【洒落怖】ウチの家系(家・長編)
『ウチの家系』
本家の火事編835 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 20:36:39 ID:EHWt1PNu0
ウチの家系もこの手の話にありがちな旧い家系。
「ウチの名字」と「家系図」等のキーワードでググると俺も知らないような
pdfドキュメントが出てきたりする。
何処かの知らない人が勝手に研究しているらしい。
では本題。
まずウチの家系は被差別部落と間違われる程同じ名字が密集している。
俺自身も被差別部落じゃないのか?と色々調べた位。
そして系譜的には男が駄目になる。
親戚が多すぎて本家、分家の関係が複雑なので俺から遡る形で書き込みます。
837 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 20:42:12 ID:EHWt1PNu0
まず父親4兄弟から。
長男→会社経営者だったものの離婚そして鬱病。
次男→俺の父親。DV+離婚。※今は父親と仲良しだよ。母親がキ○ガイ。
三男→産まれて1ヶ月で亡くなった。
四男→ずーっと三男だと思ってた。親戚も「三男坊」って呼んでるし。
嫁が某新興宗教。
話が前後して申し訳無いが、ネット上でウチの土地がオカルトスポットとして有名。
その内容も正しい。
「正しい」というのは俺や俺家族、
俺の友人が体験している事と相違が無いというほどの意味。
838 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 20:54:39 ID:EHWt1PNu0
祖父→脳梗塞半身不随、新興宗教にガン切れし四男のその実態を知らず。
祖母→祖父が亡くなった1週間後に後を追うように。俺にとっては母親。
また彼女の父は某地区地域納税額no.1企業の社長。出資者は俺の曾祖父。
祖父の兄弟→アルコール中毒末期。戦死などなど。
曾祖父→石炭関係の事業で成功。この財産で俺の父親の代まで食いつなげる事が出来た。
じゃまず長男から行く。
>>837で書いたように会社経営者。
しかし祖父と不仲。なんせ厳しい祖父だった。
同じ敷地内(かなり広いです)の一角に居住する。
古井戸の隣。
※同じ敷地内なので屋号的な呼び方をしていた。ex.松の木、梅の木、ってな具合。
長男の嫁と祖父は犬猿の仲で長男も疲れたんだろうな。
家を継がなければならないので土地から出る事は許されない。
ある日からガリガリと壁を両手で掻きむしるようになり、明らかに様子がおかしくなった。
今思えば好景気まっただ中。事業に問題は無い様子だった。
そのまま鬱病で入院。離婚。一家離散。娘息子もバラバラに。その会社を俺の父親が継ぐ。
839 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:04:16 ID:EHWt1PNu0
そして話は複雑なのだが復員後、
祖父は曾祖父が出資して成功した某企業に就職していた。
つまり祖母の父親の会社ですね。
しかし祖母の父親は出資者である祖父の父親つまり曾祖父に頭が上がらない状況だった。
これはつい最近知った事実。結婚が先か出資が先かは良く分からない。
で、俺の父親が会社を継ぐ事になり、事業拡大と共に人員拡充。
男なら分かると思うが小学生の時から近隣地区との縄張り争いってあるよね?
駄菓子屋とかゲームセンターとかで「ここは俺らの縄張りだ」みたいなさw
ひとり喧嘩の強いヤツが居てどうしても勝てなかった。
しかし中学に上がるとソイツと同級生になり、
ソイツの父親がウチの親父の社員という事が判明。
ソイツは急に大人しくなった。
でもソイツも知れば良いヤツなので仲間になったし、
ソイツの親父さんも凄くいい人だったんだ。
社員旅行では社員+社員の家族って事で時々俺も同行した。同級生が居たから楽しかったな。
海で溺れて死にかけた時、ソイツの親父が一人で俺を助けてくれたり。
840 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:08:47 ID:EHWt1PNu0
そんな時、ソイツの親父が癌で死亡。他の社員は農薬で自殺なんてのもあった。
それはそれは凄惨だったらしい。山を転げ回り、
のたうち回り、苦しみの中で亡くなって行ったとの事。
その自殺の場所に「幽霊が出る」とネット上で噂になっている。
これは実際本当。俺もあの場所では色々あった。
信じたくないが幽霊って居るのかな、と思う。
その後の親父に関しては今はまだ触れたくないので割愛。でもまあ仲良くはなったかな。
842 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:18:06 ID:EHWt1PNu0
そして三男。産まれてすぐ亡くなった事はある程度大人になるまで知らなかった。
本家の仏壇にはそれこそ沢山の遺影や位牌がある。
その中で一際目立っていたのが三男だ。
なにせ産まれて一ヶ月(スマン三ヶ月位だったかも知れん)で亡くなった訳で、
遺影が赤ん坊。
モノクロの遺影だが毛糸で編まれたニット帽を被っていて可愛かったのを覚えている。
しかもなんの思い込みかそのニット帽は薄い水色だと俺は思い込んでいた。
だから小さい頃「あの水色の帽子の赤ちゃんは誰?」と祖母に訪ねても
一瞬困ったような素振りを見せ、
「○○くんだよ」としか答えてくれなかった。
だから三男だと知ったのは俺が20代半ばになってから。
844 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:33:22 ID:EHWt1PNu0
そして4男。所謂三男坊。この叔父さんはウチの家系では珍しくおっとりしている。
とはいえ普通の過程から見たら十分DQNだと思うが、俺はこの叔父さん大好き。
なんか可愛いんだよね。
だから叔父さんの娘(俺からしたら従姉妹)達やその子供も凄く可愛くて
お小遣いをついついあげてしまう。
お歳暮やお中元もこの叔父さんには必ず贈る。
ただしお嫁さんが某新興宗教。でも普段はめっちゃいい人。
若い頃から俺は家を出て一人暮らしだったから俺が入院したり、
大病になると母親代わりで面倒みてくれた。
俺にとって母親の祖母はその頃祖父の介護や身体も
弱くなっていた事もあって迷惑掛けれなかった。
唯一この四男だけはマトモかな。新興宗教を除けば。
酒の席で俺も全力で新興宗教を卑下し、
罵倒するので叔母さんとは良く険悪になったけどなw
今冷静に思う事が一つある。
「四男だけマトモ」。
コレってウチの家系のご本尊を拝まず、
新興宗教の本尊を拝んでいるからなのかな?とか思ったりするが、
余りにもオカルティな理論なので自分で無視している。
ちなみにこの叔母が最初にウチの土地で幽霊を見た。
もう20年以上前かな。当然2ちゃんも無い。
この幽霊の特徴がネット上の噂とドンピシャなんで、
「ああ、叔母の言っている事は本当なんだなあ」と妙に感心してしまった。
そして叔母の実家は某有名歴史家発祥の地。民間信仰も篤く大規模なお祭まである。
後にしって驚いたのだがその某有名歴史家とウチの家系は繋がっていた。
何故俺が「家系」について興味を頂いたかというと、
祖父祖母、俺にとっての育ての親が同時期に亡くなった直後から実家に帰る機会が増え、
親戚も集まり、色々な話を聞いたり妙な体験をする事になったからだ。
それでこのスレに来た。
845 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:48:11 ID:EHWt1PNu0
なんだか盛り上がらずに申し訳ない。
登場人物を一通り紹介するだけでこんなに大変なんだな。
さて、そして祖父。先にも触れたが大戦後無事帰国。俺は本当に可愛がられていたらしい。
「あの厳しい○○爺さんがお前だけには優しかった」と親戚中から聞く。
俺からしたら十分厳しくて怖いジイちゃんだったけどな。
普通に南部鉄瓶で頭ひっぱたかれたりさw
でもジイちゃんの話は面白かった。
戦時中の話なんて凄くリアルで子供ながらに聞き入った。
小さい頃から将棋も叩き込まれて、小学生の時には既に
将棋クラブの先生を秒殺出来る腕前を誇り、
俺のせいで授業中止、将棋勝負になり俺がわざと負けるまで授業が始まらない、
なんて昭和丸出しな時代。
このジイちゃんは復員後拳闘をしていた。今でいうボクシング。左腕には墨入ってた。
そういえば俺も左腕に墨が入っている。今気づいた。そして俺は元ボクサー。
まあジイちゃんの影響が強かったんだろうな。
俺にとって「強い大人」の象徴だったんだろう。
蛇の食べ方とか野鳥の食べ方まで教わった。
ベアグリルスのおじいちゃん版みたいな感じだなw
そんなジイちゃんは先の某企業で働いていた。
企業といっても戦後復興期から少し経ったあたり。家族的な感じだった。
ばあちゃんも手伝ったり、四男の嫁もバイト代わりに内職貰ったり、
すべては曾祖父の出資からスタートしているから祖父家系と
祖母家系の繋がりは強固なもんだった。
爺ちゃんの妹がその企業の現社長だし、
俺もどっちの親戚か区別が付かない人も多い。
847 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 21:56:42 ID:EHWt1PNu0
そんな元気丸出しの祖父が急に倒れた。
祖父曰く「朝起きたら身体が動かなかった」との事。
脳梗塞で病院へ。一命を取り留めたものの半身不随に。
婆ちゃんは大変だったと思う。旦那は半身不随に。
長男は鬱病で倒産で長男嫁と爺ちゃん不仲。
次男(俺の父)は家庭に無関心で、子供(俺)を押し付けられ
母親代わりをする事に。三男は死亡。
四男は新興宗教の嫁を持ち、度々小さな衝突があったらしい。
俺は婆ちゃんが亡くなった後に知った。
しかも俺は中学あたりからドロドロの不良少年に変貌した。婆ちゃんごめんなさい。
退院後も爺ちゃんは一向に挫けなかった。尊敬するわ。戦争行った人は気合いが違うよな。
ある日秘密基地で爺ちゃんにこんな事を聞いた。
秘密基地とは敷地内の一角、小さな家屋だ。
俺と爺ちゃんしか入っちゃいけない決まりだった。
「○○婆ちゃんにも言うなよ。ウチの家系は色々あったんだよ。だからまだ死ねない。」
みたいな事を聞かされた。
あの時俺は何歳だったんだろう。8歳くらいだったのかな。
849 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 22:02:57 ID:EHWt1PNu0
その後爺ちゃんは半身不随のまま宮大工に興味を抱き始めた。
仏像を彫ったりもしていたかな。
普通に考えて暴挙である。
しかし倒れてから10年後にはとある神社にとあるものを奉納した。
俺はビビった。半身不随、いや普通の素人がそんなもん作れねーだろ!という代物。
地元テレビ局が取材に来てたよ。
これ以上詳細を伝えると俺特定されそうだから、そろそろボカしていきます。
その神社もまたネット上では「オカルト神社」扱いされていた。
爺ちゃんショックだろうな・・・と思った。
でそろそろ家系にまつわるオカルトにそったエピソードだな。よし。
850 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 22:15:08 ID:EHWt1PNu0
爺ちゃんはとにかくご先祖様を大切にする人だった。
普段は横柄かつ横暴だが、毎朝かならず仏壇に手を合わせ、いつも仏壇を気にしていた。
いい忘れたが俺と爺ちゃんは顔がソックリだ。
爺ちゃんが亡くなった時、爺ちゃんの昔の写真を親戚中で見ていた。
俺はビックリしましたよ。だって顔が俺そのものなんだもの。
歯医者さんでは「歯形が全く一緒」と言われた。そんな理由もあって可愛がられたのかな。
そして祖父祖母がダブル危篤状態になった頃、俺は毎日実家に帰るようになった。
それぞれ違う病院だからお見舞いいったあと、本家で今後の話合いみたいな。
本来俺は孫世代だから無関係なのだが、親父兄弟は先の有様。
俺は会社経営10年目位で、弁も立ったから他の親戚に色々頼られた。
最悪俺が本家を継ぐ選択も考えていた。
なにせよ土地はあるし、爺ちゃんが行政と掛け合って
治外法権的な処置をとっている土地もあった。
その時の俺を支えてくれたのが現嫁。親兄弟や親兄弟嫁の誰よりも働いてくれた。
その嫁がウチの本家に来た時、仏壇にある三男の写真をみて驚いていた。
なんで○○(俺)の写真が仏壇に有るの?と真顔で尋ねてきた。
親戚中笑いながら「なんで生きてるのに○○が居るんだよwしかもモノクロw」って雰囲気。
しかしある叔母さんから驚愕の事実を聞く事となる。
852 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 22:28:00 ID:EHWt1PNu0
俺が婆ちゃんに預けられた頃、俺は利かん坊だったらしい。
母親に何度か殺されかけたってのが大きかったんだろうな。
大人を信用していなかったんだと思う。
しかし婆ちゃんだけには懐いていたそうな。
そして小さい頃の俺は水色以外のオベベを着ると猛烈に泣き出していたとの事。
その話を思い出すきっかけは祖父祖母逝去後、
親戚中で旧いアルバムを漁っていた時の嫁の一言。
「○○は水色しか着ないんだね。みんなは色んな服着ているのに。」
コレで俺はハっとした。モノクロの写真に対して
「水色の服」と断定して婆ちゃんに尋ねていた事を。
恐らく幼い頃の自分の記憶と、仏壇のニット帽の写真に対する
イメージが混同しただけであろう。
しかし親戚のある叔母から話を聞いた。
「今だから言うけどね、○○婆さん(俺の婆さん)は
○○(俺)の事三男の生まれ変わりだ」って言っていたらしい。
俺は初耳だ。当たり前か。
婆ちゃんは三男が亡くなった事に対してもの凄い罪悪感とショックを抱えていたんだろうな。
でも生まれ変わりなんて言ったら俺のアイデンティティに
関わる問題なので俺には何も言わなかった。
ちなみに母親に殺されかけた時助けてくれたのは婆ちゃん。
もう幼子が死ぬのが嫌だったんだろう。
その叔母さんの話によると俺はかなりハードな状況だったらしく、
いつ死んでもおかしくなかったそうな。
そんな訳で産みの母親とは和解していない。
何度か接触を受け入れ歩みよったが、ありゃオトナの姿をしたコドモ。
母親でなくて只の女であった。
話を戻します。
もし俺が三男の生まれ変わりだとしたら俺が三男坊叔父さんに抱く
なんとも言えない愛情に合点がいく。
まあ妄想だよなw
855 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 22:39:05 ID:EHWt1PNu0
ご支援くださる皆様、有り難うございます。
ダラダラと申し訳ないです。
「家系にまつわる」の定義がゲシュタルト崩壊してきてしまいました。
まあとにかく爺ちゃんには「仏壇は大切にしろ。ご先祖様を敬え。」と教育を受けた。
小さい頃俺は尋ねた。「仏様にお願いしたら何でも助けてくれるの?」と。
爺ちゃんの答えはNOだった。
「助けてもらうもんじゃねえ。感謝するもんだ。
まあただ・・・手合わせるとホっとすりゃぁな。」
と少し照れた様子で語っていたのをはっきりと覚えている。
そんな我が家系を度々襲うのが火事だ。
まずは俺が物心付くか付かないか頃の話。突如仏壇から出火。部屋中に引火する勢い。
爺ちゃんは周りの静止を振り切り仏間へ突入。素手で素手した。
爺ちゃん入院レベルの大火傷。
その後婆ちゃんを鬼の形相で叱りつけていた。
あれは半身不随の前か後か覚えていない。
そして二度目の火事。
これははっきりと覚えている。
爺ちゃんは寝たきり状態に加え痴呆も進行していた。会話が出来ない状態。
漫画とかで良く有る「飯まだか?」とかそういうレベルじゃない。もう会話が出来ない。
発音がやっと。でも時々笑ったりはする。
結局爺ちゃんは亡くなるまでに二度だけ正気に戻る。
二度目の火事はその貴重な一回目であった。
860 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 22:52:39 ID:1B9py4p00
俺は土地を離れ某都市で会社を営んでいた。
高度成長期はとっくに終焉を迎え、
やたら横文字の職業が増えた時期と言えば察しが付くと思う。
起業当初は食べるのに必死で実家に帰る事は殆どなかった。正月すら帰らない。
たまーに婆ちゃんと電話する位だが「元気?」「ああ元気だよ」位。
もっと話しておけば良かったと心底後悔している。
余談だがみんなも親御さんは大切にして頂きたい。いつか急に亡くなるもんだ。
でそんな黎明期の心に余裕が無い時期、お盆に海へ出かけた。
その頃は仕事の合間を縫ってサーフィンばかりしていたんだ。
その日も一人で海へ出かけクタクタになるまで楽しんだ後帰路に着く予定であった。
波乗りやるヤツは分かると思うが海上がった後は猛烈に腹が減る。
いつもなら馴染みの定食屋で速攻ご飯をかき込む所。
しかしその日はフっと婆ちゃんを思い出した。
海上がったのが7時くらいかな。婆ちゃんは起きているはず、と久々に電話をした。
874 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:54:33 ID:1B9py4p00
携帯から本家へ電話。
「婆ちゃん?元気?腹減ったから飯作ってくれ。生姜焼きが食べたい。」
俺は婆ちゃんの生姜焼きが大好物。
婆ちゃんが亡くなる直前まで「生姜焼きが食べたいから死ぬな」と意味不明の駄々を捏ねた。
さて、海から本家へは2時間以上掛かる。婆ちゃんは驚いていた。
本当に来るのか?と。
空腹を堪えながら車で本家へ向かう。日差しが強い8月。
肌は赤く日焼けしていた。
そして無事本家に到着。実はそこで「ああお盆だ」と実感したんだよね。
なぜなら仏間が解放され、仏壇に装飾が施されていたから。
お供え物も沢山あって、提灯も出ていてお祭みたいだった。
でも妙な違和感があった。
そう、爺ちゃんの指導により何があってもお盆だけは一族郎党本家に集合するのが習わし。
しかしその年に限って誰も集まって居なかった。
875 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:55:20 ID:1B9py4p00
爺ちゃんも寝たきりだし痴呆は進行しているわで、
全員が「もういいや」って思ったんだと思う。
爺ちゃんの教育により若くして信心深かった俺は、一人線香を上げ手を合わせた。
そして親父や叔父に電話した。
「久しぶりに本家に来た。今日お盆だろ。なんで来ないの?」って感じで。
みんな返答は同じだった「今年は行かない」って。
歩いて5分くらいの距離なのに。なんか悲しかったのを覚えている。
そんな事をしているうちに生姜焼きが出来上がったのでガッツいた。
日焼けで身体はヒリヒリしているし、久々の本家で妙な開放感を覚え
上半身裸でガツガツ食べていたんだよね。
そうしたらすりガラス越しに人影が見えた。
誰かが庭をウロチョロしている。何だ?結局誰か親戚が来たのかな、と思った。
しかし一向に玄関に入って来ない。相変わらずウロチョロしている。明らかに不審者だ。
先に触れたがその頃はまだボクシングを辞めて間もない頃。
筋骨隆々な俺は腕っ節には自信があった。婆ちゃんに何かあったら大変だ。
そう思っていた矢先、ダンダンダンダンダンダン!!!!!!!!
そいつは猛烈な勢いで玄関を叩き始めた。婆ちゃんも驚いている。
876 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:56:38 ID:1B9py4p00
完全に輩だと俺は認識し、玄関へ躍り出て叫んだ。
「テメーなんのつもりだコラ!」
相手は当時の俺と同い年くらいかな。
よく見ると制服を着用していた。見覚えのある制服。
そう、本家の敷地を挟んだ向いの某ショップ店員だった。
そのショップは進出にあたり地上げに苦労したという。
そのショップチェーンのオーナーが直々に
うちの爺ちゃんの所へ来てなんとかして欲しいと懇願。
基本的に情に篤い爺ちゃんはそのオーナーの心意気を買って、
まわりの地権者を説得し自分の土地部分はタダ同然で提供したらしい。
その代わりある約束をそのオーナーと交わしたらしいがそれはまたの機会に。
そんな経緯を瞬時に思い出した。相手の兄ちゃんは言った。
877 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:57:45 ID:1B9py4p00
「ち、違うんです!ほらほらほら!」と明後日の方向を指差している。
その方向を見た。するととんでも無い事になっていた。
母屋の隣の建物がゴウゴウとどデカイ火柱を上げて燃え盛っている。
あの「秘密基地」の近くでもある。
俺は慌てて飛び出し、庭の水道を全開にしホースを持って駆け寄った。
それと同時に真っ先に叔父へ電話。叔父は当時地域の消防団だった。
これも地域の習わしでウチの家系が必ずやらなければならない。
真面目な叔父はその役を押し付けられていた。
「叔父さんヤバイ!本家が燃えてる!早く来てくれ!あと消防車も!」
そして俺は一人で鎮火作業に励んだが全く歯が立たない。
バケツ作戦に切り替えた。
こちらの方が幾分効果的であったが被害が拡散し、
母屋に燃え移るのはまさに火を見るより明らかであった。
また作戦を切り替え、ホースの水を母屋に浴びせまくった。延焼を防ぐ事を第一とした。
そうこうしているうちにはしご車2台と上空にはヘリコプター2台、
大変な事になっていた。
制服の青年も手伝ってくれているウチにまずは消防署が到着。しかしドンくさい。
放水車はなかなか機能しないで「あれ?」とか言ってるし、
足下悪くてコケて俺に捕まるし邪魔しかしなかったw
878 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:58:51 ID:1B9py4p00
そして叔父さん率いる地域消防団到着。消防署員から放水車を奪いあっという間に放水。
俺は相変わらず最前線で鎮火活動。救急隊員も到着し、
俺は後ろから羽交い締めにされた。「!?」である。
「君!もの凄い火傷だぞ!下がりなさい!」
「サーフィンの日焼けっす!紛らわしくてすみません!」
このやりとりは我ながら笑った。上半身裸のままだったのだ。
次々と一族が集まってきた。全員で消火活動。
最初に記載した通り同じ名字が密集している我が一族。
有事の際の団結は半端ではない。
上空ではヘリコプターが周回しながらバリバリと音を立てる。
一族は必死で鎮火作業。消防署員はパニック。本当にカオスであったが無事鎮火した。
母屋の隣接部分は黒く焦げ、延焼一歩手前だったと思う。
その後事情聴取。原因は婆ちゃんの火の不始末だった。
椎茸栽培の木に蜂が巣を作ったとの事で新聞紙に火をつけ煙で燻して追い出していたらしい。
そんな時に俺が到着。お腹減っては可哀想と思ったのだろう。
そちらに意識が行き、新聞紙を放置。
結局制服の青年に非礼を詫び、お礼を申し上げ、消防署員や救急隊員の方々にも
お詫びとお礼を申し上げる形で事態は収拾。
879 :本当にあった怖い名無し:2010/03/30(火) 23:59:37 ID:1B9py4p00
気づけば一族郎党全員集合と相成った。
全員で仏間に集合し、口々に婆ちゃんを責めたり、
母屋に移らなくて良かったと感想を漏らしたり、
騒がしい時間が過ぎようとしていたその刹那。
「コラー!」
爺ちゃんが杖も使わずスックと仁王立ちしている。
半身不随に痴呆症、移動は他者の力を借りての車椅子のハズなのに。
「おんめぇら、盆だってぇのに今更雁首揃えてどういう了簡だこらあ!」
返す刀で婆ちゃんに、
「おんめえは、昔っから注意が足りねえ!家燃やす気かあ!」
全員ポカーン・・・・・である。
爺ちゃんが正気だったのは1分程度だったと思う。
すぐに座り込みいつもの爺ちゃんに戻った。
俺は爺ちゃんを介護用ベッドまで運んだ。
心無しか爺ちゃんはホっとした表情を浮かべていたと思う。
880 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:01:16 ID:6JUst0aG0
ここで全員気がついた事。
結局例年通り一族郎党全員が顔を揃えたのである。
この時ばかりは全員反省していた。
「お盆に集まらなかったから曾祖父が怒ったのよ」てな具合。
長く続く家系とは言え、色々な意味で一族が食べていけるので曾祖父のお陰。
みんなそれを忘れていたのかな。
もしも俺が婆ちゃんに「生姜焼きが食べたい」と伝えていなければ
火事は起こらなかっただろう。
今となっては良かったのか悪かったのかは分からない。
その後夜深くまで皆で飲んだ。
油?の鳴き声、風鈴の音、畳の匂いが心地よいあるお盆の思い出です。
本家の火事編、了。
882 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:21:16 ID:Ble9PzT70乙!
火傷と日焼けのやりとりでワロタw
家っていうか、仏壇(やっぱりご先祖?)中心に回ってる家みたいな感じがするね
じい様が正気に戻ったのもご先祖関連だし
884 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:36:53 ID:6JUst0aG0
>>882
有り難うございます。アレは自分で笑いましたw
祖母祖父の死後、仏壇もだいぶ分割?されました。
祖母祖父の位牌及び仏壇が現在三カ所にそれぞれあります。
それを駄目だ、というお坊さんもいれば、
構わないというお坊さんもいらっしゃいました。
実際どうなのでしょう。
今別の話を纏めています。
爺ちゃん最後の正気編885 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:51:57 ID:6JUst0aG0
それから5年は経過した頃かな。
地域でお祭りがあった。毎年あるんだけどさ。
そのお祭りのルールはシンプル。
先述した神社に奉納されているあるものを地域の子供が全員で運び、
地域を回るというもの。
もともとその神社は○氏のある有名人物とゆかりがあると言われている。
神社名を見れば納得すると思う。
これもググると出てきたので、これ以上詳細は書けません。
しかしその奉納物は扱いも管理も難しい。歴史的にみて保護されるべきものだ。
そこでウチの爺ちゃんがあるものを作り奉納した。結構前に書き込んだ通り。
それ以降は本当の奉納物は格納したまま、
爺ちゃん作のあるものを子供達が運び地域を回るルールに変更。
最終的に本家がゴール。そこで爺ちゃんに挨拶をして、みんなでご飯やお菓子を食べるんだ。
子供達はイミフだよね。車椅子の痴呆老人に挨拶するんだから。
地域の人は昔の爺ちゃんを知ってるから色々と優しい言葉を掛けてくれる。
886 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:52:44 ID:6JUst0aG0
爺ちゃんが亡くなる最後の年のお祭り。何故か俺も手伝いに行っていた。
どのような経緯だったかは覚えていない。
本家で待っていると遠くから祭り囃子と子供達の声が聞こえてくる。
こちらに向かってきている。
俺は車椅子の爺ちゃんを庭にセット、そしてスタンバイ。
お菓子やご飯も用意。お赤飯と決まっていた。お赤飯を炊いたのは現嫁。
子供達本家に到着。お菓子にもそんなに喜ばない。
なんつーか用意したお菓子が旧いんだろうw
ここ数年でジャンクフードも田舎に増えたし、子供の舌が肥えたんだろうな。
当然お赤飯にも誰も手を付けなかった。
俺はちょっと悲しかったな。現嫁に申し訳無いと思ったし。
保護者の方々が気をつかって
「私頂きます。○○ちゃんも食べなさい。」なんてちょっと変な空気になった。
俺は現嫁に目で合図をして
「いえいえ無理しないで下さい。ママの料理の方がいいよねボクー」なんて誤摩化していた。
すると気配を感じた。爺ちゃんが仁王立ちして、歩き出した!
887 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 00:53:40 ID:6JUst0aG0
そして地域の大人達に頭を下げ、
「毎年有り難うございます。」という内容の言葉をかけ握手までしている。
そして一際大きな声で地域の子供達に声を掛けた。
「○○祭りは~の歴史があり、皆の健康をお祈りしているんだよ。
ご飯が食べられる事を○○様に感謝しなさい」
現嫁超ビックリ。驚愕。え?え?って感じ。俺はあの夏を思い出した。
今思えば神仏どちらを信仰していたのかは不明。神棚もあったしな。
すると子供達は「頂きます」といってお赤飯や煮物を平らげた。
爺ちゃんはニコニコしていた。
それが爺ちゃん最後の正気でした。
爺ちゃん最後の正気編、了。
爺ちゃん火葬編889 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 01:16:35 ID:6JUst0aG0
そんな爺ちゃんが亡くなった。
容態が悪化してからは本家を離れ入院生活を送っていた。
一度見舞いに行ったがそれ以降は行っていない。
あまりの変わり果てた姿に我慢が出来なかった。
ただ呼吸をしているだけ。当然俺が誰かも分からないし、発声も出来ない。
危篤が知らされてから初めて見舞いに行ったんだ。
もう長くないな・・。誰もがそう思った。
俺は社員に事情を伝え地元のホテルに泊まり込む生活が続いた。
現嫁も一緒。昔からの友人が次々とホテルに見舞い?に来てくれた。
俺が祖父祖母に育てられた事を知っているし、
イケイケの爺ちゃんだったから地元では有名だった。
ホテルにはレストランもラウンジもあるし、気が紛れた。
内心は気が気じゃない。ある日、部屋に戻り嫁と何をするわけでもなくボーっとしていた。
ウトウトしてきたなぁと思ったその瞬間「○○~!」と俺を呼ぶ爺ちゃんの声が。
890 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 01:17:31 ID:6JUst0aG0
俺は「ウワっ!」と声を上げた。
現嫁「どうしたの?」
俺「えっ?今俺の事呼んだ?」
ありがちな展開で申し訳ないが事実なんだ。
その瞬間携帯が鳴る。親父だった。
俺「死んだか」
親父「良く分かったな」
俺「今俺の名前叫んでたよ」
親父「疲れてるだけだ」
それからは早かった。葬儀の段取りやら何やら。あの頃は一族が疲れきっていた。
なにせ祖父祖母両方危篤なのだ。全員仕事もままならない。
爺ちゃんの亡骸は本家へ移動。すぐさま防腐処理。
そして皆も知っている運びで通夜、葬式だ。
出棺の際、親父が声を上げて子供のように泣きじゃくっていたのが俺の胸を深く抉った。
葬儀屋さんと打ち合わせの最中、こんな話がでた。
棺に入れられるモノは燃えるものだけです。金属等は駄目です。と。
燃やしきる事が出来ないからだ。
しかし「硬貨」だけは構わないとの事だった。
聞けば燃え残った硬貨をお守りとして取っておく風習があるとの事。
おれは迷わず本家にあった小銭入れ(婆ちゃんが藤で編んだ籠に入っている)
を片手でゴソっと掴み、棺に入れた。
大人が片手で目一杯掴む位だから50枚位?
告別式が終わり火葬場へ。火葬の最中はお茶のんだりおにぎり食べたりしていた。
891 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 01:18:26 ID:6JUst0aG0
爺ちゃんを焼いているっていう実感が無かった。
そして火葬場の方からアナウンスがあり、骨壷に骨を入れる作業?
あの箸で持つヤツ。産まれて初めてだった。
箸と箸でモノを持っちゃイケナイ、リアルに体感した。
骨を移動している最中に思い出した。あれ?硬貨はどうなった?
係の人に尋ねる。
「ああ、だいぶ燃えてしまってますね。残る事は結構少ないんですよ」
言ってる事が違うじゃないか、と思った。
「あ、ありました。残ってます。」
残った硬貨は五円玉1枚。
あとは黒こげになって変形していたりして原型を留めて居なかった。
すかさず俺はそれを受け取った。
あんなに入れても1枚しか残らないのか・・・。
もっと入れておけば良かった。そう思った。
そして火葬場から葬儀場に戻る車の中で、何気なく五円玉を見た。
綺麗に焼け残っている。そして気が付いた。
その五円玉の「昭和○○年」。
俺の生まれ年だった。俺はすぐお坊さんに事情を話した。
お坊さんは「縁のあるものです。大切にしなさい。」
そういってお守りっぽい巾着袋を下さった。
その五円玉は今でもその巾着袋に入れて自宅の仏壇に置いてある。
そしてこの巾着袋の中身は後にもう一枚増える事となる。それはまたの機会に。
爺ちゃん火葬編。了。
婆ちゃん火葬編895 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 01:59:29 ID:6JUst0aG0
爺ちゃんが亡くなった数日後、後を追うように婆ちゃんも旅立った。
親戚の中でも人の死を多く目の当たりにしている長老組は口々に漏らした。
「○○婆さんを連れて行かなきゃいいけど」
その頃の婆ちゃんの容態はヤバかった。最初は単なる胃潰瘍程度という診断だった。
しかし問題は持病の心臓。婆ちゃんは心臓が悪かった。亡くなった後出てきた手帳にも
「お母さんの心臓は多分良くない。」との手記が残っていた。
その病院はヤブ医者で有名。俺も過去その病院の悪態っぷりに激怒した事がある。
心配になった親戚は俺に相談してきた。
「病院移した方がいいかな」って。
確かに俺の知人には権威ある先生も居た。
しかし毎日誰かが顔を出せる、つまり地元の病院に置いておくのが良いだろう、と思った。
すぐ退院出来ると思っていたんだ。
婆ちゃんも「早く退院したいなあ」
俺「大丈夫だよ。退院したら温泉行こうぜ」ってな感じだった。
実はそれどころでは無い。前述の通り俺の爺ちゃんが亡くなったのだから。
俺たちは婆ちゃんが落ち込むのを恐れ、爺ちゃんの死は伏せていた。
しかし容態は急変。担当医は「ウチでは手に負えません」と。
896 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 02:00:54 ID:6JUst0aG0
もっと大きな病院に移送。
「なんでこんなになるまで放っておいた!」
ヤブで有名な医者は怒られていた。
やっぱり移送しておくべきだった。激しく後悔した。
その後は暫く安定していたのだが、次々と異変が起き、お医者さんも諦めモードだった。
集中治療室で話をした時には痴呆も進んでいた。
悲しかった。吹き返した!やっぱり駄目だ!が何回続いただろう。毎日病院へ行った。
爺ちゃんに引き続きである。親族も疲れていた。
そしてある日、今日は誰が泊まる?という話になり結局長男が泊まった。
俺は自宅に戻り、自宅近所のバーで酒をあおった。
疲れていたんだろう、酒に強いはずがあっと言う間に酔っぱらった。
自宅で現嫁と眠りについた。現嫁も相当疲れたと思う。
結婚している訳でも無いのに毎日俺とお見舞い。
仕事を休んで葬式の手伝いやらなんやらで大変だったと思う。
有り難う。
で、いつものパターン。
「○○ちゃん(俺)、お母さん苦しい。すぐ病院に来て」
ハっと目が覚めた。嫁も飛び起きた。
んで、爺ちゃんと同じく親父から電話。
俺「ああ、分かってるよ」
親父「またか」
酒が入っているため、すぐには行かなかった。
昼まで仮眠を取り、本家へ。
898 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 02:03:43 ID:6JUst0aG0
つい先日爺ちゃんが亡くなったばかり。もう手慣れている。
小銭を入れるときも確信犯で昭和○○年生まれを3枚程仕込んだ。
燃え残った話は親戚の中で有名になっていたので皆
自分の生まれ年の硬貨を用意し棺にいれていた。
お坊さんの都合、葬儀場の都合で婆ちゃんの場合結構長く本家に居た。
その間見張りじゃないけど線香を絶やさないように泊まり込むのは俺の役目。with現嫁。
深夜婆ちゃんの足音を二人で何度も聞いた。
そして通夜や告別式を終えて火葬場へ。
しかし俺は婆ちゃんが骨になるのをどうしても見る事が出来ず、親戚にその旨を伝えた。
叔父さん連中に大罵倒を喰らった。珍しく親父が俺を庇った。
「コイツは俺が苦労かけた。コイツに取っては辛い事だから勘弁してやってくれ」って。
しかし昔気質な叔父さんや地元の親友に説得され火葬場へ行った。
決心するまで3日掛かった。一生後悔する、と思ったんだ。
火葬場では爺ちゃんと全くおんなじ段取り。皆硬貨が気になっていた。残ったのは3枚。
すべて昭和○○年。またもや俺の生まれ年だけだった。俺は猛烈に泣いた。
思い出すと今でも泣けてくる。本当に婆ちゃんには迷惑を掛けた。書いていて涙が出てくる。
そして気づいたら不思議な「縁」感じました。
爺ちゃんが亡くなったのが7月11日、婆ちゃんが亡くなったのが7月の25日。
俺の誕生日は昭和○7年11月25日。
そして三男の誕生日は昭和25年11月○7日。
まあ偶然だろうけどな。
※生年月日は2ちゃんなので仮の為、辻褄が合いませんがご容赦を。
婆ちゃん火葬編。了。
901 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 02:55:25 ID:nSQm9Iz6Oいい話しだねー
今のところ家系っていうか家庭のオカルトって感じだけど、
まだまだ色々ありそうなんで期待!
902 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 03:09:43 ID:6JUst0aG0
>>901
ご支援有り難うございます。
おっしゃる通りソコが問題なんです。
途中で「あれ?家系の問題か?」と自分でも思いましたw
すみません。。
903 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 05:39:05 ID:UNGOn+oa0
いちいち支援とかってレスする必要あるのか?
ただでさえ残り少ないのにみんながみんな無駄なレス増やしてどーすんの?
そしてそのレスは自分も目立ちたいっていうだけのもんだろ
ID:6JUst0aG0はそんな事頼んでもいないし
このスレの頭からなら何もいわねーけど今それ本当に必要かよ?
ついでに突っ込むとおまえさん起業した社長だろ?
平日の夜から朝方まで何2ちゃんしてんだよw
ついでにオレを雇ってください
904 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 06:55:00 ID:NWn2K64i0
スムーズに投稿するには連投規制を回避する必要があります
905 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 07:46:05 ID:UNGOn+oa0
なるほど、その為にだったかよ
自分が無知でございました
申し訳ありませんでした
後10年ROMっときます
906 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 08:01:55 ID:3Pe6sfKH0
>>903さん
おはようございます。
皆様のご支援は精神的にも有り難いですし、
連続投稿規制を考慮致しますと実務的にも有り難い限りです。
お気遣い有り難うございます。
起業したのはもう10年以上も前です。
>平日の夜から朝方まで何2ちゃんしてんだよw
ごもっともw
昨日は久々にお休みを頂きましたので、
2ちゃんと読書とブログと期末へ向けての準備を並行進捗しておりました。
で、結局この時間ですw
このまま出社ですよ。最後の一行笑うからw有り難うございます。
907 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 09:49:34 ID:nSQm9Iz6O
残った硬貨の年度だけ熱に強い金属の混ぜ物になってた…
なんてことないだろうし不思議な話だね。
自分の祖父母みんな他界してて4人とも棺に硬貨入れてたはずだけど、
燃え残った硬貨をもらったのは1度きり。
でももらってない時も多少残ってた気がする。
火葬場によって温度と時間て違ったりするもんなんだろうか。
ちなみにもらったお金は罰当たりなことになくしちゃいました。
子供の頃だったしもしかしたら使ってしまったかも…
ところで数字の奇妙な一致って世界中にあるよね。
大半は偶然かもしれないけどどこかにオカルトな式がありそう。(占いも絡みそうな感じ)
908 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 10:43:16 ID:QEWPyRb70
実家の火事編読み終えてから寝ちゃったんだけど、続き書いてたんだね、乙!
そしてこんな期末の平日に無理すんなww
火葬の棺に硬貨を入れるのって、宗教関係なしなのかな?
神道式・仏教式どっちの葬儀にも出たけど、両方入れてたような気がする
909 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 13:17:40 ID:m+i3VVId0
お昼休みですよー。
出社したらだいぶ仕事が片付いていて助かりました。
会社と自宅が同じビルなのですが、一時帰宅。
何故なら新しく出来たラーメン屋に足を運んだらクソまずくて
二口程で食べる気失せてしましました。
メディア露出していたので期待していたのにガッカリです。
店員さんに申し訳無いので急用があるフリをして遁走してきましたw
>>907
温度とかはどうなんですかね?
恐らく年代が進むにつれ高温処理出来る技術革新があるとは思いますが。
ちなみに907さんのレスで一つエピソードを思い出しました。
纏めたら投下致します。
>>908
お疲れ様です。拙い文章かつ大して盛り上がりの欠ける長文にも関わらず
目を通して頂いて嬉しい限りです。
期末で忙しいのは実は初旬から半ばなんですよね。色々調整が必要なので。
あとは納税までの二ヶ月後位がピークです。
ちなみに宗教の事は余りよく分かりません。
同じ火葬場で神道式のご家族がいらっしゃいましたが、
我々仏教と違い神主さんが葉っぱ?のようなものをフリフリしておりました。
地鎮祭なんかで見かけるヤツですね。
棺桶や竈?は全く同じ仕様でした。
914 :本当にあった怖い名無し:2010/03/31(水) 17:28:58 ID:UhNCusiP0
一気に読んでしまった~
色々なところに先祖の意思のようなものを感じるなぁ。
おじいちゃんがすごすぎる!
お祭りの時って、おじいちゃんが正気を取り戻したっていうより、
おみこしに乗っていた神様が一瞬体を借りたのかな?と思いました。
今もそのお祭りは続いているんですよね?
お父様世代の方がおじいさまの代わりを務めているんでしょうか。
新盆の海岸にて。926 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:10:43 ID:mYuKJzaO0
新盆の海岸にて。
>>907さんのレスで思い出したエピソード。
スレチかも知れませんが、元を辿れば家系話という事でご容赦頂ければ幸いです。
祖父祖母が亡くなって間もなく夏がやって来ました。
私は夏が大好きで休暇が取れれば海沿いをあてもなく波乗りしながら泊まり歩いたりします。
しかしその年は新盆という事もあり、長旅は控えました。
また私や友人達でお金を出し合い、赤字でもいいや、
というノリで海の家を出したりもしています。
その時のお話。
927 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:11:30 ID:mYuKJzaO0
某海水浴場に私や仲間、後輩と遊びに行く事になりました。
私は爺ちゃん婆ちゃんにも海を見せてあげたくて、
二人が残してくれた五円玉が入ったお守り袋を持って出かけました。
海水浴場といっても近くに観光名所があり水着になる訳ではありません。
ハーフパンツにスニーカー。それにTシャツといった出立ち。
私はお守り袋を落とさないように手首に通す形で観光しておりました。
出店の名物を食べたり、土産品を漁ったり、ぼーっと海を眺めたり。
現地でも仲間と合流し、そろそろ帰ろうという話になりました。
お守りは手首に通したままポッケに手を突っ込んでいるのが基本姿勢。
930 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:13:04 ID:mYuKJzaO0
帰りは私が運転しました。
某都市にみんなで戻った後、鉄板焼き屋へ。
海鮮やら肉やらをダイナミックに焼けるお店でバーベキュー気分を
味わおうとしていたのかな。
夏のビールは格別に上手い。海沿いを歩いて火照った身体には尚更です。
そこで私は気がついた。お守り袋が無い。
友人達は私の事情を全て知っていたので「海に戻って探そう」と提案してくれました。
しかしお酒も入っているし、何より皆の楽しい空気を壊したくなかった。
平静を装って「いいよいいよ、明日探しに行くから」と返答。
そしてちょっと席を離れ、袋をくれたお坊さんに慌てて電話をした。
931 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:14:31 ID:mYuKJzaO0
事情を説明した所、お坊さんはおっしゃた。
「焼け残ったのも縁。離れたのも縁。全ては縁。」と。
愛情ある言葉なのでしょうが、受け入れられる訳が無い。
どっかで安心したかったのかな。同じ宗派の別のお坊さんに電話をした。
昔の彼女の親父さん。直接は気まずくて話せないので元カノにそれとなく聞いてみた。
元カノは「ひょっとして事故の身代わりになってくれたんじゃない?」
と良く有る回答で俺を慰めようとしてくれた。
内心穏やかじゃ無かったが店内に戻りしこたま酒を飲んだ。
そして次の日朝イチバンに一人で海まで車を飛ばした。
冷静に考えればあの日の行動範囲は広い。
海岸沿いか、土産物屋か、遊歩道か、駐車場かなどなど探す所が沢山有った。
932 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:15:46 ID:mYuKJzaO0
ひとまず昨日と同じ駐車場に車を停めた。さて、どこから探すかな。
と思っていたその時風鈴の音がした。透き通った綺麗な音色だった。
なんとなくその方向に歩いて行くと昨日は気づかなかったお地蔵様が並んでいた。
観光客で埋もれていたのであろう。
俺はすぐ婆ちゃんを思い出した。婆ちゃんは地域のお墓、といっても殆どがウチの一族。
墓石には同じ名字がズラーっと並んでいる。その入り口にお地蔵様が居る。
そのお地蔵様の帽子を数十年間編んでいたのがウチの婆ちゃん。少しでも色がくすむと
鮮やかな毛糸ですぐさま帽子を編んで交換していた。三男が被っていたものと同じ仕様だね。
934 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 00:23:56 ID:mYuKJzaO0
話を戻して海沿いのお地蔵様。
真っ赤で綺麗な帽子を被っており、お供え物も沢山あった。
観光客が色々とお供えしていくんだろう。
と、そのお供え物の中に俺のお守り袋があった。本当にビックリした。
あの行動範囲を全て探すつもりだったので、最悪一泊する事も考えていたからだ。
すぐさまお地蔵様にお礼を言い、お坊さんに電話を掛け、見つかった事をお伝えした。
お坊さんはおっしゃった。
「焼け残ったのも縁。離れたのも縁。再会したのも縁。全ては縁。大切にしなさい。」
別々の病院で息を引き取った爺ちゃん婆ちゃん。
二人っきりで海を見たかったのかな。
新盆の海岸にて。了。
蛇と井戸。940 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 05:58:35 ID:ZMSVTLIu0
必死にウチの家系の共通点を探すと「蛇」というキーワードが出てきた。
そもそも先に説明した通り、地域が殆ど同じ名字、親戚密集の為、
地域=家系という図式でも問題無いような気がしてくる。
まず、うちの地域には三種類しか名字が無い。
9割は俺と同じ名字。残りの1割を2種類の名字で分け合う形。
そのうち片方は親類。片方は親類関係ではない。
何故「蛇」か?思い出した事を片っ端から書いて行く。
本家の敷地には井戸が三つあった。
一つは枯れ井戸。一つは水が僅かに湧くが大きな石で蓋がなされ、その横に石碑があった。
近くには小さな鳥居とお稲荷さんもあった記憶が。
最後の一つは行政指導が入るまでは飲料水としても利用していた。
941 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 05:59:20 ID:ZMSVTLIu0
その枯れ井戸は簡単なバリケードのようなもので囲われており、厳重に蓋がされていた。
近寄っちゃイケナイ、と言われると近寄るのが子供の常。
地域の友達との探検スポットになっていた。
そのうちバリケードを突破し、蓋を開けようと試みた。
しかし蓋は厳重そのもので何重にも施されていた。
こっそりバリケードを突破しては少しずつ蓋を開けていった。一ヶ月位かかったと思う。
ある日枯井戸の蓋がズレている事が大人達にバレて滅茶苦茶に叱られた。
そして翌日には作業着の男性数人と祈祷師のような方が本家にやってきた。
枯井戸に関わった俺と俺の友達、その親御さんは立ち会わなければならなかったんだ。
942 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 06:00:04 ID:ZMSVTLIu0
子供の力では手こずった蓋も作業着のおじさん達がバールのようなものを
使うと簡単に空いた。
石と木の蓋で3重だったと記憶している。順番は下から木、石、石だ。
その最後の木蓋を外した時、作業着のおじさん達は「ウワっ」と声を上げた。
木蓋の裏には大量のお札。
後から知ったのだが作業着のおじさん達は蛇駆除の専門家だった。
単に「蛇を駆除してくれ」と呼ばれたのだろう。
そして祈祷師のような人はお札に関しての専門家的立場だったのかな。
何故蛇駆除か?答えはすぐにわかった。枯井戸の底には大量の蛇。
蝮だと聞いた。何匹居ただろうか。
軽く20匹は居たと思う。鰻の養殖をザルに上げたようなビジュアルだった。
地面が見えない程の密集率。
944 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 06:24:42 ID:ZMSVTLIu0
祈祷師は何やら仰々しく祝詞のようなものを上げ、
作業着のおじさんたちは長い棒の先に金属が付いた駆除専用の道具を使用して
次々と蝮を捕獲していた。
気持ち悪かった。蝮は網袋に次々と捕獲され、軽トラックに積まれて何処かへ行った。
その後本家にて祈祷師が2時間暗い爺ちゃん達と何かをしていた。
俺は事の大きさに後悔して泣いた。
それから数日後、大きな石で蓋がされている井戸も綺麗さっぱり解体された。
一度だけその井戸を覗いた事があるのだが、かなり深く、わずかに水が湧いていた。
本家の敷地はかなり広いと前述したが、敷地と公道が微妙に混じっている箇所があった。
丁度その箇所にその井戸はあった。
ウチがその井戸を解体した途端行政がやってきて「ここは公道だ」と主張し、
道路整備され今では公道に、本家が立てた石碑とは違う真新しい石碑が残っているだけだ。
後から聞くと公道にしても石碑だけは立て直す、この条件で爺ちゃんは話を飲んだらしい。
ちなみに石碑は本家の費用で立てた。
945 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/01(木) 06:25:30 ID:ZMSVTLIu0
爺ちゃんは怒っていた。行政は勝手だって。
「事が済みゃ、なんでも道路にしちまう」と言っていた。
そして秘密基地で聞いた。戦後間もない頃、
その井戸は貴重な水源だったらしい。
しかし幼子がその井戸に落ちて亡くなった。
さすがに飲み水として使えないわ、と俺は思ったが戦後間もない事もあり、
地域の人間はそれでも使用していたんだって。生きる為だから仕方ないのかな。
しかし次々と病に倒れる人間が続出。夜には子供の泣き声も。
という訳で本家管轄になり、石碑を立てたんだって。
そして新たな水源確保の為井戸を二つ掘った。
一つは行政指導が入るまで使用されていた井戸、
以前触れた長男家の横の井戸だね。もうひとつが例の蝮井戸。
蝮井戸はすぐに水が涸れたらしい。
何でかは良く分からないが枯井戸は不吉なものらしくお札で封印したんだと。
何故井戸の中に蝮が居る事を知っており作業着のおじさん達を招集したかは今でも謎。
蛇単体の話はまだまだあるのだが、長くなるのでここで。
蛇と井戸。了。
農道にて。65 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:12:28 ID:LPxPFqBu0
そもそも俺がオカルト板、家系にまつわる~を覗きに来たきっかけはネット。
SEOの観点から自社を色んなキーワードで検索して確認していた時、
一族の土地が「オカルトスポット」として有名だった事。
先述の通り、ウチの一族の場合家系=土地という概念が色濃く残っており、
スレチかも知れないが投下させて頂いたのがきっかけである。
案の定、専用スレまで立てて頂いて申し訳ない。
さて、私にとっては通り馴れたいつもの道、オカルト好きにとっては恐怖の道。
ある一本の農道についてのお話です。これは長くなると思います。
アクセス規制の間に纏めておきました。
66 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:13:51 ID:LPxPFqBu0
ネット上ではこう書かれていた。
「武者の霊がでる。甲冑の金属音がする・・・」と。
これは近いようで遠い。正体は違うのだ。
そもそも私は所謂「霊」の正体はそう遠くない未来に解明されると踏んでいる。
今現在100円ライターにて着火する事に対して誰も驚かないし、恐れをなさない。
科学的根拠により仕組みを理解しているからだ。
しかし、1000年前に100円ライターを使用すれば
「魔術だ!」と畏怖の対象になり得ると思う。
個人的には「霊」の正体は電磁波等が脳に与える影響による、
幻覚幻聴の類だと思っている。
だが、光の反射により脳がモノを視認するように、
なんらかの外的要因にて「霊」と言われるものが脳が確認したのであれば、
それは「存在する」と言ってもいいのかもな。
それを踏まえて聞いて頂きたいです。
67 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:23:37 ID:LPxPFqBu0
その農道は本家沿いでは無い。分家が点在するエリアにある。
細く長い一本道。この一本道では数々の人間を巻き込んでしまった。
この話をするだけで被害にあった友人も居る。俺も書くのに少し戸惑ったが頑張る。
その一本道、右手は田園、左手は竹林や山林。これを順手とする。
逆から通れば当然右手左手の景観は入れ替わる。これを逆手とする。
幼い頃から利用しなれた道とはいえ、爺ちゃん婆ちゃんから言われている事があった。
「逆手では通るな」。
ではどうやって戻ってくるか。実はその一本道には並行してもう一本の道がある。
田園を挟んでその道は併走している。
不思議ともう一本の道に関しては順手、逆手の概念は無かった。
まあ一度ヘンなものをみたが。
そっちはそっちで稲荷や鳥居や墓地や防空壕が点在しているので色々あるのかもね。
68 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:24:45 ID:LPxPFqBu0
件の一本道。一番最初は地元友人グループと深夜に遊んでいた時に起こった。
四輪免許を取得出来る年齢に差し掛かると生まれ月の早いヤツがヒーローとなる。
皆も経験しているんじゃないかな。
そして俺らの仲間にも当然4月生まれのヤツが居て、当然イチ早く免許を取得した。
その番、件の一本道を「順手」にて通った時が最初のきっかけかな。
皆で車に乗り込み「順手」にてその道を進み、地域を一週する程度のドライブ。
全員は乗り込めないので二班に別れるイメージかな。
二班の俺らが待っていると一班が戻ってきた。なにやら騒がしい。
ドライブで浮かれているのだろうと思ったが違った。
69 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:29:53 ID:LPxPFqBu0
話を聞くと一本道の途中、めっちゃくちゃに窓を叩かれたらしい。
手形らしきものは無い。俺は誰かの悪戯だろうと思った。
良くあるでしょ、怖がらせるために暗い道で窓叩いたりするヤツが。
気にも留めず二班の俺が助手席。運転手は同じ人間。後部座席中央にもう一人の計3人。
一本道を「順手」にて通った。友人が運転をしている。大人になった気分だよね。
そして一本道の途中、ダンダンダン!本当に叩かれた。
不思議な事に、その音はどう考えても左前方、
つまり助手席の窓かフロントガラスの左側。
叩けるのは俺しか居ない。が、当然叩いていない。
後部座席の友人は俺の仕業だと思いゲラゲラ笑っていた。
運転手の友人は顔が引きつっていた。
この友人は遠い親戚にあたり自宅の裏にある神社がある。
その神社を代々担当して色々手入れなんかをしていた。
でも神主や巫女って訳じゃない。
ただ掃除したり、お参りしたり、とかそんなレベル。背景は知らん。
俺はそんなにビビって居なかった。
幼い頃から擦り込まれた「順手なら大丈夫」って信じていた。
子供って健気だよね。
70 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:33:25 ID:LPxPFqBu0
しかし運転手のソイツは喧嘩が滅法強いヤツでビビる局面でも口に出さない。
数年後「あの時実は」というような口数の少ないヤツ。
とまあ、一本道での最初の経験はなんて事ない良くある話。
それからすぐかな、俺はまだ単車。
当時つき合ってた彼女をケツにのせて一本道を「順手」で走行していた。
すると突然その彼女が「きゃーーーーー!」って俺の真後ろで叫んだ。
俺が「ぎゃー!」である。
どうした?と振り返りながら尋ねると、彼女は滅茶苦茶慌てていた。噛みまくっていた。
「い、い、今聞いた!な、な何?○○(俺)が言った?え?え?」と言った具合。
一本道を通りぬけ一時停車し話を聞いた。
彼女曰く耳元、息のかかる距離で読経が聞こえたらしい。
最初は小さい声なのか遠いのか不明だったが、「ん?」と思ったらしい。
しかしその声は徐々に近づいてきて「ん?ん?」と思った瞬間に急激に大きくなり、
気づいたら耳元での読経を聞かされるハメに。
それはそれは重低音かつクリア、そして吐息を感じる距離だったそうな。
それから彼女はその道は絶対通る事を拒否した。
前述した「農薬自殺」があった場所。それが丁度一本道のこの辺りだ。
72 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:39:17 ID:LPxPFqBu0
それから間もなく、した大雨の夜。俺はバイト先から帰る事が出来なかった。
正確には帰宅するには徒歩しかなかった。大雨で単車を濡らしたくなかったんだよね。
その時、バイト先の先輩が俺を送ってくれる事になった。Tさんと言って当時大学生。
父親に入学祝いで買ってもらったという某日産車でバイト先まで通っていた。
育ちが良く真面目で店長からの信頼も篤い人だったな。誠実の塊みたいな。
俺はTさんに甘え、送って貰う事に。とにかくもの凄い雨だった。
ワイパー全開でも怖い、そんな日ってあるでしょ?
余りの豪雨に低スピードで帰宅途中件の一本道に差し掛かった。
俺は小さい頃からの習性により「しまった」と思った。
「逆手」だったからだ。過去一度だけ「逆手」で帰った事がある。
小学生の時自転車で。その時は思いっきり転倒し、
顔面血だらけにて泣きながら本家に行った。
目撃者も多く今では笑い話になっている。
顔面血だらけの子供が全力でチャリを漕いでいるのだから親戚中に驚かれたと同時に、
無事を知ると笑われた。
「何事かと思った」て。
そしてその時爺ちゃん言われた。「だから逆手は駄目だっつったべ。
んなもんで済んで良かったな」て笑ってた。
婆ちゃんは心配そうな顔をしていたのが印象的。
73 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 06:40:05 ID:LPxPFqBu0
話を戻す。豪雨の中での一本道。「逆手」で差し掛かる。「しまった。」である。
しかし豪雨の中わざわざ反対方向の俺を送ってくれた先輩に、
「この道は逆手で通ったら駄目なんです」なんて言える訳がない。
「はあ?コイツ頭オカシイのか?」で終了である。
結局「逆手」で帰路についた訳だが、何しろ怖かったのは先輩の運転。
下手だった。笑
ちょっと間違えれば左手の田園に落ちる。ガードレールなんて当時は無かった。
落差もあるし危険。
俺が田園側を気にし「もう少し寄って下さい」なんて指示を出しながら帰宅。
そして先輩が尋ねてきた。「もっといい帰り道無い?細いから嫌だ。」と言った。
田園を挟んだ並行するもう一本の道があったが俺は敢えて「今来た道が一番早いです」と答えた。
何故なら帰りは一人。田園に落ちないよう、
運転席が田園側に来るように帰宅した方が安全だと思ったからだ。
田園に落ちるくらいなら、竹林にこすった方がまだマシってもの。
そしてTさんにお礼とお別れを。
77 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 07:29:23 ID:9obbobDv0
翌日のバイト先でTさんが血相を変えて怒鳴っていた。
俺は驚いた。真面目で温厚なTさんがキレている。
しかもキレている相手はバイト先で一番の仲良し、Tさんと同じ大学の人。
俺は挨拶をすると同時に昨日のお礼を述べようとおもったその瞬間・・・・。
Tさんは俺の顔を見るやいなや俺に駆け寄って来た。
「おい!○○!あの道なんなんだよ!おい!」と尋常じゃない様子。
Tさんの話を要約すると以下の内容であった。
俺を送ったあと、一本道を「順手」で戻った。
「逆手」時には点いていた街灯が消えていて真っ暗だったそう。
豪雨による反射を考慮し、ハイビームは避けたかったが致し方なくハイビームで低速走行。
するとハイビーム限界の先に何かが蠢いていた。
80 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 07:40:18 ID:9obbobDv0
「なんだアレ?」と思いながら車は徐々に蠢くものに近づいて行く。
それとの距離が詰まった時、血の気が引いたと言う。
その正体はTさんの言葉を借りれば「頭つるっぱげの袈裟を来たヤツ」。
ただし「下半身が無いか、下半身が道路に埋まっているかのどちらか」だったそう。
それは「もがいている」のか「手を振っている」
のか分からないが明らかにTさんを見つめていた。
そして驚く事にそのまま読経していたらしい。
Tさんは「大雨の中聞こえるんだよ!」と口角に泡を飛ばしていた。
更に低速走行中の車の通過に伴って「ぐううるんっ」といった感じで身体の向きを変え、
目を反らしてくれない。
多分こんな感じであろう。
http://www.youtube.com/watch?v=WUOb_bz-9NY&feature=related
Tさんは田園に落ちようが、
竹林に突っ込もうが厭わない覚悟でアクセルベタ踏みにて通り抜けた、と。
82 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 07:55:36 ID:9obbobDv0
その話をバイト先にて大学の友人に話した所「嘘付くな」と相手にされず、
喧嘩になっていたそうな。
俺はTさんに知っている限りの事を話、詫びた。
Tさんは「早く言え!」と怒っていたが、やがていつものTさんに戻った。
あの道は二度と通らないと誓っていた。
ご多分に漏れずその場所は、当時の彼女の経験した場所。
農薬自殺があった場所。
それから3年後位かな「今ここに書き込んだ話をそのまま」
学生時代の友人に話した事がある。
場所は一本道沿いの分家。長くなるので端折りますが、仲良しの叔父の家。
叔父は一人暮らし。
そこの二階部分が俺の部屋と化していた時期があった。時刻は午前3時過ぎ。
夏だったので夜がしらじんでいた。
丁度話を終えた瞬間、外で読経と金属音が。
修行僧?の様な方がもっている金属っぽい杖分かりますかね。
頭の部分に輪っかが沢山付いていてシャリン、シャリン、と音がするヤツ。
まさにアレだ!と思った。
83 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 08:01:20 ID:9obbobDv0
俺と友人「・・・・・・・・・・」。
不思議な事にその音はすぐに消えた。
俺「なあ、今のお・・・・」
友人「言うなあ!」
そして友人は帰ると言い張った。せめて明るくなるまで待て!
と説得したが聞く耳を持たない。
そいつの家は少し遠い。車で30分暗い。
「その代わり家に着いたら無事を知らせる電話を一本」。
そう約束して友人を帰らせた。そして20分後くらいに電話があったんだ。
随分早いな、と思って電話に出るとそいつは泣いてパニックに。
一本道を抜けたずーっと先の道、
綺麗に舗装された二車線道路の緩やかなカーブで単独事故。
すぐに現場に救出に行ったが歩道に乗り上げ、電柱に激突。
歩道の緑?に突っ込んでいた。
この後も色々大変だったのだが、オカルトでは無いので割愛。
その後前述したPDFドキュメントを読んで知った後日談もある。
それはまたの機会に。
ネット上の噂「武者の霊がでる。甲冑の金属音がする・・・」。
これは間違いだと確信している。
アレは武者なんかじゃない、あの土地を彷徨うお坊さんだ。
農道にて。了。
84 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 08:09:37 ID:HyCO2s1v0土地を彷徨うお坊さんの幽霊は、
たまに出て悪さする武者の霊をしずめているのでは?
835 ◆2b5LS8.n1Yさんは家系の人なので武者の霊がみえないだけとか・・・
あ、別に霊感とかじゃなく、素に思った事です。
87 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/10(土) 08:15:12 ID:9obbobDv0
>>84
なるほど。
でも僕はそのお坊さんを「見た事は」ありません。
記述した通り、聞こえた、感じたのレベルです。
当然武者の霊も見た事が無い。
この目で見た(脳が認識した)のは生まれてこの方5回位だと記憶しています。
92 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 09:22:49 ID:s8GSj5FI0
お坊さん(?)、話すと呼んじゃうんだなー。農道だけってわけじゃなく、
地域をうろうろしてるのは何故なんだろ。
読経が聞こえるのは、警告なのか何なのか。
ただ、お坊さんの持ってる杖(錫杖(しゃくじょう)?)の音と、鎧の金属音って、
音としては高さが全然違うと思うんだよ。
だから、間違いとは言い切れない気が。
武者そのものを見たって経験談とか無いんだろうか?
93 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 09:23:42 ID:4lPwjb710
お坊さんだから幽霊にならないとは限らないらしいからなあ、
即身仏関連は凄いらしいし。
土から出てくるとか、読経が続くとかはそんな雰囲気だが。
ちなみに、鈴を持って入り、
その音がしなくなったら完了って話じゃなかったっけ?>即身仏
94 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 09:27:27 ID:DFec3z1F0
ああ、この話はやっぱり書かなきゃ良かったかも。
規制も「書くな」って事だったのかな。
実は書き込み始めてから色々と調子が悪い。
で、今さっきの事実。今日は嫁と温泉に行く予定だったが中止。
嫁のおばあさんが今さっき亡くなったと連絡が。
95 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 09:29:41 ID:Ri1WrmL00
偶然からくる被害妄想でしょう
96 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 09:31:20 ID:DFec3z1F0
>>92
叔母さんが見たのが武者とワンピースの女性です。
しかしそれは件の道ではなく、並行する道の入り口。
ネット上では農薬自殺やお坊さんの箇所で「武者が出る」となっています。
色々と混同しているのかな?と俺は思いました。
で、はじめに記した通り「叔母が言っていた事は本当なんだな」と相成った訳です。
97 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 09:33:37 ID:DFec3z1F0
>>93
興味深いですソレ。詳しく知りたいです。
>ちなみに、鈴を持って入り、
その音がしなくなったら完了って話じゃなかったっけ?>即身仏
ゾワっとしました。
>>95
そうですよね。ただこの話すると確実に
「何か」が起きるから過剰になってしまいますね。
話を纏めている時もドキドキしていました。
98 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 09:41:09 ID:s8GSj5FI0
>>97
Wikipediaより。入定(にゅうじょう)とは本来、悟りを開くこと。死を、死ではなく
永遠の生命の獲得とする考えにより、
入定した者は肉体も永遠性を得るとされていたそうだ。
>生きたまま箱に入りそれを土中に埋めさせ読経をしながら入定した例もあった。
>この場合、節をぬいた竹で箱と地上を繋ぎ、空気の確保と最低限の通信(行者は
>読経をしながら鈴を鳴らす。鈴が鳴らなくなった時が入定のときである。)
を行えるようにした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A4%E3%83%A9
99 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 10:26:50 ID:DFec3z1F0
>>98
有り難うございます。
コレってオカルトも修行も「真実」だと仮定すると、色々合点が行きませんかね?
>生きたまま箱に入りそれを土中に埋めさせ読経をしながら入定した例もあった。
Tさんが見たのはコレですかね。いやあくまでも「オカルト」前提での話ですよ。
でも箱がどうのとは言っておりませんでしたね。
そして・・・やはり鈴を鳴らすのか。
私は聞いただけなので正解は鈴なのかな・・・
叔母を信用したきっかけ。100 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 10:44:45 ID:DFec3z1F0
例の叔母が某新興宗教信者との事は記した通り。
そしてネット上で噂になっているものを「見た」のも記した通り。
また偶然先祖がウチの一族と関わりがあるのも記した通り。
叔母と一緒に居ると変な思いをする事が多かった。
まずは話の繋がりから行くと農道がらみが良いですかね。
後から聞いたのだが、叔母は幼い頃から色々と見たらしい。
だからと言って馴れる物ではなく、所謂「霊」が怖い、との事。
そのお陰で良く幼い私が駆り出された。
夜のゴミ捨て等、暗い場所には必ず私を連れて行く。
その時叔母が見たのモノがネットでも噂になっている。
それは例の農道と併走する道の入り口。地域のゴミ捨て場がある。
すぐ横にはカーブミラー。
102 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 11:01:27 ID:mg6EP5+i0
このカーブミラーの下もネットで噂になっていた。
例の武者、そして白い女って言い方されていたかな。
夜叔母に駆り出され一緒にゴミ捨てへ。
叔母曰く「怖いから一緒に来て。夜は時々変なのを見る」と言っていた。
そんな事を言われた俺は当然怖い。拒否する。しかし「せめて見ててくれ」と。
夜中トイレに行く子供か。
そう言えば旅行先のトイレにもつき合わされ散々な目に在った。
それはまた別の機会に。
叔母がゴミ袋を下げてカーブミラー横のゴミ捨て場へ。俺は見ていた。
すると叔母が無言でリターンしてくる。「?」である。
103 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 11:03:10 ID:mg6EP5+i0
叔母「ほら!ほら!見た?見た?」
俺には何も見えなかった。暫く叔母とカーブミラーを眺める。
叔母「キャー!」俺をおいて自宅へダッシュ。
追いかける俺。
以下叔母談。
何故リターンしたかと言うと、カーブミラーに白いモノが移ったそう。
最初は車かな?と思ったが冷静に考えて車通りも無い。
嫌な予感がして引き返した。
俺と一緒に眺めていると、丁度ゴミ捨て場の裏(すみません、説明が難しい)に、
白いワンピース姿の女性が立ってコチラを眺めていた、と。
確かにネットにも書かれていた。
話自体は怖くも何ともないと思うが、俺は衝撃的だったな。
火の無い所に煙は立たず、叔母の侫言では無かったのだな、と。
叔母とは色々体験するのだが要望があればまた書きます。
叔母の事を信用したキッカケとなる話でした。
叔母を信用したきっかけ。了
107 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 17:09:13 ID:IWOaEPHH0>>94
ざまぁwwwwwwwwwww
108 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 18:37:00 ID:zM/rfEMl0
>>107
お前さん、俺に何の恨みがあるかシランが他人にそういう事いうもんじゃないよ。
まだ若い子なんだろうけどな。
何も良い事ないよ本当。寂しい人生を送るだけになる。
間に合ううちにキチンと自分と向き合いなさい。
109 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 18:45:17 ID:iun0rSkR0
そんな事勝手に決め付ける君もまだまだ幼いね
良い事、寂しい事何をもってそう言えるのかね?
誰を基準にそう言ってるのかな?
所詮他人が決めた法の下でそれを受け売りにしている君が
言っても説得力は無いな
それでも自分が正しいと思うんなら実際にそれを行動してやってみなさい
こんなネットじゃなく現実でね
でなければオマエも94と何ら変らんよ
110 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 18:59:20 ID:zM/rfEMl0
>>109
ご指摘ありがと。
そりゃ幼いさ。
孔子さまだって70年掛かったんだ。
論語で言う「不惑」の歳にも差し掛かって居ない子供だよ。
「所詮他人が決めた法の下」というのは全く持って意味不明だが。
それどころか俺は時に「筋は法律を凌駕する」と思っている位だよ。
俺のリアル社会での行動は小さいながらも会社を12期経営し、毎期黒字計上し、
人材再生をテーマに奮闘している事くらいかな。
その中で2008年リーマンショックの煽りを受け、
都市銀、地銀、その他言えない筋を巻き込んだ100億円規模の負債処理に巻き込まれ、
その間に何人か人も亡くなった。
爺ちゃん婆ちゃんも亡くなったばかりだったしな。
人間勝手なもんで生きている時には「五月蝿いやつだな」
と思っていても亡くなると気づく事も多い、と俺は思った。
少なくとも94や109さんにもご両親、さらにそのご両親と命脈が続いて来ている訳だ。
仮に109さんの親御さんやご親戚が亡くなったらネットでも
「ざまあwww」なんて俺は言えないよ。
子供な俺は普通に顔面に躊躇無くパンチぶち込むと思う。
111 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 19:06:50 ID:mAwIjpBV0
>>110
俺のリアル~と俺は思った。
の箇所が不要だったな。
112 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 19:12:54 ID:zM/rfEMl0
>>111
読んでくれたのね。ありがと。
不要と言われればそれまでなんだが、
>それでも自分が正しいと思うんなら実際にそれを行動してやってみなさい
にアンサーしただけだよ。
迷う事は沢山あるけど、どっかで自分を信じなきゃ何も出来ないよ。
そんでお坊さんに詳しい人居ないですかね?
113 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 19:13:52 ID:I/AI5x8X0
何を知りたいのですか
114 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 19:19:03 ID:zM/rfEMl0
>>113
有り難うございます。
>>93さん並びに>>105さんの話に興味があります。
「下半身が無いか下半身が埋まっている」
Tさんが言っていた事と情景が重なるので。
自分でググればそれなりの回答を得られるでしょうが、
ここの方々の方が精通なさっていそうなので甘えてみました。
115 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 19:28:10 ID:iun0rSkR0
>>110
はいご苦労さん
自分で幼いと認めてる人間がだね
他人に対して良い事は無い、寂しい人生送るから自分と向き合え
などとおこがましいと思わないのかね?
今の君はただ開き直って言い訳してる風にしか見えないな
そんな子供が他人に説教とはねw
しかも思う。ってたらればで言ってるから私もたらればで言わせてもらうけど
それがヤクザの組長で目の前にコワモテが数十人でドスチラつかせても?
殴った瞬間オマエは死ぬけど
その後残された家族、
会社、従業員は路頭に迷うどころか乗っ取られて売られるねw
そんな事も考慮せずにパンチぶち込めるの?
「筋は法律を凌駕する?」
私ならパンチぶちこめませんけどね
「筋は法律を凌駕する?」
ねえ、本当にそう思ってるならまだまだ漫画の世界から抜けてないんじゃないかな?
結局口だけの子供が妄想話してるレベルだね
あとね、ネットで会社経営とか誰がリアルで死んでようが誰も
全く関心は無い事柄だから
オマエの為にスレ立てたりワッショイしてる人もだよ
この中で誰一人として現実で冥福を祈った人などいない
これは本質的にはざまあwwの人間と変らないレベルだって理解したほうがいい
何故ならざまあwwなんかただの煽りだから
見も知らぬ人間がどうなろうと本気でざまあwとか思えるはずが無いだろう
本気で冥福を祈る人間がいないのと同じでね
117 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 19:43:58 ID:zM/rfEMl0
>>115
なるほどな。
>何故ならざまあwwなんかただの煽りだから
>見も知らぬ人間がどうなろうと本気でざまあwとか思えるはずが無いだろう
ここは良い事言ってるな。主張は分かった。と同時に安心した。
あと不良の組長っつっても組織とポジションとケツモチの関係によるだろうな。
堅気相手にそんな人数で、しかも今時ドスなんて持って囲まねーよ。
ハングレ相手の殺しは幾つかニュースになってるが、
素っ堅気でケツがあったら金で話付けるもんだよ。
大体「ざまぁww」なんて言う人間が不良の頭張れる訳ねーだろ。
漫画の世界て言うが実際漫画な場面なんて腐る程あるぞ。
断れない筋から話持ってこられて、
絵描かれてるの気づいていても突っぱねる場面とか漫画だぞマジで。笑うから。
スレチなんでここまでな。
119 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 19:56:17 ID:iun0rSkR0
>>117
自分からたらればの話しておいて
何勝手に自分に都合のいいシチュに置き換えてんの?
不良の頭張れる張れないのはなしとかでも無いの
そんなのはボクの現実には無いから誤魔化しますって言ってるのと同じ
恥ずかしい人間だな
よくそれで社長とか言えるね
大体2ちゃんに夢中になってる人間が100億がどうのって
レベルの社長張れる訳ねーだろ
結局誤魔化しながら生きていくのかねえ
まあ辛くて寂しい人生送るからやめたほうがいいよ
122 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 20:09:29 ID:zM/rfEMl0
>>119
しつこいなwめんどくせーから普段語で行くぞ。
現実にあるから言ってるんだよ。俺このスレで嘘書いてねーぞ。
週刊誌や2ちゃんで出回っている情報を生で経験している人間が居るって事。
実際事実だから仕方が無い。
社長なんてのは俗称で会社登記して利益残して納税してキャッシュ廻す、
つまり事業継続していれば誰だって代表取締役だろうが。
それが難しいのが今の不景気なだけでよ。
あと100億が嘘ってなんでお前が決めつけるんだよ。
現実に俺は「巻き込まれた」んだぞ。100人規模で巻き込まれてるよ。
現に裁判中だしな。まあ終わらんだろな。話が複雑怪奇のババ抜き状態だからな。
下手したらコッチの話の方がよっぽど面白いよ。
で、俺が夢中なのはお坊さんなんだ。
もう放っておいてくれ。
123 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 20:21:24 ID:iun0rSkR0
>>122
段々地が出てきたね、嬉しいよ
>あと100億が嘘ってなんでお前が決めつけるんだよ
>堅気相手にそんな人数で、しかも今時ドスなんて持って囲まねーよ。
>「ざまぁww」なんて言う人間が不良の頭張れる訳ねーだろ
先に決め付けてるのはオマエのほうなんだが?
自分はよくて他人はダメなの?
やはり自己中の子供だなあ
>もう放っておいてくれ。
だったらわざわざアンカー付けてレスするなよおバカさんw
しかも
>スレチなんでここまでな。
これ書いた後でのレス。
メッキが剥がれると同時に支離滅裂になって来てるね
頭大丈夫?
というか統合失調症の人間みたいに言ってる事とやってる事が矛盾してるよw
そういえば大規模規制が「書くな」って事だと思うあたりおかしいね
じゃあ他のいっぱい規制された人間もそうなるのかよwwww
いくらなんでも無理すぐるwww
まあ子供は子供らしくそろそろ寝たら?
124 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 20:36:19 ID:zM/rfEMl0
即身仏についてwiki見てきました。
背景や概念は理解したつもりです。
日本で18体もあるのに驚嘆。
ひとつ不明なのが「密教」という概念。
うちの家系はごく一般的な宗派。そこにオカルトな要素はありません。
「密教」というのは現世でも残っているものですか?
それともフリーメイソンのように形骸化しているものですか?
詳しい方いらっしゃったらご教示下さると幸いです。
125 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 20:41:31 ID:YpJCaVLu0
大丈夫かよこの会社www
126 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 20:49:15 ID:zM/rfEMl0
>>125
社員が優秀だから大丈夫じゃないかと思ってるw
但し、ウチのような中小が厳しくなるのはこれからですね。
昨日付けで昨年度度倒産件数が発表されましたが、
倒産件数そのものは僅かながら減少。
しかし負債総額及び小資本金での倒産が大幅に増加。
つまり中小零細が倒産している。
当然2008年には上場企業が28社も倒産した背景により総額減少している訳だが、
それだけじゃない。
セーフティネットや中小企業金融円滑化法案のしわ寄せが来ているって事だ。
後者が厄介で事業領域によっては不利な場面もある。
夏位までは累積負債での倒産が結構なペースで進むと思う。
あとは期末に金融機関から追加融資を受けられるかが大きいだろうな。
ウチの有利子負債は売上の18%程度。その部分では心配していない。
お坊さんが心配です。
127 :本当にあった怖い名無し:2010/04/10(土) 20:56:38 ID:mAwIjpBV0
なるほど。さっぱりわからん。
128 :835 ◆2b5LS8.n1Y:2010/04/10(土) 21:27:52 ID:zM/rfEMl0
>>127
経団連入りしているような企業のホワイトカラーはまだ安泰ですが、
中小零細や個人事業は今後益々厳しくなると言う事です。
建設、小売、サービスは特に甚大な被害を受けると予測されます。
金融庁は救いの手を伸ばすよう金融機関に圧力を掛けていますが、
誰も共倒れしたくないのでノラリクラリ逃げ回っている状況ですね。
近所の定食屋とか中途半端な小売りは撤退が相次ぐかと。
リストラも再度加速化するかも知れません。
私は技術上がりなのでマクロでの経済は専門外、解決策は分かりません。
友人達は既存事業をバックボーンとして中国進出を行っています。
しかし、中国も持ってあと5年程度という見方もありコレばっかりは分かりません。
鳩さんがどう立ち回るかで決まるのでしょうか。
どんどん違う方向に話を進めてしまっており、
また家系にまつわる話はもう大してありません。
その他は結構ありますが面倒な人間も居る中、
無理して書く必要も無いので自分で調べてみます。
ご指摘通り、これ以上ズブズブになるとハマってしまうので。
2ちゃん恐るべし。
1さん、有り難うございました。少しヒントが見つかりました。
また家系にまつわる話のストックほぼ枯渇しておりますのでこの辺りで。
ちょっとしたきっかけにて投下させて頂いた実話ですが、
お読み下さった方々有り難うございました。
それではどうかお元気で。
了。
148 :本当にあった怖い名無し:2010/04/11(日) 01:23:27 ID:bEti9Tb90
このスレが気に入らないのなら来なければいいのに、
わざわざちょっかいかけてる奴ら、何がしたいんだろう?
もしかして、好きな子をいじめたい小学生男子か?
149 :本当にあった怖い名無し:2010/04/11(日) 01:39:08 ID:5uWHHGMX0
う~ん。。
リア充、社会的地位の高さ、高収入、
かつ専スレっていうとバカみたいに釣られる人たちがいるんだよねぇ
しかし実際そういう人も社会の中には存在しているんだから仕方ない。
というかこういうのに釣られて反応してんのは嫉妬でしかないんだから。
ID:iun0rSkR0なんて屁理屈こねて必死に上に立とうとがんばっているだけだしねw
835さんは確かに2ch慣れしてないんだろうな~
全レスするのも自由だけど、関係ない話とかただの煽りはスルーするのも大事だよ
レスすると次々に言葉を重ねてくるから、荒らしに反応するのもまた荒らしっす。
密教は今でもありますよ。高野山の真言宗などのことです。
庶民派の宗教というより、かなり厳格な修行や悟りを目指すようなかんじでしょうか。
あそこなら即身仏もありかな、という感じです。
近場に修行で有名な霊山などはありませんか?
ここでは家系にこだわらずオカルトやいろんな話聞ければいいと思ったけど。
おばさんの話とか…。とりあえず835さん投下乙でした。
156 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/11(日) 03:57:15 ID:HOQbE73Z0
おし!今日は恵比寿、六本木、新宿、そして帰宅。
明日嫁を送るから早めの帰宅だ。
先に言っておくが俺は酔っぱらっている。
そしてこのスレが話題となり仲間と爆笑していた。
そして帰還する事にした。
俺の危惧は只ひとつ。
爺ちゃんの血を引いているから気に入らなきゃ普通に相手バッチバチにするタイプ。
今日一緒に過ごした仲間や先輩も、
お前ら(一人の変なやつな)がネットや週刊誌で知った情報を生で体験している方達だ。
一人頭がイカれているヤツが居るが、
そういうヤツはリアル社会では弾かれモンでも引きこもっている分、暇人だろ?
俺の会社を特定され、従業員やクライアントに迷惑が掛かるのが嫌だった。
でも意外とみんな「ネットだからって気にすんな。やっちまえ」って事で舞い戻ってきた。
支援くれた方々本当に有り難うございます。文化祭じゃないけど嬉しかったです。
あと、一つだけ言っておく。2ちゃんが本当に匿名だなんて思っていては駄目ですよ。
ある板で勝手にプライベートフォトを晒したヤツは翌日特定、追い込みだよ。
って事で論より証拠だよな。取り敢えず、カードと車の鍵くらい後でアップする。
ねつ造と言われるとまた気分わりーから、リクエストあったら言って下さい。
明日になったら冷静になっているだろうが、やっぱりムカつくわw
俺も元々バックボーンが有った訳じゃない。そしていつか人は死ぬ。
そして今、日本という国を憂いている。その為の活動もしている。
ただ特定されると面倒、それだけ。
只でさえ世の中甘くないんだよ。
特定されないよう馬鹿っぽい言葉や、普段使わない語彙も引っ張って来た。
という事で言葉遣いが汚くてすみません。
俺の本音はコレだけ。
「爺ちゃん婆ちゃんに感謝している。ウチの家系は何だったのか。真剣に向き合いたい。」
以上だ。
157 :本当にあった怖い名無し:2010/04/11(日) 04:07:42 ID:HG0KZuxjO
このスレ楽しみに見てたんだけど…DQN社長?
158 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/11(日) 04:09:41 ID:HOQbE73Z0
統合失調症なんのかんのあったが、そんなヤツが10年以上経営出来るか?
俺は確かに爺ちゃん譲りの短気だ。納得いかなきゃ傷害覚悟で説教もする。
あとネットに馴れて居ないのは正しいご指摘です。
面と向かって俺にそんな舐めた口聞くヤツ居ないから。
調子乗っているの思うかも知れないが、世の中結果が全てなんだよ。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」これは真実だ。
身を以て体験している。
不良に攫われた事も無い、100億の債権のウチ17億ケツ持って来られた、
Aショウリュウ事件の真相も知らない、
ましてや社会貢献もしていない(と思われる)人間にモノ言われたらムカつくだろ。
つーかいよいよ日本はアブねーって思うわ。
こっちは本気で生きてんだよ。
あとさ「そんなヤツに100億の器」とか抜かしていたが、事実だし、
現場にいるようじゃ組織はデカクなんねーんだよタコ。
んなこたあ、経営やってるヤツは分かってるよ。
俺は1さんに義理を通しただけだよカス。しかも不良の看板出しやがってコノヤロウ。
簡単にヤ○ザなんて言葉遣うんじゃねーよ。
テメーこそ不良目の前にしてモノ語れんのかコノヤロウ。
何がドスだよ馬鹿野郎。背後からテツ充てられて耳元でカマシ喰らった事あんのか?コラ。
と、言う事で本当に言葉が汚くてすみません。
ずーっと記憶の真実を記した通り、俺は育ちも悪いし、頭も悪い。
だから10年以上経営してもこんなもんなんだよ。
160 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/11(日) 04:18:33 ID:HOQbE73Z0
>>157
どちらかと申しますとそうかも知れません。
普段は全く気づかれません。しかし蓋を開ければこの通りですよ。
隠しているだけです。本当に悪いやつは絶対に馬脚を露わしません。
大体俺は生い立ちも全て記してきました。どう考えてもエリートでは無い。
血筋を見れば明らかです。
だからこそ人材再生をテーマに事業を継続しているだけです。
そして冒頭に申し上げた通り、
俺は所謂心霊現象ってモノは近い将来科学的に解明されると思っている。
ただしお坊さんは本当に怖かったんです。纏めている時でも怖かった。
幻聴かも知れないが実際「聞こえた」んだから。
161 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/11(日) 04:23:15 ID:HOQbE73Z0
>>149さんへ
アドバイス有り難うございます。
確かにネット、と申しますか2ちゃんには馴れていません。
自分の友人知人が根も葉も無い事を書かれており、特定した経緯もあります。
勿論合法的処置です。
でも朝起きたらビジネス板見るし、経営板も見るし、
中には正論を仰っている方もいる。
ボクも恩恵を受けている部分があり遠慮していました。
162 :835 ◆2b5LS8.n1Y :2010/04/11(日) 04:41:19 ID:HOQbE73Z0
で、通帳も登記簿謄本も当然手元にないからカードと車のキーだけな。
http://uploadr.net/file/ed9e182807(※リンク切れ)
カードは俺、俺セカンド、あと嫁。
他のキーは車種特定出来るから隠した。
言いたい事言ったからスッキリした。消えるな。
(1さん、及びご支援下さった方々有り難うございました。)
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