【九州豪雨】死んだと思っていた飼い犬、8日後に救出、と飼い主のリアル
自宅後方から土砂などが流れ込んだ
九州北部豪雨で損壊した福岡県朝倉市の民家豪雨が襲った5日、山間部の奈良ケ谷川沿いに建つ菊池さん宅には、またたく間に膝上ほどの水が流れ込んできた。
菊池さんは孫2人を含む家族5人や、別の住民らとともに避難。
その夜はふもとにある大分道の山田サービスエリア内の建物に身を寄せ、やっと一息ついた。
ただ、そこに飼い犬の「グンソウ」はいなかった。
連れ出す余裕はなかった。「無事でいてくれ」と念じた。
数日後、自宅へ続く道路の流木や土砂の撤去が進んだ。ようやく自宅に戻ると、変わり果てた風景があった。
柿を植えた川岸は大きく削られ、裏山の土砂崩れで自宅横の蔵は倒壊し、自宅内にも大量の流木などが入り込んでいた。
被害の大きさに、「避難があと30分遅かったら、危なかった」と体が震えた。
グンソウは交通事故に遭って右足をあまり動かせなかった。「グンソウのことは半分諦めてしまった」。そんな思いで、がれきの撤去作業を続けていた13日、がれきの隙間(すきま)に衰弱したグンソウの姿を菊池さんが発見した。
触ると、体が温かかった。生き抜いていた。
がれきが折り重なり、奇跡的に空間ができていた。
ただ飲まず食わずで過ごした影響で衰弱は激しく、腹部の皮膚はただれていた。
菊池さんはグンソウを抱きかかえて水を飲ませた。「命があって良かった」
2チャンネルの声
2ちゃんねるでは、この記事が、 ニュー速+ で記事になるとこのニュースに対して
犬を飼う皆さんから、
「犬は家族なのに何故避難をする時に一緒に連れて行かなかったんだ!?」
などと、疑問の声が上がった。
「可愛すぎて涙出てきた。こわっかったろうなぁ。よく頑張った。」
「グンソウは助かって良かったけど足悪い犬置いて行く飼い主が胸糞悪すぎるわ 」
「犬がたまたまたすかったからよかったものの、本当に連れ出す余裕は無かったっのか?本当にギリギリのじょうたいだったのか?家族5人と別の住人と共に避難してるから余裕あっただろなぜ見捨てたと言わないんだ」
「俺なら連れて逃げるわだって家族なんでしょ?」
そこに、飼い主ご本人が2ちゃんに降臨!
なんと2ちゃんねる ニュー速+のこのニュースのスレッドにこのワンちゃんの飼い主さん本人からの書き込みが来た!
避難する前に2階部分に土砂が流れ込み、助けに行けず犬は即死だと思ったそうだ。
飼い主「ここの右に部屋があったんだがそこに居たんだよ
部屋がぺちゃんこで声も聞こえないし死んだと思ってたんだよ
まじ生きててよかった
つか新聞記事って捏造多いねー 」
飼い主「まー叩かれるのは分かってたから何回か取材は断ったんだよー
でも本当に見捨ててないよそこだけは分かって欲しい
家に避難してきた人がいてその人を噛むからってことでぐんだけ別部屋においてて
最初の山崩れで2階からぺちゃんこになったその部屋にいたんだよ
リビングにも土砂が流れ込んできたけど途中で止まったから逃げられたけどぐんの部屋は土砂で行くことも出来なかったんだよ
外から見たらぺちゃんこで即死だろうなって思ってたから生きてるの奇跡だと思ったよ 」
「グンソウ」という名前に対して、飼い主
「名前につっこみは絶対に入ると思ったー
別に深い意味はなく飼う時にちょうどソフトバンクのお父さん犬が流行ってて犬を殿とか殿下とか閣下とか呼ぶの面白いねーって話の中で決まった名前でした
あと顔は可愛いんだぞー!
ポメハゲで首から下は全然毛が無いけど
可愛く撮ってくれてよかった 」
飼い主さんの話を聞き、2ちゃんねらーからも「皆助かってよかったー」、
「これからもグンソウを可愛がって」
「飼い主さんも生活大変だろうけど、頑張れ!」
等の声が飼い主さんにかけられた。
避難の中、飼い主さんの一家にもこれからも大変なご苦労があるだろうと思われる。
グンソウは今、坂田犬猫病院(同市甘木)に入院し、点滴や抗生物質の投与など治療を続けている。
同病院の坂田雷太院長(48)は「最初は危ないと思ったが、今は回復傾向にある。何とか助けたい」と話している。
豪雨で損壊した民家のがれきの中から8日後に救出されたグンソウと、治療にあたる坂田院長
暑い中で何日もがんばった「グンソウ」これからも楽しく長く飼い主さん一家と生活できるようにと
願ってやまない。