部分もありますが、一度覚えてしまえば一気にのめりこめるものばかりですのでぜひ試してみてください。
次回は第4弾 1時間以上のプレイ時間の重量級ゲームを紹介します。