【洒落怖】名作・短編集(Part1)

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『収録話』

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『分からないほうがいい』

212 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/07(土) 01:28

わたしの弟から聞いた本当の話です。

弟の友達のA君の実体験だそうです。


A君が子供の頃、A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。

外は晴れていて、田んぼが緑に生い茂っている頃でした。


せっかくの良い天気なのに、

なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、家の中で遊んでいました。

ふと、お兄さんが立ち上がり、窓のところへ行きました。

A君も続いて窓へ進みました。

お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。

真っ白な服を着た人が1人立っています。

(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかったそうです)

あんな所で何をしているのかなと思い、続けて見ると、

その白い服の人は、くねくねと動き始めました。

踊りかな?そう思ったのもつかの間、

その白い人は不自然な方向に体を曲げるのです。

とても人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。くねくねくねくねと。

A君は気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。

「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」

すると、お兄さんも「分からない」と答えたそうです。

ですが答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか分かったようです。

「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、

お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい」

と、答えてくれませんでした。


あれは一体なんだったのでしょうか?

今でもA君は分からないそうです。

「お兄さんにもう一度聞けばいいじゃない?」と、私は弟に言ってみました。

これだけでは私も何だか消化不良ですから。

すると弟がこう言ったのです。

「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ」

『ヒサルキ』

114 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/13 13:06

最近、保育園で保母さんをやってる友達に聞いた話。


その子が行ってる保育園ってお寺がやってるとこで、

すぐ近くにお墓があったりする。

お墓に子供が入っていたずらしないように、

周りに柵がしてあるんだけど、

柵の杭の尖った先っちょに、

虫やトカゲなんかが串刺しになってることが良くあるらしい。

園児のイタズラかもしれないけど、

お寺も兼ねてる保育園だから、けっこう人の出入りは多くて、

広場で小学生なんかがしょっちゅう遊んでるから、

誰がやってるのかわからない。

まぁ、鳥のせいかもしれないし~って感じで、

誰もたいして気にはしてなかった。


ところがある日、その柵にモグラが刺さっていた。

さすがに哺乳類はグロいんで、

すぐに園長先生(=寺のお坊さん)が片づけてくれた。


で、しばらくすると、今度はネコが突き刺さってた。

これはさすがに酷かったんで、保母さんやお坊さんが集まって、

誰の仕業か?どうしたらいいのか?って話をした。

でも、犯人はわからないし、再発防止の名案も出なかった。


結局、どーするんだろうね~ってムードでダラダラと時が過ぎたある日、

ウサギが突き刺さってた。

保育園で飼っていたウサギだった。これは友達が見つけたらしい。

早朝にお坊さんがお墓の掃除に行った時には無かったのに。

その日はたまたま友達より早く来ていた子供がいたんで、

その子に「何か見た?」って聞いてみた。

その子は一言、「ヒサルキだよ」って言った。

「ヒサルキってなあに?」と聞いても、上手く説明できないみたいだった。

あとで、ほかの子にヒサルキの事を聞いてみた。みんな知っていた。

でも、誰もヒサルキがどんなモノなのか説明できなかった。

子供達はウサギが死んだのを、あまりかわいそうだと思っていないようだった。

何となく、しょうがない、みたいな感じで醒めていた。


116 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/13 13:08

変だと思ったのは、ヒサルキのことは、園児の親も知らなかったこと。

子供がそんな言葉を使っているところも、誰一人覚えていなかった。

テレビや本のキャラでもなかった。

すると保母さんの一人が、

「昔そんな名前の絵を見たことがある」と言い出した。

子供が描いた絵は返してあげるので、保育園には残っていない。

ただ、絵を描いた子がその保母さんの近所の子だったので、

名前を覚えていた。

「その子に聞いたら・・・」と友達が言うと、

その保母さんは「引っ越した」と答えた。

そして、「その引っ越しが変だったんで、覚えてる」とも言った。

なんでも、挨拶もなく急に引っ越していったらしい。

さらに不思議だったのは、引っ越す時にチラッと見たらしいんだけど、

その絵を描いた子が、両目に眼帯をして車の中に座っていたんだって。

それで、どこへ行ったのかはわからずじまい。


それからニワトリが串刺しになったのが最後で、ヒサルキ騒動は終了。

結局、犯人もヒサルキの正体もわからずじまい。

前みたいに虫なんかは突き刺さってるみたいだけど。

『長袖の下に』

384 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/23 22:49

小学校の時に転校してきた奴で、少し変わった奴がいた。

家はやや貧乏そうで、親父さんがいないみたいだった。

お袋さんは2,3回見たことがあるけど優しそうな人で、

そんなに不幸そうではなくて普通に明るい奴だった。

でも変わってるのは、そいつがどんな真夏でも、

絶対に長袖を着つづけていた事だった。

寒がりって訳ではなかった。夏休み前とか、

長袖シャツに半ズボンで学校に来てたし。

あと、プールの授業にも絶対出なかった。


なにか体にコンプレックスがあるのかな?

ってようやく気付いて来た頃、

クラスの悪ガキ達の間で、

そいつをよくからかうようになった。

その長袖シャツを剥ぎ取ろうと、みんなでからかったんだ。


ある日、そいつが無性に怒り出して暴れて、

そいつの指が俺の目に入った。

俺は涙がボロボロッと出てきて、

他の奴らはそれに感化されてカンシャクを起こして、

数人で本気になってそいつの服を剥ぎ取った。

そうしたら、そいつの右腕にヘンな物が…

『うまれてきてくれてありがとう(ハートマーク)

 だいすきなわたしのあかちゃん○○くん(ハート)

 ままはとってもうれしいです(ハート)

 いいこにそだってね(ハート)○○ままより(ハート)』

と、すこし歪んだ刺青が施されていた。

お袋さんの、お手製だったのかな。


そいつは、その後しばらくしてまた転校してしまった。

それから一回も会ってないけど、今はどこにいるんだろう?

今そいつも、俺と同い年の25歳か…


385 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/23 23:08

>>384

うううっ・・・。

親がバカなばっかりに・・・。


387 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/24 00:12

バカっつーかサイコだろ。


388 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/24 00:28

>>385

>>387

でしょうね。母親は普通だけどちょっと変わった人かな?って感じだった。

あと、そいつの体臭っていうか、服から匂ってくる「家の匂い」が、

かなりイヤな、

でもどこでも嗅いだ事のない匂いだったのが印象に残ってます。


389 :384,388:03/10/24 00:33

刺青の文面はうろ覚えだし、

なにしろかなり歪んでたので(成長のせい?)けっこう適当です。

全部ひらがなとハートマークだけだったのは覚えてます。

ハートマークは赤だったか黒だったか…

この刺青彫ってるときに、

「この子は将来大人になる」って当たり前のことは考えつかなかったのか…。

でも、可愛いだけの名前を子供につける親の心境も一緒なのでしょうか。

サイコさんの行動は基準にならないか…

『スイカ』

秋になると登山シーズンです。

よく墜落が、登山シーズンには起きるそうです。

そのご遺体は頭が割れている為、スイカと呼ばれるそうです。


しかし、秋に墜落事故をして逝かれても、ご遺体は雪のため、

春まで放置されるようなのです。


中には発見されることなく、忘れ去られているご遺体もあるそうです。

万年雪の中にもあるときが、ときたまあるようなのですが・・・


その登山シーズンの秋、登山部では、


「スイカを見たら振り向くな。振り向いたら自分もスイカになる」


ということがよく言われるそうです。


そしてこれは、実際に体験した方の話なのですが・・・

山の尾根を歩いていると、向こうから数人の集団が歩いてきました。


先頭の人間が「スイカだ!」と叫んだそうで、

皆がその集団に向かって会釈をしました。


大学のサークルの1年だったその方は、訳も分からず会釈をしました。


会釈をし終わって、その集団が横を通り抜けようとすると、

頭がクシャクシャに潰れていたそうです。


驚いたその方は、慌てて振り向こうとしましたが、

後ろの先輩が「振り向くな!」と大声で怒鳴るので、

何かあると感じたその方は、興味を抑えて、

無事に山頂の宿舎にたどり着けました。


その方は、スイカのことについては後から聞いたようです。

もしもあのまま振り返っていたら・・・


前後を登山経験者の長い方で、

真ん中を経験の浅い方という並び方で登るのは、

スイカのためでもあるようです。


先頭の方がスイカであることを知らせ、

最後尾の方が振り向かないように監視をする為に。

『猛スピード』

698 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/29 03:01

俺にはちょっと変な趣味があった。

その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出て、

そこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。

いつもとは違う静まり返った街を観察するのが楽しい。

遠くに見えるおおきな給水タンクとか、

酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、

ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると、

妙にワクワクしてくる。


俺の家の西側には長い坂道があって、

それがまっすぐ俺の家の方に向って下ってくる。

だから屋上から西側に目をやれば、

その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。

その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら、

「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、

坂道の一番上のほうから、物凄い勢いで下ってくる奴がいた。

「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら、

全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、

満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。

奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、俺と目も合いっぱなし。

ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、

なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、

急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。


700 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/03/29 03:03

ドアを閉めて、鍵をかけて、

「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、

ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。

明らかに俺を探してる。

「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」

って心の中でつぶやきながら、

声を潜めて物音を立てないように、

リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。


しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。

もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、

ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、

チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。

「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。

心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。

さらにガクガク震えながら息を潜めていると、

数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。


それでも当然、緊張が解けるわけがなく、

日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。

あいつはいったい何者だったんだ。

もう二度と、夜中に双眼鏡なんか覗かない。

『全く意味がわかりません』

860 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 20:59

僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、

そのバスは右に曲がった

そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。

だって、いつものような、おばあさんもがいるから、

最後まで行ったんです。痛いから。

それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ

大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、

ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人も

いっぱいいたんです。

おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。

それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、

ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。

それで、本当に急にキー---って止まったんで、

中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。

僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。


でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。

そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、

その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、

ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。

それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、

そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。

僕はもちろんおかしいな、と思いました。

で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。

僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、

その日も普通に学校に行きました。

そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。

『座敷女』

243 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 05:27 ID:jQ2C7Hj/

一昨年まで、東京の三鷹に住んでた。

アパートの俺の部屋に朝4時頃になると必ず誰か来て、

郵便受けにバーナーかなんかで焼いた様な10円が入れられた。


気になって、入れる瞬間を誰がやってんのか見てやろうと思って、

夜中に覗き穴を覗いた。

すると急に覗き穴の視界の下から、

ニュッと座敷女みたいな奴が出て来て、ゲラゲラ笑い出した。

怖くて絶叫しちゃった。


245 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 05:42 ID:jQ2C7Hj/

警察に言ったけど、相手してくれんかったね。

10円は15枚になったけど捨てたわ。

何時の間にか来なくなったけどねぇ。

あの眉毛が薄く目の離れた、歯並びの悪い顔を思い出すと怖いわ。


248 :243だけんど:04/07/18 05:46 ID:jQ2C7Hj/

まぁその話は他にも色々続きがあるけど、長くなるんですが…イイ?


249 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 05:47 ID:+bihAK1E

怖いなら何でもいいよ


252 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 05:55 ID:jQ2C7Hj/

最初に気付いた時は3枚。大して気にしなかった。

4枚目が来た日に、夜中に外から子守歌みたいなが聞こえてきて、

(毎日歌詞が違ったから、たぶん女の妄想歌。

鳥にさらわれるとか、尋常じゃない歌)

カチャッて郵便受けから音がした。

大して気にせず寝て、次の日起きたら4枚目の焦げた10円。

んで5枚目の時は、おみくじに包まれて来た。

6枚目は髪の毛4本くらい縛ってあって、

そろそろ俺も不気味に思ってきたんです。


253 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 06:02 ID:jQ2C7Hj/

それで>>243の話に繋がった。


絶叫した後、警察に電話しようと思って電話の所行こうとしたら、

郵便受けに両手の指突っ込んできて、引っ張ってるわけ。ますます怖くなった。

そして受話器を取った瞬間に、

郵便受けの開いた所からまたワケわかんない歌を絶叫された。

(山が割れて、天狗が来て、みんなさらわれた…みたいなイカれた歌)

そこであまりのうるささに気付いた、仲のいい隣の人から携帯に電話が来た。

「どうした?」って聞かれて、一部始終を話したら、

隣の人が警察を呼んでくれる事になりました。


256 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 06:14 ID:jQ2C7Hj/

警察が来るって言う安心感から強気になって、

「てめぇ、一体何なんだ消えれ!」つってドア蹴った。

すると号泣しだして、ドアを傘か何かでバシバシ殴って来た。

いい加減に堪忍袋の緒が切れた俺は、バット持って出て行った。

ソイツは泣き笑いの顔で、

血が出る程(実際出てた)顔や腕をかきむしりながら歯を食い縛って、

「またいっしょだねぇ」って一言だけ呟いて逃げた。


次の日に郵便受けを見たら、切られた猫のしっぽが入れられてた。

見つけてすぐ吐いてしまった。


それからは来なくなったけど、

隣の人も今までそんな事無かったって言ってたし、

俺もソイツに覚えが無い。

一体何だったんだか。

『事件事故』

919 :本当にあった怖い名無し:04/10/03 16:30:08 ID:5DpTCWzf


712 :名無しだョ!全員集合:04/05/12 03:25 ID:???

親が道警勤務なので、

事件事故の場合は親父の出動の方がニュース速報よりも早い。

だから道内の事件事故の速報は、恐怖よりも

『親父の仕事』のイメージが強かったりする。


でも、豊浜トンネルの崩落のときはちょっと違った。

緊急出動を受けて、スーツに着替える親父の顔が妙に暗いのだ。

着替え途中の親父に、「今回は何?事件かなんか?」と聞くと、

普段は「言えん」とか、「あんたに話す必要ない」といって、

決して出動内容を話さない父親が、

「事故」とだけポツリと言った。

そして母親に、

「今回は多分、しばらく帰ってこれないわ。長引く」

といって出て行った。


親父が出て行ってしばらくした後、ニュース速報が来て、

現場の中継を見た瞬間に、

親父のあの表情の理由がわかった。

多分、最も初期の時点で既に生存が絶望的だった、

そんな事故だったんだろう。


親父は4日間帰って来なかった。

5日目の夕方、着替えを取りに戻ってきた親父に状況を聞くと、

「直撃してる。バスは真下だ。

方法が見つからん。ほとんどの家族が諦めてる」と言った。

そのあと、

「スコープからの映像は見たの?中はどんな感じなの」

と質問した。

「5センチ」

「何が?」

「スコープで確認できた遺体の身長だ」


924 :本当にあった怖い名無し:04/10/03 22:59:16 ID:LbrGqhwZ

>>919

すまんが、それどういうこと?


925 :本当にあった怖い名無し:04/10/03 23:34:39 ID:V09rRBx8

>>924 漏れは919と違うけど。

ttp://business2.plala.or.jp/position/sinrei/html/spot05.html

(※リンク切れ)

によると、

『数日がたち現場復帰作業が進みバスが見え

 バスの厚さは約30cm程度になっていたと聞きました』とあります。

つまり、そこまで圧縮されてしまったのでしょう。


936 :本当にあった怖い名無し:04/10/04 16:47:36 ID:zhTUFWon

>>925

なんか怖いな。

そういや、高速道路の修理で橋げたが落下した事件があったけど、

車なんか30センチくらいに潰れてたな。

助手席で生き残った母親のセリフが耳に残る。

「娘が突然いなくなったんです・・・」

『達人』

394 :達人:2006/10/19(木) 01:56:26 ID:QS40k1Z2O

この話は、父から聞いた話です。


父が子供の頃は、

学校から帰ると直ぐさま川にサワガニ捕りに出掛けていたそうです。

その日も一人で川に向かい、

サワガニ捕りに出かけました。季節は夏で、むしむししていました。


最初は竿に糸を付けておかずのイカをくくりつけて、捕まえていたのですが、

暑くて我慢できなくなり、川に入りながら捕まえていました。


空も赤く染まり、そろそろ帰るかと服を着てると、

おじさんが通りかかり、話掛けてきたそうです。

「坊主…川に入っちまったのか…」

父はうなづくと、おじさんは話しだしました。

「あのな、坊主…この川でな、よく子供が殺されたんだとよ…」

父は驚きました。

「そんな話聞いた事がない」とおじさんにいうと、

「そりゃそうさ。おじさんが当人で、ずっと隠しとおしてきたからな…」


父は逃げようとしなかったそうです。

私は父にその理由を聞くと、

父はそのおじさんから殺気が感じられなく、

穏やかな空気しかしなかったらしいです。


そのおじさんに、父はこう聞いたそうです。

「おじさんは、もう人を殺すことをやめたの?」

「なぜだい…」

「だって、今のおじさんは恐くないよ?」

そのおじさんは、自慢気にこう言いました。

「あー…子供を安心させる達人だからな、はは…」


父はとっさに逃げたそうです。

親(祖父母)にそのことを話して、警察に報告しました。

今でもそのおじさんは捕まってないそうです。


父は言いました。「逃げきれて本当に良かった」と。

もし殺されていたら、私は今いなかっただろう…。

『巨頭オ』

61 :本当にあった怖い名無し:2006/02/22(水) 23:53:38 ID:AUOziUfa0

数年前、ふとある村の事を思い出した。

一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。

心のこもったもてなしが印象的だったが、

なぜか急に行きたくなった。


連休に一人で車を走らせた。

記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。

村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、

その看板を見つけたときあれっと思った。

『この先○○km』となっていた(と思う)のが、

『巨頭オ』になっていた。

変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、

行ってみる事にした。


車で入ってみると村は廃村になっており、

建物にも草が巻きついていた。

車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、

頭がやたら大きい人間?が出てきた。

え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!

しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。

両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。

車から降りないでよかった。

恐ろしい勢いで車をバックさせ、

とんでもない勢いで国道まで飛ばした。


帰って地図を見ても、数年前に行った村と、

その日行った場所は間違っていなかった。

だが、もう一度行こうとは思わない。

『マイナスドライバー』

175 : 名無しさん:2000/06/15(木) 12:06

そんなに怖くないのですがきいてください。

私がまだ4~5歳の頃の話です。


当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。

まだ小さかったので、母と女湯に入っていました。


或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、

湯船の中でプールよろしく遊んでいました。

今迄気付かなかったのですが、

湯船の横から階段状になり、ドアが付いているんですね。

(何処もそうなのかも知れません)

私はふとそのドアが気になって、段々を昇りドアの前まで行った。


ドアノブの直下に、大きな鍵穴があるのです。

ワクワクして覗きました。

……向こう側は何かに覆われて見えない。

なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。

何を思ったか、もう一度鍵穴を覗き込んだのです。

ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました。

おわースゴい。夢中になって覗いていました。


ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか、

突然、私は目を離し身を引いたのです。

そして次の瞬間、鍵穴からは、

マイナスドライバーの先端が狂ったように乱舞していました……。


私は息を呑み、そこを離れ、

コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。

『最後の写真』

412 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/20(火) 19:00

ある病院に、残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。

友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんは、

まだその子の体がベットの上で起こせるうちに、

最後に写真を撮ろうと思い、

病気の子を真ん中にして、三人の写真を撮りました。

結局、それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、

三ヶ月ともたずにその子は亡くなってしまいました。


葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんは、

ある日、病院で撮った写真の事を思い出しました。

それを現像に出し、取りにいって見てみると、

その写真が見つかりません。

写真屋さんに聞いてみると、

「いや、現像に失敗して・・・」と言うそうです。

不審に思ったお母さんは、娘の生前の最後の写真だからと、

しつこく写真屋さんに迫ったそうです。

写真屋さんもしぶしぶ写真を取り出し、

「見ない方がいいと思いますけれど、驚かないで下さいね」

と、写真を見せてくれました。

そこには三人の女の子が写ってましたが、

真ん中の亡くなった女の子だけが、

ミイラのような状態で写っていたそうです。

それを見たお母さんはとても驚きましたが、

供養してもらうと言い、写真を持ち帰りました。


413 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/20(火) 19:07

それにしても恐ろしい写真だったため、

霊能者のところに供養してもらう時に、

これは何かを暗示してしているのではないか、と尋ねました。

すると、霊能者は言いたがりません。

やはり無理に頼み込んで、話を聞ける事になりました。

その霊能者が言うには、

「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました」

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