【閲覧注意】こっくりさん・Tちゃんの思い・百物語・5行目・後女・流浪のテープ【怖い話】

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こっくりさん

お母さんが子供の頃、放課後の学校で友達2人と一緒にこっくりさんをやったらしい。


○○ちゃんの好きな人は誰ですか~?とか適当な質問をして遊び、いよいよオシマイにするとき「こっくりさんこっくりさん、お帰りになってください」と進行役の友達が言うと十円玉は「いいえ」にとまってしまった。


しかもそのままグルグルと鳥居を回りだし

「かえらない」「しね」「いけにえよこせ」

などという言葉をいくつも示した。


でもお母さんは、どうせ自分以外の友人2人のどっちかが驚かそうと思ってやってるんだろうと思い、こう質問したそうだ。


「こっくりさんこっくりさん、いけにえは私以外の2人のうち、どちらかにしてください」


お母さんの名前はアケミ。友達の名前はタマコとナツエ。

ナツエはすぐに「そんな、ひどいよ!」と怒ったそうだけどタマコの方は「ふぅ~ん…じゃあこっくりさんの返事を見てみようよ」と余裕そう。


この反応から、きっと十円玉を動かしているのはタマコだろうな、そしてきっと「アケミをよこせ」と言ってくるだろうな、とお母さんは思った。


鳥居の周りでグルグルと思案をしているような動きをしていた十円玉が、ずずっ、ずずっ、と文字へと動いていったそうなのだが、やはり「あ」を目指しているのが明白だった。

タマコも

「【あ】にむかってるから、イケニエはやっぱアケミだね~~~。あははは!」

と意地悪そうに笑った。


そこでお母さんは

「こっくりさんこっくりさん、この十円玉を動かしている人はだれですか?」と声をかけた。


するとズズッ、と動いていた十円玉がピタッと止まった。


そして突然タマコが席を立ち、頭を抑えて「い、いたっ、いたいいっ」と騒ぎ出したんだって。

お母さんはすぐタマコに駆け寄って、なに?どうしたの?と様子を伺ったんだけど、机の上では真っ白な顔をしたナツエだけが10円に指をつけたまま、振り回されるようにひたすら同じ文句を繰り返していたそうだ。


「こ」「い」「つ」「こ」「い」「つ」「こ」「い」「つ」

Tちゃんの思い

931 本当にあった怖い名無し 2012/09/10(月) 06:35:03.16 ID:flyr5cpb0

ある日、Tちゃんから、新しいゲームを買ったからうちに来ない?と誘われた。

Tちゃんと遊ぶのはひさしぶりだったが、お姉さんのこととかクラスの子に見られたらどうしようとか考えて、う~ん…とためらったが、Tちゃんのことが嫌いなわけではないので行くことにした。

Tちゃんと新しいゲームをしておやつを食べて…楽しくあそんだ。

トイレに行きたくなり、「Tちゃん、おトイレかしてね!」

Tちゃんの部屋は2階にあり、トイレは1階の玄関前。

何度か借りたことがあったから知っていた。

百物語

自分の友人たちと「妖怪百物語をやろう」ということになった。 

怖い話100本を、1本やるごとにローソクを消してくというもの。


100の話が終わって、100本ロウソクを消すと、幽霊が現れるっていうものを期待しながら、怖がりながら始めた。


当日はなんと25人集まり、妖怪百物語を始めることにした。

しかし、100本終わってロウソク消しても何も起らなかった。


帰り道


「何も起らなかったな。やっぱりウソだったんだよ」

などと話しながら帰っていたところ、


「最後、順番回ってこなかったな」

って言う奴がいるの。


えっ?

25人いるんだから、順番回ってこないわけない。

それで、録ってたテープを再生してみると1人だけ持ち主のいない話があって、よく聞いてみたら、

「俺、おととい死んじゃってさ…」って話してた…

5行目

541 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/04(火) 22:36:57.47 ID:DeMlH3Ml0

ここに書いていいか迷ったんだが他に当ても無いから書くことにする

まとめておいたから暇だったら読んで知ってる事があったら教えてくれ

まずは事の始まりから、確か8月の中ごろだったかな


祖父から「精霊馬の処理をするからお前も来い、こういった事をお前は覚えなきゃならん」と言われ着いて行った。

場所は家のすぐ隣にある道祖神があるとこ

そこには用水路が流れてて祖父は精霊馬と飾ってあった折鶴らしきものをその用水路に流した、お前も拝めと言われたので手を合わせた。

その後流すときに立っていた場所にお線香を二本置いてその日はそれで終わった。

後女

中1の夏でした。

私の祖母の一番上の兄、泰造さんが亡くなりました。

といっても、私は泰造さんとは殆ど面識がなかったのですが夏休みということもあり、両親と共にお葬式に出掛ける事になり、私はそのとき初めて泰造さんの屋敷を訪れたのでした。

そこは某県の山奥、大自然に囲まれた、まさしく田舎といった場所で、屋敷と呼ぶにふさわしい、古いながらもとても大きな家構えでした。


敷地内には鶏小屋があり、たくさんの鶏が飼育されていました。

泰造さんの娘にあたるおばさんが、売りには出せない小さな卵を私や親戚の子供達にくれたので、大人達が集まるまでの時間、私は子供達と一緒にその卵を使って、おままごとなどをして過ごしました。

そのうちお葬式が始まり、私は足の痺れと眠気と闘いながらあまり面識のない泰造さんの遺影を見つめていました。


そしてお葬式も滞りなく終わり、両親や親戚のおじさんおばさん達はビールや寿司を囲みながら、泰造さんの思い出話や子供たちの話、世間話などで盛り上がり、私もおじさん達にビールを注いだりと愛想をふりまきながら、やがて田舎の涼しく心地よい風を感じる夕暮れ時となっていました。

ふと尿意を感じた私は席を立ち、ひとり便所へと向かいました。


かなりの田舎ということもあり、便所は少し変わったつくりをしていました。

扉を開くと裸電球の下、まず男用の小便器があり、そこにまた扉があります。

それを開くといわゆる、ぼっとん便所が奥にあるのです。

ですが、電気は始めの個室の裸電球しかなく、私はふたつめの扉をあけたまま、薄暗いぼっとん便所で用を足すことになりました。


田舎の夏の夕暮れの独特な雰囲気と、慣れない木造の便所で少し気味が悪かったのですが、鼻歌を歌い、気を紛らわしながら用を足し、服を整えて振り返りました。


それはいました。


ひとつめの個室の裸電球の下、白い服を着て、真っ黒な長い髪を無造作に束ねた女のうしろ姿。

私は恐怖で体が痺れたようになり、厭な汗が体中から噴き出しているのを感じました。

どれぐらいの時間でしょう。長いような短いような。女の頭から目を離せずにいた私の耳に

「コォォーーーーー……」

という、かすれた音のような声のようなものが聞こえてきました。

それと同時に私は少しずつ視線を下へとおとしていきました。

私の目に飛び込んできたものは、異様に爪の長いおんなの手の甲…そして足の…指…?


こっちを向いてる……!!


うしろ姿だとおもっていた女は、まぎれもなく正面を向いていました。

髪をすべて前へ下ろし、あごのあたりでひとつに束ねていたのです。

女の顔は全く見えない…見えないけれど見える…見えない…

「ひぃぃ…ひぃぃ…」私はガタガタ震えながら、泣いていました。

そして女はゆっくりと両手をあげ、髪を束ねている紐に手をかけようとしました…

そのとき「ガタッ」と扉の開く音と同時に、父の姿が見えました。


グルッ


女が扉のほうへ振り返り、そこで私は気を失いました。


目を覚ますと、私は布団に寝かされていました。両親が心配そうに私の顔を覗き込んでいました。

「変な女がおったんよ!!怖かった…怖かった…」

また泣きそうになる私を見て、二人はうんうんと頷いていました。父はあの女の姿を見てはいないようでした。

少し落ち着きを取り戻した私に、おばさんが一冊の古びた冊子を持ってきました。

それは亡くなった泰造さんの覚え書きのようなものでした。

そのうちの黄ばんだ1ページに墨で描かれていた絵は、私が便所で見た女そのものでした。

「うちのお父さんな、こんなおそろしいもん、よう見とったみたいなんよ。

この覚え書きはお父さんが死んでしもてから見つけたんやけど、なんやいつもえらい怯えとったんやわ。

それやのに全然気付いてあげれんかった…」

そう言っておばさんは涙ぐんでいました。


その覚え書きを見せてもらうと、泰造さんはあの女のことを後女(うしろ女?)と呼んでいたようでした。

鶏の飼育についてや森での狩りなどの覚え書きの合間合間に、後女について記してありました。

今となってはあまり覚えていませんが、最後のページにはこう書いてあったと思います。


「後女の真の面、真の背、目にしたとき我は死すか」


私は後女が振り返ったあのとき、女の後頭部を見たような気もするし、見なかったような気もします…

流浪のテープ

823 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/03/26(火) 13:36:56.83 ID:16E1ufz90

あまり怖くないけど投下。


まだDVDなんてなく、ビデオテープの時代の話。

俺が大学生のころ、宅配ビデオみたいなのがあった。

いわゆる、エロビデオをバイク便みたいなので送ってくれるもの。

学校から帰ってくるとポストなんかによくいかがわしいチラシが入っていて、自分も欲望に逆らえず、ついつい注文してしまった。

配達をドキドキしながら待ち、夜22時過ぎくらいにやっとこさバイク便到着。

高い金を渡し、商品受け取り、すぐにデッキに挿入。

やや粗い画像で黒幕がしばらく映り、タイトルが出るわけでもなく、唐突にウッチャン似の女が現れた。

俺は思わず「うおぅ」なんて情けない声を出すくらいびっくりした。





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Sharetube