鳥取で起きた伝説の暴力団幹部3人がマグロ包丁持った1人の水産会社勤務一般人に惨殺された事件を掘り返してみよう
鳥取県で発生した暴力団員3名刺殺事件
11日午後10時40分ごろ、鳥取県米子市朝日町、真壁ビル2階のスナック「Ego(エゴ)」で3人が刺されたと110番通報があった。
米子署員が駆け付けたところ、店内に男3人が倒れており、病院に運んだが、胸などを刺されており、全員死亡した。
同署は現場にいた同県境港市芝町の会社員西元正治容疑者(29)を殺人未遂容疑で緊急逮捕し、殺人容疑で調べている。
調べでは、死亡したのはいずれも米子市内の江原孝さん(40)、吉岡幸樹さん(45)、奥園隆治さん(40)で、3人とも暴力団関係者とみられるという。3人は、後から来店した男3人のグループとトラブルになって包丁で刺された。
現場はJR米子駅から北西約1キロにある繁華街。
被害者である暴力団員はどこに所属していた?
被害者である暴力団員は、山口組直系団体大同会の幹部三名。大同会は、06年10月に山口組直系組織として披露されている。組員数(準構成員・企業舎弟含む)300名の組織。
事件が発生してしまったあらすじ
1月11日夜10時40分頃、朝日町の繁華街で、石田容疑者が大同会の江原組員に声を掛けるが、声の掛け方が気にいらないと、江原組員が石田容疑者に殴りかかる。
この時、石田容疑者が、平素から面倒を見て貰っている男の名を告げ「俺に手を上げると後が大変だ」と江原組員を脅す。
江原組員は、「その男を呼べ」と言い、石田容疑者は電話で、その男を呼ぶ。数分後に現われた男は、「俺の顔を立てて勘弁してくれ」と江原組員に告げ、その場で許しをもらうが、江原組員ら3名が入ったスナックに乱入し、江原組員ら3名をメッタ刺しにし殺害する。
スナックに乱入する前の段階で仲裁に入った60才代の男と容疑者3名の間で交わされた言葉があるとすれば、それが引き金であったはず。
という事は、繁華街付近で車を止めていた訳だが、その中にマグロ解体専用包丁(犯行凶器)を置いていた事になる。そんなデカい凶器を車にいつもいれているのだろうか?
石田容疑者の素顔
石田容疑者は、島根県と鳥取県内でデリバリーヘルスや闇金融を営む「半グレ」と呼ばれる人物で特定の組織に所属していないが、街宣右翼の真似事などを西元、林の両容疑者と行っていた。
街宣活動を行う上での資金面調達など現在背後関係は捜査中であるとの事であるが、容疑者が入れている刺青が池袋の彫師の作品であるとの噂もある。ちなみに池袋の彫師とは、宮田組長も知る人物で金正男に刺青を彫った疑いのある人物。
2007年1月13日付けの毎日新聞
県警によると、県内で発生した殺人事件で3人以上死亡したのは、境港市で1974年、当時39歳の男が妻や近所の主婦ら4人を殺害して以来。
同署は11日、境港市芝町、水産会社社員、西元正治容疑者(29)を殺人未遂容疑で逮捕し、容疑を殺人に切り替えて捜査。西元容疑者の同僚で同市栄町、林隆造(26)と米子市皆生温泉4、建物解体業、石田英基(25)の2容疑者も12日、殺人容疑で逮捕した。
調べでは、西元容疑者らは共謀して11日午後10時半過ぎ、同市朝日町のスナックで組員3人と乱闘。西元容疑者が包丁で3人を刺すなどし、殺した疑い。西元容疑者は「相手は暴力団と分かっていた。報復するため自分が刺した」と容疑を認め、林容疑者も「大変なことをした」と大筋を認めたが、石田容疑者は否認しているという。
現場は歓楽街の通りに面した雑居ビルの2階。近くで居酒屋を経営する男性は、外で言い争う声が聞こえた後、店内から「ドタン、ドタン」と大きな物音を聞いたという。「大きな音がするな、と思っていたが、パトカーや救急車が来て、初めて事件を知った」と驚いていた。米子署員らは12日午前8時50分から、店の現場検証を始めた。
民間人と組員の争いを受け、県警は12日から当分の間、関係7カ所を対象に延べ160人体制で24時間警戒。西元、林両容疑者が勤務する水産会社では、パトカー2台が警戒に当たった。