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家族4名全員死刑「大牟田4人殺害事件」とは

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家族4名全員死刑「大牟田4人殺害事件」とは

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johndoejohndoe
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家族4名全員死刑「大牟田4人殺害事件」とは

大牟田4人殺害事件

大牟田一家4人殺害事件(おおむた4にんさつがいじけん)は、2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件。被害者側も被告側も家族単位(被害者側は友人を1名含む)で4人ずつ、また裁判で被告である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事例である。金銭トラブルが原因で連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だに真相は解明されていない。

出典:大牟田4人殺害事件 - Wikipedia

	

大牟田4人殺害事件

			

検察側冒頭陳述要旨

【犯行に至る経緯】
 北村真美は1998年ごろ高見小夜子から約300万円を借り、これ以外の借金を含めると2004年時点で6600万円に上った。建設業の収入もほとんどなく、真美と夫の北村実雄は暴力団の上部団体への上納金や生活費にも困っていた。

 真美は高見方の改装工事を請け負ったが、小夜子は工事代金を貸した金と相殺して支払おうとしなかった。小夜子は真美に対し常々「1億2億は右から左」と豪語し、04年7月ごろ「資本金1億円の金融会社を設立する」と言った。孝は新居購入費を必要としており、実雄も含め3人は小夜子を殺害して現金を奪おうと計画していった。

 真美は04年9月以降、小夜子に「実雄の紹介で安く買える土地がある」と持ちかけた。小夜子はこれに応じ2600万円と改装工事代80万円を用意すると答えた。

 真美は小夜子が2680万円を用意しているのを確認。同月16日に小夜子殺害の決意を固め、実雄と孝も了承。小夜子を殺して金品を奪う共謀が成立した。 


【小夜子の二男穣吏の殺害に至る経緯と犯行状況】
 孝は真美と実雄より先に小夜子の金品を奪おうと考え、弟の孝紘に「小夜子の家に2千数百万円があるので奪おう。穣吏が1人でいるので殺す。おまえには500万円をやる。両親には言うな」と持ちかけた。穣吏をタオルで絞殺すると決め、2人に穣吏殺害と金品強取の共謀が成立した。

 孝紘は同日夜、高見方を訪れ、すきをうかがって穣吏の首をタオルで絞めて失神させた。その後、孝と2人で室内にあった金庫と穣吏を自分の乗用車に運び込んだ。

 大牟田市内を走行中、穣吏がまだ生きていることが分かり、馬沖橋上で穣吏の首をロープで絞めて殺し、ロープでコンクリートブロックを結び付け諏訪川に投げ込んだ。

 金庫の中には指輪等しかなく、孝紘は翌17日午後、自分の身分証明書を用いて指輪6個を計10万8000円で質入れし、現金を孝に渡した。孝は4万円を孝紘に分配した。 


【小夜子殺害の犯行状況】
 真美は小夜子殺害に踏み切れずにいた。9月17日午前、北村組アパートから小夜子がいったん外出。真美が孝に電話をすると、孝は「殺しきらんなら、おれが殺してやる」などと言った。小夜子がアパートに帰っても、真美はどのように殺害しようか思案がつかず、同日午後、孝に電話で「もうどげんもしきらんばい。お願い、お母さんば助けて」などと言って、小夜子殺害の協力を求めた。孝は高見方から奪った金庫に目当ての現金がなかったことから、小夜子から現金を強取しようと考え、了承した。

 孝は孝紘に「おかん(母)がおれに小夜子ば殺せち言いよる」などと打ち明け、協力を求めた。孝は真美に電話で「殺すんならトバした方がいい。食い物か飲み物に睡眠薬を入れてきてやろうか」と伝えると、真美も賛同。孝と孝紘は、弁当のタルタルソースに睡眠導入剤を混入させることを決め、孝紘が持っていた12錠を、車の助手席ですり鉢とすりこぎですりつぶした。

 孝と孝紘はコンビニエンスストアに寄り、弁当とタルタルソースなどを購入。孝紘が睡眠導入剤をタルタルソースに混入させて弁当にかけ、北村組アパートの玄関で真美に手渡した。真美が弁当を食べるよう勧めると、小夜子は睡眠導入剤の影響で眠りに落ちた。

 同日夜、北村組アパートで4人は、小夜子と真美が行動をともにしていたことを知った小夜子の長男龍幸の口封じのため、龍幸も殺害してともに車ごと川の中に沈めようと謀議を遂げた。

 4人は18日未明、意識がもうろうとしていた小夜子を車に乗せて大牟田港岸壁に。停車中の車内で、孝紘が小夜子の首にワイヤを引っかけ、窒息死させた。

 孝は小夜子殺害の様子をうかがっていたが、孝紘に対し、その依頼に応じてたばこを手渡したり、車の窓に「人殺し」などと指で書くなどして冷やかしたりした。孝紘はたばこを吸いながら、また、笑いながら小夜子の首を絞め続けた。  実雄は小夜子が死亡したことが分かり「もうよか。死んだ。死んだ」と言い、それを聞いた真美は、小夜子が息を吹き返すのではないかと心配し、孝紘に首を絞め続けるよう指示した。
【龍幸と原の殺人に至る経緯と犯行状況】
 4人は自宅で合流。車中で、龍幸も殺害して小夜子とともに車ごと諏訪川に遺棄することを再確認した。4人は高見方前路上で龍幸と、その友人の原純一が乗った軽乗用車に出くわしたため、顔を見られた原も殺害することにした。実雄は携帯していた実包6発入りの拳銃を孝紘に渡して2人の殺害を指示。いっしょに穣吏を探すふりをして信用させた2人を後部座席に乗せると、孝紘が助手席、孝が運転して高見方前を出発した。

 18日午前2時15分ごろ、大牟田市の岸壁に停車すると、孝紘は高見方の現金保管場所を聞き出すため、先に原の頭部を1発撃った後、龍幸に「穣吏も小夜子もおれが殺した。家に2000万円あるだろう。金はどこか」と追及したが、知らないと答えたため龍幸の頭部を1発撃った。

 2人がまだ生きていたことから、実雄と真美は携帯電話で「胸を撃て。6発全部撃て」などと指示。孝紘はさらに2発ずつ撃って龍幸を失血死させ、絶命していなかった原についても孝紘がアイスピックで胸を突き刺し失血死させた。


【小夜子、龍幸、原の死体遺棄状況】
 同日午前3時半ごろ、小夜子ら3人の遺体を乗せ、エンジンをかけてドライブギアにしたままの軽乗用車を、実雄が運転席外側から操作。諏訪川土手の斜面から走行させて川に水没させて遺棄した。被告4人は水没を確認して自宅に戻った。


【奪った現金の使途】
 その後、4人は計画通り高見方に鍵を使って侵入したが、目当ての現金は発見できなかった。孝と孝紘は、穣吏殺害時に奪った指輪を質入れしており、鑑定書が残っていると警察が指輪を探すうちに犯行が発覚することを懸念。鑑定書などを盗み出した。小夜子のバッグに入っていた現金約26万円のうち、孝と孝紘に5万円ずつが分配された。孝は家賃の支払いに、実雄と真美は電話料金、暴力団への上納金、飲食費などに使った。


【証拠隠滅工作】
 穣吏の遺体が浮かび上がってくることを心配した孝紘が、川に潜って遺体を捜したが確認できなかった。殺害に使った凶器は孝紘らが川に投棄するなどした。


【実雄の自殺未遂】
 実雄は真美が穣吏の死体遺棄事件で逮捕されたことを知り、真美らをかばうため、自分の単独犯行と主張した上で自殺しようと決意。9月22日午前、出頭した大牟田署の取調室で拳銃1発を撃ち自殺を図った。


【孝の逃走事件】
 11月13日夕方、取り調べのため福岡地検久留米支部庁舎にいた孝が、看守のすきをついて逃走。「暴力団から逃げてきた」などとうそを言ってタクシーに乗った。同日午後9時前、熊本県荒尾市内に駐車中のタクシーを大牟田署員が発見、身柄を確保した。

出典:殺人事件について… 福岡・大牟田4人殺害事件

	

元力士

逮捕された兄弟2人はともに元力士。孝紘容疑者は中学卒業後、松ケ根部屋に入門。身長173センチ、142キロと体格に恵まれ、三池山のしこ名で00年5月に初土俵を踏んだ。しかし、翌年11月に廃業した。部屋関係者は「筋がよくなかったのでやめさせた」と語る。

 一方、異父兄の孝容疑者も中学を出て、96年3月、大島部屋に入門した。しかし左目を負傷し、わずか半年後にやめた。

出典:大牟田4人殺害:北村一家ぐるみの凶行の様相 [毎日新聞] あっしら

	

凶悪コンビ

相撲を廃業して大牟田に戻った2人に共通するのは、暴走族や暴力団とのかかわりだった。4年前、後輩の作業員を暴行の末に死なせて懲役3年6月の判決を受けた孝容疑者は「被害者の顔がバックミラーに映ったり、夢に出てきて耐えられなくなって自首した」と振り返る。その一方で「人を殺すのは楽勝。慣れとる」という脅し文句を使うこともあった。

 理由もなく他人を殴ることなど日常茶飯事だった。「とにかく悪質で、市内の不良たちからも嫌われていた」と共通の知人。また別の男性は「極めて凶悪。あの2人が関係していると思った」と眉をひそめる。

出典:

	

姐さん

そんな兄弟も、母親の真美容疑者には従った。「目が鋭く、後ずさりしたくなるぐらい威圧感があった」と近所の住民。背中に観音像を巻き付けて、三池港で入水自殺を図るなどの奇行も。家で度々問題を起こす孝紘容疑者を「お前が一番いらん」と怒鳴りつけ、組員風の若者を引き連れて、借金の取り立てに回る「姐(あね)さん」だった。

 だが、真美容疑者も被害者の高見小夜子さん(58)には、借金で頭が上がらなかった。小夜子さんの実家近くの住民は、小夜子さんが真美容疑者の配下の若者に、実家の草むしりをさせているのを目撃したことがある。

 真美容疑者の周辺は「姐さんとして扱わず、アゴで使うような小夜子さんの態度に腹を立てていた」と話す。県警は、これに加えて、借金を巡るトラブルが、事件の背景にあるとみている。

出典:大牟田4人殺害:北村一家ぐるみの凶行の様相 [毎日新聞] あっしら

	

逮捕と裁判の過程

被告側は、自殺未遂(拳銃によるものを含む)や検察庁舎からの逃亡事件を起こしたほか、法廷内でも被告同士での口論や被害者遺族への暴言を吐く、刑務官に殴りかかるなど、事件の解明については非協力的な姿を見せることが多く、事件の詳細については公判過程でも明確にされていない部分は多い。

弁護人については、当初、国選及び私選弁護人がついたが、諸事情により辞退が相次ぎ後任が一時不在となった。引き受け手が現れなかったため、地元弁護士会があみだくじで担当者を選んだとまで噂された。

裁判で父親は一人でやったと主張。母親は自分は従属的だったと主張。だが、一審・二審共に実行犯でなくとも主導したのは母親であったと認定している。

2006年6月13日、福岡地方裁判所久留米支部にて最終弁論が行われ結審。同年10月17日に母親と次男に死刑判決が、2007年2月28日には父親と長男に死刑判決が下った。4名は判決を不服として控訴。

2007年12月25日、福岡高等裁判所は母親と次男の控訴を棄却した。両名は判決を不服として上告した。

2008年3月27日、福岡高等裁判所は父親と長男の控訴を棄却した。両名は判決を不服として上告した。

2011年10月3日、最高裁判所は母親と次男の上告を棄却。両名の死刑判決が確定した。母親は戦後日本14番目の女性死刑囚である。

2011年10月17日、最高裁判所第1小法廷(白木勇裁判長)は父親と長男の上告を棄却。両名の死刑判決が確定した。これで犯罪に携わった一家4人全員に死刑が確定した。




なお、収監先は4人とも違う。母親と次男は福岡拘置所に収監されているが、父親は大阪拘置所で、長男は広島拘置所にそれぞれ収監されている。

出典:大牟田4人殺害事件 - Wikipedia

	

一家4人全員死刑確定

福岡県大牟田市で2004年9月に起きた4人連続殺人事件で強盗殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた元暴力団組長北村実雄(67)、長男の孝(30)両被告の上告審判決が17日、最高裁第1小法廷であった。白木勇裁判長は「現金を奪うことなどを目的にした、強い殺意に基づく冷酷な犯行。謝罪の言葉を述べたり、反省の態度を示したりしていることなどを考慮しても、死刑はやむを得ない」と述べ、両被告の上告を棄却した。両被告の死刑が確定する。

出典:

	

北村孝

			
福岡県大牟田市の母子ら4人殺害事件で強盗殺人罪などに問われ、一、二審で死刑とされた一家4人のうち、父親北村実雄(67)、長男孝(30)両被告の上告審判決で最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は17日、2人の上告を棄却した。3日に上告が棄却された母親の真美(52)、次男井上孝紘(27)両被告と併せ、一家全員の死刑が確定する見通しとなった。

 判決理由で「現金奪取や犯行隠蔽の目的に酌量の余地はない。強固な殺意に基づく冷酷、非情、残忍な犯行で、複数の被害者が出た結果も重大だ」と指摘。「刑事責任はいずれも重大で、死刑はやむを得ない」と結論付けた。

出典:

	

一家全員死刑

			

傍若無人最後まで、死刑判決の二男遺族にらむ

「極刑をもって臨むほかない」――。金欲しさから一家3人と友人の高校生が殺害された福岡県大牟田市の4人連続殺人・死体遺棄事件の判決。17日、福岡地裁久留米支部で死刑を言い渡された北村真美被告(47)は傍聴席の遺族に向かって頭を下げる一方、二男孝紘(たかひろ)被告(22)は傍聴席をにらみつけ、ふてぶてしい態度を見せた。最愛の家族を理不尽に失った遺族らは「死刑は当然。決して許せない」と怒りに震えた。

同支部第1号法廷に入廷した真美被告は横じまシャツにカーディガン、孝紘被告は紺のスリーピーススーツ。孝紘被告は廷内を見回してあごをしゃくり、殺害された高見小夜子さん(当時58歳)一家と原純一さん(同17歳)の遺族をどう喝するようなそぶりを見せた。

背筋を伸ばして宙を見つめる真美被告に対し、孝紘被告は終始落ち着かない様子。裁判長が判決理由の朗読中、突然、手を挙げて「胃が痛いので薬をのみたい」と訴え、16分間中断する一幕も。

言い渡しが終わった瞬間、真美被告は裁判長に向かって、「5分だけ後ろを向かせてください」と声をかけ、傍聴席の遺族に向かって語った。「原さん、いろいろありがとうごさいました。おかげで人間の気持ちを持つことができました。高見家の方々にはまだ言葉が見つかりません。いろいろと社会に迷惑をかけました。すいません」

続いて孝紘被告に、「孝紘、ごめんね。お母さんが悪い」と呼びかけたが、孝紘被告はふて腐れたように「なるようにしかならんやろ」とどなり、開き直った。

この事件では、真美被告の夫の元暴力団組長北村実雄被告(62)が出頭した大牟田署で短銃自殺を図り、長男の孝被告(25)は取り調べを受けていた検察庁舎から逃走。孝紘被告は公判で、孝被告とけんかをしたり、証言台に立った遺族に「ふざくんな」と暴言を吐いたりするなど騒動続きだった。

閉廷後、高見さんの母、エイ子さん(81)は「判決を聞いて改めて許せない気持ちになった。謝罪の言葉は本心とは思えず、死刑は当たり前。ようやく胸のつかえが取れたような気がする」と話した。遺影を抱いて判決を聞いた高見さんの妹(48)も「2人が死刑になっても、死んだ姉やおいは戻ってこない」とつぶやいた。

出典:

	

北村真美被告

			

孝紘被告

			

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