少女が警察官の親を斬首!「京田辺警察官殺害事件」とは

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京田辺警察官殺害事件

京田辺警察官殺害事件(きょうたなべけいさつかんさつがいじけん)とは、2007年9月18日に京都府京田辺市で、当時16歳の少女が警察官(京都府警南警察署勤務)である父親を殺害した事件。

出典:京田辺警察官殺害事件 - Wikipedia

	

経緯

2007年9月18日午前4時頃、少女は自宅2階の寝室で寝ていた父親の首を手斧(刃渡り11cm、柄約30cm)で切りつけて失血死させた。午前4時40分頃、少女の母親が「父親が首を切って自殺した」と119番通報。消防からの連絡で田辺署員が駆け付けたところ、2階の寝室のベッドで血塗れで死亡していることが確認された。1階キッチンに手斧が落ちており、側にいた少女の服に返り血が付いていたため、署員が事情を聞いたところ犯行を認めたため、殺人容疑で緊急逮捕した。

少女は犯行の5日前に自宅近くのホームセンターで手斧を購入していた。少女は動機について「父親の女性関係に数年前から疑問を抱いていた。ギロチンにしようと思った」と府警の調べに供述したとされる。

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警官の父親殺害容疑の次女が供述

京都府京田辺市で京都府警の巡査部長が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された専門学校生の次女(16)が、犯行前日の17日夜から眠らず、18日未明に父親を殺害したと供述していることがわかった。府警は、次女が父親の就寝を待って殺害しようと機会をうかがっていたとみている。調べに対し、父親にたたかれた体験やホラー趣味についても話しており、府警は事件との関連を慎重に捜査している。

 府警は19日午前に次女を送検、自宅の家宅捜索に着手した。次女を乗せた警察車両は19日午前9時半すぎに田辺署を出て、約1時間後に京都地検に着いた。


 調べによると、次女は18日午前4時ごろ、自宅2階の部屋で寝ている巡査部長の首などを斧(おの)で切りつけて殺害した疑い。次女は調べに対し「17日の夜から寝ていなかった」と供述したという。


 次女は普段、自宅2階で巡査部長の寝室とは別の、長女(19)と同じ部屋で就寝している。長女は府警の聴取に「夜中の午前0時ごろに寝た際、妹は部屋にいなかった」と話しているという。


 次女は事情聴取に素直に応じており、小学校時代に父親にたたかれた体験にも触れ、「父は嫌い」と供述。ホラー映画などにも興味があり、血を見るのが好きだともいう。これまでの調べで、父親の交友関係に触れて「父の行動で許せないことがあった」などと語り、犯行を認めている。

出典:京都16歳少女斧で警官の父殺害事件_まとめブログ

	

警察官の父親が16歳の二女に殺害された自宅=18日午後2時22分、京都府京田辺市で共同通信社ヘリから

			

京田辺・警官殺害 母に「お父さん切った」 二女、死亡確認後に告げ

京都府京田辺市で府警南署巡査部長(45)が二女(16)に手おので首を切られて殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された二女は犯行後、巡査部長の死亡を見届け、隣室で寝ていた母親(41)に犯行を告げていたことが19日、わかった。二女は「父親がこの世から消えてしまえばいい」と供述していることも判明。取り調べにも反省の言葉はなく、府警は同日、二女を送検。巡査部長の女性関係や母親との不仲を発端に強い殺意を抱いていたとみて動機の解明をさらに進める。

 調べでは、二女は18日午前4時ごろ、2階寝室で1人で寝ていた父親の巡査部長の首に、あらかじめ購入していた手おのを数回振り下ろして殺害。死亡を確認した後、2階の隣室で寝ていた母親に「お父さんを切った」と犯行を告げていた。


 巡査部長と母親は不仲だったといい、二女は父親について「暴力をふるわれた」「女性関係が嫌だった」などと供述している。同署でさらに詳しく聴いたところ、「お父さんがこの世から消えてしまえばいいと思った」などと、強い殺意を自供した。反省や後悔などは今のところ口にしていないという。


 一方、二女は日ごろから巡査部長に反発する行動を見せていたが、母親は府警に対し、「思春期の少女が普通に感じる程度の父親への反抗心と思っていた」などと話しているという。府警は、二女が父親に対して抱いていた嫌悪感や反抗心が殺意に変わった経緯の解明を進めている。


 さらに、府警は殺意を募らせた末の計画的な犯行との見方を強めており、家庭内の不和が二女の精神状態に影響していたとみて、家庭内の状況について母親や長女(19)からも事情を聴いている。

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家族構成

事件の影響

一部メディアは、少女が中学2年以降からゴシック・アンド・ロリータ(ゴスロリ)に興味を示すようになり、犯行時もそれらの服を着ていたと報じた。テレビアニメ『School Days』は、事件の影響を考慮し、AT-Xを除き最終話を放送自粛した後にそのまま打ち切りとなった。テレビアニメ『ひぐらしのなく頃に解』も同様に事件後、テレビ埼玉および東海テレビでは番組が打ち切られ、KBS京都では1週分の放送を休止した。ただし、同時期に放映されていた『アイドルマスターXENOGLOSSIA』では、ゴスロリ風の服の少女が斧で敵を殺すシーンがあり、前述の2作品よりは本事件との類似点が多かったが、特に問題とはならずに予定通り放映された。

本事件以降、千葉県や長野県、香川県で斧や鉈・鍬を使用した殺人事件や殺人未遂事件が発生しているが、このうち長野県で9月24日に発生した15歳の少年が斧で父親を殴打し、負傷させた事件では逮捕された少年がテレビで京田辺の事件を見て斧を凶器に選んだと供述している。このことから、2004年のドン・キホーテ放火事件以降に模倣犯が発生したのと同様、これらの事件も報道による二次被害拡大であるとの指摘も存在する。

出典:京田辺警察官殺害事件 - Wikipedia

	

School Days

2005年4月28日発売。通称「スクイズ」。

リメイク版『School Days HQ』が2010年10月8日に発売されている。


原作のPCゲームはTVアニメ70話以上の膨大な長さのフルアニメーションで作られ大きな話題となった。


2007年にはテレビアニメ化された。全12話。


アニメは2009年ニコニコ動画のマーベラスエンターテイメント公式ちゃんねる『まべちゃん』で配信が開始された。

2008年1月23日、京都家裁の決定で裁判長は動機について、厳しいしつけをしてきた父に女性関係があって、生理的な嫌悪感や不快感を抱いていたが、そんな父親に専門学校進学の許諾を得なければならなかったことに強い屈辱感を持ったためとし、6月頃には殺害を計画したとした。凶器に斧を選んだ理由については、強い興味を持っていたギロチンからの連想とした。

そして、犯行が残忍で計画性が認められる重大事案として、原則検察官に送致すべき事件としつつも、父親が女性関係を繰り返し、かつそのやり取りが残っているパソコンを容易に見られる状態にしていたことと、それについて母親が悩みを少女に繰り返し聞かせるとともに女性の素性を知らせるなどして、両親とも少女の心情を考えなかったと指摘。


さらに少女は、こだわりが強いという特性や潔癖を願う気持ちが強い性格があることより、抑うつ症状が強まっていたとして、保護処分とする特段の事情があると結論。謝罪する気持ちがあることや家族の処罰感情が強くないことも考慮し、長期間の矯正教育を施して更生を図るべきだとして、中等少年院送致の保護処分を決定した。異議はなく、そのまま確定した。

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