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世界の著名作家が本にX社の紙を使うなと出版社に求めた理由

世界の著名作家が本にX社の紙を使うなと出版社に求めた理由

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Fossils15Fossils15
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世界の著名作家が本にX社の紙を使うなと出版社に求めた理由

原生林を伐採する製紙会社が森林保護を求める環境団体グリーンピースに3億ドル払えと賠償訴訟を起こした

カナダの巨大伐採製紙会社レゾリュート社がグリーンピースに巨額な賠償金を払えとを訴えたことから、裁判で脅して活動をつぶし言論の自由を奪う危険な動きが起きた。これに対し世界の著名な作家・評論家などが紙の本を作る世界大手出版社に、紙の供給者であるレゾリュート社に裁判を取り下げるよう求める署名が呼びかけられ、大手出版社3社がレゾリュート社と話し合うことに同意した。世界中から集まった署名の数は51万7000人、240人の作家・文化人が賛同した。

ニューヨークにあるペンギン・ランダムハウスの事務所に署名を届けるグリーンピスUSAスタッフ

フランスのアシェットは、自社のホームページに賛同のメッセージまで掲載してくれた。

ニューヨークで開催された世界最大の本の見本市”BOOK EXPO2017 (ブックエキスポ )”でレゾリュート社から紙を購入する出版社にも呼びかけた。

賛同者から寄せられたメッセージを再生紙に書いて森をイメージしたオブジェクトで作られたブース。

自由な言論と森林保護のために立ち上がった世界の作家たち

マーガレット・アトウッド 作家・カナダ人

代表作『侍女の物語』
「ディストピア(地獄卿)を描いた『侍女の物語』や『一九八四年』、『すばらしい新世界』の結末はこれらの書物に記されていますが、私たちの物語の結末は描かれていません。
この訴訟は、言論の自由、変化を主張する自由、権力に異議を唱える自由を守る機会であり、法の下でこうした自由の保護を強化する機会です。私たちの社会は、この物語に明るい結末を必要としています」

スティーヴン・フライ コメディアン、作家・イギリス人

代表作『More Fool Me』
「罰当たりな発言ばかりする私は当然、言論の自由をとても大切にしています。言論の自由とは、自分の考えをはっきりと述べることで得られる満足感だけではありません。
たとえ不快であっても人々が耳にすべき真実を伝えることでもあり、グリーンピースはこれまで、当局が隠しておきたがる事柄を明るみに出すことに大いに成功してきました。
この訴訟事件は、グリーンピースだけの問題にとどまりません。富と権力を手にしている人々が伏せておきたい情報を知っている、すべての内部告発者や権力を監視する人々を脅かすもので、私は心配しています。皆さんもそうすべきです。」

ナオミ・クライン 作家

代表作『ショック・ドクトリン』
「政府がパイプライン建設計画を却下した場合に、企業が政府に対して訴訟を起こすことができるような貿易協定がすでにあります。加えて、米国大統領は、「政府は人と地球を守るべき」という考えそのものに反対する極端論者で顧問団を固めているのです。
最も勇気あるNGOが犯罪組織であるかのごとく扱われる判例は、断じて受け入れられません。この混乱した社会をあるべき姿に戻さなくてはならない。カナダのレゾリュート社のグリーンピースに対するSLAPP訴訟は、必ず敗訴させなければいけません」 

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