【閲覧注意】ミゾケネ・命の灯・海の民宿・居酒屋・電話だよ・真夜中の訪問者【怖い話】

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ミゾケネ

俺が小児科の研修医だった頃の話。 

小学2年生ぐらいの女の子と付き添いのお母さんが診察室に訪れた。


この女の子は夜眠れないそうで、いつも朝方になってからやっと眠るそうだ。

その為、学校で居眠りをする事が多く先日も先生に呼び出されて注意を受けたとの事。


たまに寝付けたとしても大抵夜中に大泣きして目覚めてしまい、その度に起こされて家族も困っているらしい。


最初「不眠症かな?」と思った。

睡眠障害は大人の方が圧倒的に多いが、大人だけの病気じゃない。

子供が睡眠障害になる例も珍しくはないのだ。


とりあえず何か不安な事はないか聞こうと思い、話しにくいかも知れないのでお母さんには席を外してもらって

その女の子と二人で話をした。

以下がその会話。


俺: どうして夜寝ないのかな?

女の子: 寝たくない。

俺: なんで寝たくないのかな?寝るの嫌い?

女の子: 寝るのは嫌じゃないけど。

俺: …けど?

女の子: 夜、寝てたら起こしにくるから。

俺: 誰が起こしにくるの?

女の子: お母さん。

俺: お母さんが夜中に起こしにくるの?

女の子: うん。○○(女の子の名前)の耳元でなんかボソボソしゃべってくるの。

俺: なんて耳元でしゃべってくるの?

女の子: う~んあんまり聞き取れないけど、なんとか、ミゾケネ(?)~って言ってると思う。

俺: …お母さんが耳元でそう言ってくるの?

女の子: うん。お母さんっぽい人が。

俺: お母さんっぽい人?起こしに来るのはお母さんじゃないの?

女の子: お母さんに似てるけど、多分ちがうと思う。

俺: じゃあ誰?

女の子: わかんない。

俺: なんでお母さんと違うって思うのかな?

女の子: だって…、いつも壁の中から出てくるから。


※ミジョケネは方言で「可哀想」という意味である。

命の灯

735 本当にあった怖い名無し New! 2005/07/17(日) 00:45:58 ID:vbD4VqQa0

あんま怖くないけど身内が体験した話を


今から7年ほど前に同じ市内に住んでた母方のばあちゃんが倒れたんだ

だいたい夜の10時過ぎぐらい

じいさんの電話で母さんがすぐに向かった

すぐに救急車を呼んで市内の病院へ

じいさんが救急車に乗って、母さんは車で病院へ向かった

応急処置をしたんで、一命は取り留めた

海の民宿

高校生の時、部活の合宿で海の傍の民宿に泊まり込んだことがあった。

怖い顔をしたおっさんが経営する民宿で、安い割にボロボロで今にも倒れそうな木造だった。

夜、板張りの広い部屋で皆で雑魚寝していると、突然俺は揺り起こされた。


寝ぼけ眼でぼんやりと起こした奴を眺めると、そいつが「トイレに行きたいけど、一人じゃ怖い」と俺に

囁くように言った。

俺は眠くてしょうがなかったが、そいつが「頼むよ お願いだよ」としつこく頼むので、分かった分かったと言って布団から抜け出して、皆を起こさない様に、そいつと抜き足差し足で部屋を出た。


トイレはどこにあるんだよ、と聞くと、海の家の外にあるんだが、臭いし汚いし、何より明かりが無いから暗くて怖い、とそいつは情けない声を出した。


俺はやれやれと思いながらそいつと廊下を抜け、海の家の玄関までやってきた。

そして玄関の戸に手を掛けようとした時、突然「何しよんかあぁ!!」と大声が響いた。

心臓から口が飛び出しそうになった俺が慌てて振り向くと、民宿のおっさんが懐中電灯をこちらに向けながら憤怒の形相をしていた。


「いや、こいつがトイレに……」と言おうとすると、おっさんが「出て行けぇ!!」と言いながら何かの粉をこちらにぶつけてきた。

塩だった。


俺は訳も分からず「はい、はい、すんません」と言いながら出て行こうと戸に手を掛けると、「お前じゃない!!そいつだ!!」とおっさんは叫んだ。

俺が混乱しながら突っ立っていると、突然パチンと音がして辺りが明るくなった。

おっさんが電器を点けたのだった。


と、隣にいたはずの友人がいなくなっていた。

代わりに、俺とソイツが歩いて来た道筋に、濡れた足跡が点々とこちらまで続いていた。

「危なかったな。沈められるとこだったぞ」とおっさんは言った。


おっさんに「もう寝ろ」と言われ、全身鳥肌を立てながら部屋に戻ると、 俺以外の全員の部員が布団で寝ていた。

抜け出していたのは俺だけだった。

居酒屋

 

会社の先輩から聞いた話。


彼がさる田舎の町へ出張に行った時、仕事が早く済んだので飲みに繰り出したそうだ。


2軒ほどハシゴしてほろ酔い気分になった彼は、酔い覚ましにぶらぶらと散歩を始めた。


小さな町なので、中心部を少し外れると建物もまばらになり、明かりといえば、ぽつぽつと灯っている街灯と月明かりだけになった。


しかし、普段都会で仕事をしている彼にとってはこうゆう雰囲気も悪くなく、気持ちよく散歩を続けたそうだ。


あても無く歩き回っていると、前方に明かりが見えてきた。


どうやら居酒屋のようだ。

電話だよ

僕はロンドンにある旅行会社で働いています。

ここ最近、霊感が顕著になり、さまざまな経験をしています。

そのなかでも一番怖かった実話を投稿します。


昨年暮れ、急に日本人の上司Aさんが亡くなり、彼女のあいた席を背中にいつも仕事をしていました。

その日は夜の7時過ぎに、ヨーロッパに来ている日本人の観光客グループに連絡しなければならず、ハンガリーの首都ブタペストにいる添乗員さんへ電話しようと、ちょうど夕食中のレストランへかけました。

しかしレストランが忙しいのか、いつまでたってもつながりません。

しょうがないので、彼女が日本から持ってきている社用の携帯の方へかけてみることに。

呼び出し音を聞きながら連絡事項を復唱していると急に「はい」とでました。


「私、○○トラベルの□△と申します。お食事時に申し訳ありません」

「あー、チョット待ってー」と返事があります。


仮にもビジネスの相手にこんな口の聞き方するなんて、と少しムカっとしましたが、ふと思えば妙に声が若かったのです。

きっとお客様の誰かが添乗員さんの携帯に代わりにでたんだ、そう思い、気を取り直して待ちました。


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

その電話の女性は言います。

どうも添乗員さんは席をはずされているようです。


「お忙しいようでしたかおかけ直しいたしますから」

と言うものの、まったく無視され


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

と再度言います。その後は無言です。

こうなっては待つより他ないと思い、黙って聴いていました。

電話の液晶画面で時間を見ていると、一分が経ちました。


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

そしてまた無言… 返事を待ってるのかな?


そして二分が経過


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

???

何か変…。さっきから同じことしか言わない。

しかもレストランのはずなのに、何の雑音も聞こえない。

もうすでにかけてから5分近く経っているのに、添乗員さんはどこにいるんだろう???


そう思っていると


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

また同じだ…。

すると急に自分の鼓動が早くなり、恐怖心が体を満たしていくのがわかりました。

あの人、だれだ? 人間じゃない?

すぐさま受話器を置き、深呼吸をし、発信記録をみると確かに添乗員さんの番号です。

どうしよう?かけ直そうか、でも怖いし…と少し躊躇うも、かけることにしました。

さっきと同じ呼び出し音。1回、2回、3回…。


「はい、△○です。」

と添乗員さんが出ました。レストランの雑音も聞こえます。

ほっとしながら手短に用件のみを話し、電話を切りました。

さっき出た女性は誰だったんだろう?女子高生みたいだったなぁと思いつつも、次の電話先の番号を調べます。


今度はスペインのマドリードにいる添乗員さんです。

先ほどと同じく日本の携帯の方へかけました。呼び出し音が数回続き、「はい」と出ました。


「私○○トラベルの□△と申します。お食事時に申し訳ありません。」と答えますと、

「あー、チョット待ってー」


えっ?

ぞわぞわぞわと背筋を悪寒が走ります。


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

な、なんで? またあの女性、っていうか女子高生?

その途端、手が震えだし、目の前が真っ暗になりました。

すると視えたんです。

セーラー服をきた女子高生が、真っ白な地下のようなところのあるドアの前に立っているのが。

そして手には携帯を持ち、部屋の中にいる人に一生懸命、声をかけているのが。


「ねー、電話! 来るのーっ? 待ってるのにぃーっ!!」

気づけば受話器をおろした状態でした。

番号を確認すると先ほどのブダペストの添乗員さんとは違う番号です。

また気を取り直すと、かけなおしました。するときちんと添乗員さんが出たのです。

僕が視た女子高生と、部屋の中にいた人は誰だったのでしょう?

彼女は僕と誰を話させたかったのでしょうか?

そしてなぜその人は話したがらなかったのでしょうか?


翌日、同僚で同じように霊感のある人と話していると、彼女も震えだして、

「部屋の中の人? きっとそれ、A上司よ。

彼女、自殺だったんだって…。伝えたいことがあったのかな…」って言いました。


それ以降、あの女子高生にはつながっていません。

真夜中の訪問者

私は父親が生まれた時からいなくて、ずっと母親と二人暮しでした。(現在は結婚して、家は出ていますが)

私がまだ母と暮らしていた、17歳の頃の事です。

夜中の3時ぐらいに、ピーーと玄関のチャイムが鳴りました。

丁度その日は母と夜中までおしゃべりをしていて、二人とも起きていました。

「こんな遅くに誰だろね」なんて話しつつ、私が「はい」とインターフォンをとりました。

そうすると女性の声で、「あの…あの…突然すみません…。今晩、あの…泊めて頂けませんか」と。

声の感じでは40代ぐらい。

その妙におどおどしていた感じが気になって、

「え?泊めてくださいって母の知り合いの方ですか?」と聞き返しました。